作品リスト

ノンフィクション

私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録

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『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』

家田荘子・著

第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品

 第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞の名作が、ついに電子化されました。

 エイズ患者の実態を知ろうと、周囲の反対を押し切って、アメリカでホーム・ナース・ボランティアの資格を取得した著者は、やがて一人の黒人女性患者と生活を共にすることになります。
 自らの内に潜む病への嫌悪感を乗り越え、患者たちと自然に接することができるようになるまでの苦闘と、そこに芽生えた友情を描いた感動のルポ。
 また、本作品を原作として、1992年には佐藤純彌監督により、同タイトルで映画化(東映配給)もされています。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・高野山真言宗僧侶。日本大学芸術学部放送学科卒業。女優、ОL、セールスレディ、取り立て屋、編集アシスタント、ウェイトレス、コンパニオンなど10以上の職歴を経て作家に。小説、エッセイ、コミックの原作などの作品も数多く発表しているが、必ず本人に会って取材をし、真実を伝える「ノンフィクション」作品に定評がある。著作本は、125作品を超える。なお、著作本のうち、『極道の妻たち』など、30作品以上が映像化されている。1999年鹿児島最福寺で得度をし、2007年高野山大学にて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け、僧侶になる。

セックスレスな男たち

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『セックスレスな男たち』

家田荘子・著

なぜ結婚すると夫は妻を抱かなくなるの?

 「セックスは、たまに頼む宅配のピザだ」「もう、妻とは肉親ですからね」「僕は仕事に性欲を奪われた」「私は、セックスレスで離婚しました」…。
 セックスレス男性が、静かに増加しています。しかも、若い年齢で。
 20代30代の男性に急増しているセックスレス。
 男性たちの本音が、ここにあります。

第1章 男たちのセックスレス
 「セックスは、たまに頼む宅配のピザだ」
 「アレは、とにかくめんどくさいんですよ」
 「僕は仕事に性欲を奪われた」
 「もう妻とは、肉親ですからね」
 「僕、性欲よりも物欲が強いんです」 ほか

第2章 女たちのセックスレス
 「セックスなんて、もうなくていい!」
 「新婚なのにセックスが、全然ない」
 「このままじゃ、私は救われない!」 ほか

第3章 カップルたちのセックスレス
 「私たちは、ほかのカップルと少し違う」
 「私たち、交際期間が長すぎました」

第4章 セックスレスを選んだ男たち
 「僕はほぼ毎日、自家発電してます」
 「セックスしない生き方もあると思います」 ほか

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・高野山真言宗僧侶。日本大学芸術学部放送学科卒業。女優、ОL、セールスレディ、取り立て屋、編集アシスタント、ウェイトレス、コンパニオンなど10以上の職歴を経て作家に。小説、エッセイ、コミックの原作などの作品も数多く発表しているが、必ず本人に会って取材をし、真実を伝える「ノンフィクション」作品に定評がある。著作本は、125作品を超える。なお、著作本のうち、『極道の妻たち』など、30作品以上が映像化されている。1999年鹿児島最福寺で得度をし、2007年高野山大学にて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け、僧侶になる。

ダイエットに賭ける女たち

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『ダイエットに賭ける女たち』

家田荘子・著

女性が「痩せたい!」と思う本当の理由とは?

 あなたはダイエットをしたことがありますか?
 世の中には、本当にたくさんのダイエット方法があります。
 しかし、本当にそのダイエットをして、痩せるのでしょうか。そして、痩せて幸せになれるのでしょうか。
 水だけで1ヵ月過ごす女優、ゆで卵ばかり食べる女子高生、エステに800万円かけるバスガイド…。こんな"ダイエットな日々"をさまよう女性たちへのインタビューを収録。彼女たちがダイエットを目指す、その本当の理由は何でしょうか…?

第1章 痩せて「人生をリセット」したい女性たち
「痩せてる私」なら何をしてても楽しい
 売れて芸能界の「勝ち組」になりたい
 薬の副作用による激太りから脱け出したい ほか

第2章 恋を「ダイエットの特効薬」にする女性たち
 失恋での激痩せが招いた不妊を克服したけれど……
 スタイルと一緒に昔の自信を取り戻したくて…… ほか

第3章 「ダイエット人生を駆ける」女性たち
 エステに800万円かけた元バスガイド
 人生日々、「ダイエットしたい」症候群
 小学5年生から、ずっとダイエット漬け ほか

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・高野山真言宗僧侶。日本大学芸術学部放送学科卒業。女優、ОL、セールスレディ、取り立て屋、編集アシスタント、ウェイトレス、コンパニオンなど10以上の職歴を経て作家に。小説、エッセイ、コミックの原作などの作品も数多く発表しているが、必ず本人に会って取材をし、真実を伝える「ノンフィクション」作品に定評がある。著作本は、125作品を超える。なお、著作本のうち、『極道の妻たち』など、30作品以上が映像化されている。1999年鹿児島最福寺で得度をし、2007年高野山大学にて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け、僧侶になる。

法廷が流した涙

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『法廷が流した涙』

白木達也・著

家族が恋しくなる、裁判にまつわる実話エピソード集

 裁判員制度が始まり、興味を持つ人が増えたとはいえ、普段、私たちは裁判や事件に縁がない生活を送っています。けれど、いつどんなトラブルに巻き込まれるのかは誰にもわかりません。

