アドレナライズは電子専門の出版社です。

ミステリ、ホラー、SF、時代小説、架空戦記、ロマンスといった小説を中心に、
エッセイ、雑学、実用書、ノンフィクション等、さまざまな電子書籍を扱います。

入手困難な絶版本、過去の名作を発掘してリニューアル。
紙の本では読めない、電子オリジナル作品。
これからも、新しい可能性に挑戦していきます。

なお、現在配信中のタイトルは、画面上部の「作品リスト」から確認できます。

NEWS

  • 2018/8/3
  • 『憎悪のかたち』『ガラスの街』『陽だまりの挽歌』
     河野典生先生のハードボイルド小説、一挙に3作品が電子で復刊です! ドラッグ、アルコール、セックス、そしてジャズ。昭和という時代を逞しく生きてゆく若者たちの姿を描いた短編集です。
     執筆時期がいずれも1960年代ということもあり、当時の混沌とした日本の風景が作中から読み取れます。だから、米軍兵士と娼婦の間で産み落とされた黒人ハーフ、という登場人物が多いんですよね。警察に追われている学生運動家、みたいな人も出てきますし。生臭いほどの「昭和」なんですが、いわゆる昭和ノスタルジーとは違った、リアルな昭和。ギラギラしています。金に汚く、自己中で、すぐ暴力を振るう最低な人間がたくさん出てきます。じめじめした都会の路地裏の、血と小便と反吐のニオイがします。
     こういった独特の空気感、今の時代では書ける人はいないんじゃないかなぁ…。3作品とも長い間絶版で、入手困難でした。この機会に是非!読んでみてください〜。

    『翔ぶ一族』
     ようやくこの作品を発表することができました。『小説新潮』に連載(1992年10月号〜1994年3月号/全18回)後、単行本化されなかった幻の長編小説が、電子オリジナル作品としてついに登場です!
     河野典生先生はハードボイルド小説の名手であるとともに、幻想SFの名手なんですよね。現在配信中の『街の博物誌』、『続・街の博物誌』は、ありがたいことに好調にダウンロードされております。  で、この長編小説『翔ぶ一族』は、雑誌連載後に原稿を加筆修正してから単行本化する……予定だったのですが、体調を崩されて、結局実現しないまま亡くなられてしまったのですね。つまり、彼の遺作ということになります。今回、ご遺族の方と相談させていただき、雑誌連載時のまま(ストーリーは完結しています)ではありますが、電子書籍というカタチで改めて世に送り出すことになりました。
     河野典生先生の、これは集大成といえる作品ではないかなぁ、と個人的に思っています。ジャンルとしては『街の博物誌』の流れを汲む幻想SFですが、詩を効果的に使ったくだりは『ペインティング・ナイフの群像』に通じるものがあるんですよね。物語の後半でインドが舞台となるのは、名作『明日こそ鳥は羽ばたく』といった冒険小説を想起させます。一連のハードボイルド小説のような、ドラッグとセックスにまみれたバイオレンス要素はないですが…。哲学的、詩的な要素が盛り込まれていて、これまでの作品の中では『町の案内図 声、そして彼らの旅』が一番近いかなとも感じましたが、いやこれは意見が分かれるところでしょう。やはり似て非なるもの、彼の新たな柱となる作品だと思います。是非!読んでみてください〜。

新刊案内

憎悪のかたち

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NEW『憎悪のかたち』

河野典生・著

強烈な反抗精神とスピーディーな個性的文体で若い世代の実態を描く

 譲治は膝を曲げ、横になったまま、薄く目を閉じている。疲れているのだが、頭の一部がひどく鋭くさえていて、音楽と女の笑い声が刺すように響く。昨夜のバーでの記憶を譲治は思い出す。もしかしたら、おれは睡眠薬を盛られたのだ。おれの部屋を家探ししたやつらと、内本が仲間だとすれば……。(「憎悪のかたち」より)
 養父を殺された黒人ハーフの少年が執念深く犯人を追いかけるハードボイルド・ミステリの表題作、ある日突然しっぽが生えてきた男と彼を取り巻く日本社会の滑稽さを描いたSF短篇「山田太郎の記録」など、珠玉の7本を収録した作品集。

*血肉
*山田太郎の記録
*末裔
*善行
*殺意の時
*遠い海、遠い夏
*憎悪のかたち

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

ガラスの街

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NEW『ガラスの街』

河野典生・著

乱交パーティ、ゴーゴー、睡眠薬(ハイチャン)などで彩られた夜の都会の若者たちの欲望

 それは、ミミというフーテンの真実であると同時に、あらゆるビートやヒッピーの真実であり、また人間そのものの真実でもある。私はそういう観点で、そのヒューマン・ドキュメントを作り上げた。レンズの対象として選んだ瞬間から、私にとって、ミミは捨て猫でしかなかった。(「ガラスの街」より)
 サイケとゴーゴーの渦巻く夜の新宿で、美貌のフーテン・ミミの捨て猫のような不様な死を推理タッチで描く表題作のほか、中年男女の爛れたセックスを、幼い目を通して鋭く告発する「殺!」等、昭和の風俗の虚像を余すところ描いた、ハードボイルド小説の中短篇集。

*ギラギラ
*殺!
*ガラスの街
*青い群
*黒い牛、青い羊
*疫病神より愛をこめて

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

陽だまりの挽歌

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NEW『陽だまりの挽歌』

河野典生・著

破滅へと突っ走ってしまった若者、そして悲しみに暮れる親たちは…

 あいつは、欲望のおもむくままに突っ走ってしまった。心臓がはりさけたって、もうあいつは帰ってこない…。高原の山荘に立てこもり、ありあまったエネルギーを暴発させた過激派の若者たち。暴走をいさめる親に銃弾で抵抗したが、その瞬間こそ、決定的な“親子の断絶”だった。
 欲望を野放しにした若者と初老の親との深い亀裂を描いた表題作のほか、著者会心の青春ハードボイルド短篇7本を収録。

*陽だまりの挽歌
*冬物語
*走る男
*夜の仲間
*彼らの幻の街
*彼は虚空へ走り去った
*少国民邂逅
*あいつらの街

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

翔ぶ一族

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NEW『翔ぶ一族』

河野典生・著

肩胛骨のあたりがうごめく、巨大な翼が姿を現す……そうだ、自分は“翔ぶことのできる種族”だ!

 椎名晨(しいな・あきら)は、幼い頃に“父”と共に空を翔んだ記憶を抱えていた。それは、彼が“翔ぶ種族”に属する証だった。ふつうの人間として成長し、二十一歳になった晨は、初めて自らの能力で空を飛翔する。そして“アキラ”としてインドの聖地に到達。そこで彼はシロウと名乗る“父”に再会し、シロウは“種族”の秘密を語る……。
 幻想SFの名手・河野典生が『小説新潮』に連載(1992年10月号〜1994年3月号/全18回)後、単行本化されなかった幻の長編小説が、電子オリジナル作品としてついに登場!

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

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