アドレナライズは電子専門の出版社です。
ミステリ、ホラー、SF、時代小説、架空戦記、ロマンスといった小説を中心に、
エッセイ、雑学、実用書、ノンフィクション等、さまざまな電子書籍を扱います。
入手困難な絶版本、過去の名作を発掘してリニューアル。
紙の本では読めない、電子オリジナル作品。
これからも、新しい可能性に挑戦していきます。
なお、現在配信中のタイトルは、画面上部の「作品リスト」から確認できます。
『深川日向ごよみ(1) 凍て蝶』
六道 慧・著
花夜叉との異名を持つ剣の達人、時津日向子が探屋稼業に奔走する
深川の南、永代橋近くの一色町。故あって国許を離れ、長屋暮らしの時津日向子、大助母子。小野派一刀流の遣い手でもある日向子は、骨董屋〈天秤堂〉の裏の仕事を手伝い糊口を凌いでいた。物探しや人探し、平たくいえば探屋である。時には一筋縄ではいかない相談事が持ちこまれる。そんな折、記憶喪失にかかった侍から「忘れた過去を探してほしい」との難解な依頼が持ち込まれる……。巻末に「電子版あとがき」を追加収録。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
『深川日向ごよみ(2) 催花雨』
六道 慧・著
夢に出てくる女を探してほしいと頼み込む若き侍、その真意は?
文政八年二月、深川は一色長屋に暮らす時津日向子、大助母子。小野派一刀流の遣い手でもある日向子は、骨董屋〈天秤堂〉の裏の仕事、〈日読み屋〉の一員でもある。そんな折、「夜毎、夢に現れる娘を探してほしい」との依頼が舞い込む。実際にいるのかいないのか、それさえもわからない。人探しは確かに得意分野とはいえ夢の中とは。ともかく〈日読み屋〉の面々が早速その女のことを調べるのだが……。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
『深川日向ごよみ(3) 忍び音』
六道 慧・著
持ち込まれた依頼は「明日を探してもらえぬか」という不可解なもの
文政八年立夏、骨董屋〈天秤堂〉の裏の仕事、〈日読み屋〉を手伝う時津日向子。物探しや人探しではなく、今度は用心棒の依頼が舞い込んだ。本石町の油問屋〈高砂屋〉の主、左金吾の一人娘であるお恵が命を狙われているという。日向子は一人息子の大助とも相談の上、引き受けることにした。一方で、四十なかばの牢人から「明日を探したい」という奇妙な依頼を受ける。全く無関係に見えたこの二つの依頼だったが……。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
『ニッポン労働搾取の変遷史』
森田靖郎・著
僕たちの給料はなぜ上がらない? 搾取しては棄てる、この負の連鎖を断ち切れ!
人生をすべて懸けて会社のために遮二無二、仕事に打ち込む人間を「社畜」と呼ぶ。だがこうした働き方を続けていると、過重労働に追い込まれ、鬱病などを患う危険もある。搾取され、棄てられた労働者の末路は悲惨である。国家も、政府も、企業も、社会も、誰も責任を取ろうとはしない。人をコキ使い、安上がり経営で生き抜いて高度成長を遂げたこの国は、この先、どこへ行き着くのか? 搾取する対象を次々と変えながら、本質的にはずっと同じことの繰り返しだったのではないか? そしていま、搾取した“揺り戻し”が社会全体に押し寄せているのではないか……。
過去の出来事は、今につながり、未来社会を形成する。歴史を知ることは、現代の問題と向き合うことでもある。本書は、経済大国にのし上がった現代ニッポンの功罪について、「労働搾取」を軸に分析する。電子オリジナル作品。
プロローグ 労働搾取が、コワイ
第一章 難民鎖国と化す川口市クルド人問題
第二章 禍根を残した外国人技能実習制度
第三章 棄民政策の犠牲となった就職氷河期世代
第四章 上野公園の蝟集イラン人はどこへ消えた
第五章 蛇頭・密航中国人ビジネスが“闇バイト”の源流
第六章 いまも影を落とす占領下の朝鮮人徴用
エピローグ 労働ブラック国家がホワイト化する日
●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。