 証言台に立った時、人は何を思い、何を語るのか。

 本書は、罪を犯した人間、被害を受けた人間、またその家族たちを通じて、人の生き方・家族愛について見つめ直す人間ドラマをまとめています。

第1章 被告人が流した涙
 二重介護の末に
 償いの受け取り方
 不法入国者
 無理心中の決意
 逃れられない過去

第2章 証人が流した涙
 自慢の妹
 最後の居場所
 穂積橋が架かる時
 家庭内暴力
 夢をかなえる架空携帯

第3章 傍聴席が流した涙
 悪魔の盛り場
 従兄弟の裏切り
 教師を続ける

●白木達也(しらき・たつや)
1978年生まれ。岐阜県出身。IT企業勤務を経て、出版・音楽などの企画制作会社「アローグ・プランニングス」代表。新聞・雑誌で、法律・事件に関する執筆の傍ら、法科大学院受験スクールでも講師を務める。

ホームレスが流した涙

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『ホームレスが流した涙』

村田らむ・著

家族が恋しくなる、ホームレスにまつわる実話エピソード集

 深刻な金融危機を発端とした企業のリストラ・派遣切りの結果、失業者が増加し、ホームレスの数は急増しています。彼らは、その経緯だけでなく、現在の生活、置き去りにした家族などさまざまな悲しい事情をかかえています。

 本書では、著者がホームレスに密着取材。ともに生活し、真摯に話を聞き、彼らを通じて人の生き方・家族愛について見つめ直す人間ドラマをまとめています。

第1章 家族
 許してくれた家族たち
 最期に伝わった隣人の想い
 犬に救われた2つの命
 魔がさしてしまった瞬間
 世界でいちばん小さい結婚式
 車上でつき続けた無限の嘘
 逃げた自分に対する後悔
 父に逆らい続けて
 果たして、30年ぶりの帰宅

第2章 仲間
 上野の歴史と共に生きる
 不幸の連鎖
 脳溢血で潰えた夢
 寒波に消えた小さな炎
 若き野宿者の気付き
 安らかに眠れる場所

第3章 他人
 悩める若人の人生相談
 ホストの行く末
 見かけによらない若者たち
 したたかで強い目を持つ人
 暴力の代償
 DVに耐えかねて
 山谷で救われた日

●村田らむ(むらた・らむ)
1972年生まれ。愛知県名古屋市出身。イラストレーター、ライターとしてさまざまな雑誌で活躍する。サブカルチャーやアンダーグラウンド、犯罪などに関する記事を扱うことが多い。特に10年以上続け、もはやライフワークとも言えるホームレスに関するルポは評価が高い。

看護師が流した涙

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『看護師が流した涙』

岡田久美・著

家族が恋しくなる、病院にまつわる実話エピソード集

 病院というところでは、毎日多くの人が亡くなります。
 最愛の家族との最期のお別れの時、人はどんな涙を流したのでしょうか。幼い命を助けられなかった時、医療関係者はその衝撃をどのように受け止めるのでしょうか。

 本書では、その瞬間瞬間に立ち会ってきた現役のナースが、「家族愛」「人の温もり」が感じられる人間ドラマを1冊にまとめています。

第1章 小児科
 「ありがとう」と「ごめんなさい」
 愛せなかったわが子へ
 お兄ちゃんだから
 奇跡を願う気持ち

第2章 産婦人科
 生死を賭けた出産
 最後のプリン
 女であること
 笑顔を見せない患者さん
 母のぬくもり

第3章 一般病棟(外科)
 死に向かう手術
 生きているよりつらい言葉
 夫との約束

第4章 一般病棟(内科)
 孤独ではない死
 介護士の思い出話
 音楽セラピー
 届けられなかった想い
 極道が集まる病院

第5章 救急外来
 虐待してしまった母親
 植物状態のお父さん
 絶望からの回復

●岡田久美(おかだ・くみ)
東京逓信病院高等看護学院卒業。一定の勤務先を持たない、フリーの看護師。勤務先は病院・診療所など、求職時の気分や経験したい診療科目によるため、経験は多岐にわたり、経験勤務先は30件以上。いつでもどこでもどんなところでも勤務できるオールマイティな看護師を目指している。現在、『円まどか』などのペンネームにて、ゲーム(代表作は『白衣性恋愛症候群』『ソルフェージュ』)のシナリオやドラマCDの脚本を書くことを本業に、都内クリニックの非常勤看護師として、二足のわらじで勤務中。

原発・蛇頭列島

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『原発・蛇頭列島』

森田靖郎・著

「震災と密航」は「蛇頭と原発」につながっていく

 命と引き換えにしてまで次々と日本へ流れ込む密航者「東京チャイニーズ」。
 祖国の村おこし、巨大ビジネスとして……刻々と変化する密航事情。本書では、福建、香港そして新宿・裏歌舞伎町の隅々まで徹底追跡し、闇に潜む蛇頭と不法滞在者たちの真実の姿を解明する。
 また、2011年に起きた「3・11東日本大震災」と中国人密航者との関係にも言及。1995年の「阪神淡路大震災」と比較しながら、その闇を深くえぐり出す。

 大震災の混乱は、"手配師"の目には大きなビジネスチャンスに見えていた。
 阪神淡路大震災のドサクサに紛れて、機能を失った神戸港から、密航者が多数上陸した。
 そして16年後、フクシマの原発事故処理現場には、中国人が潜入しているという噂があった…。

 阪神淡路大震災から3・11東日本大震災にいたる16年の日本社会を「出稼ぎ密航者」と「原発ムラ」という「見えない外部」から、日本社会のほんとうの姿を見てみようというのが、本書の趣旨である。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)などがある。

ファースト・アトミック

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『ファースト・アトミック』

森田靖郎・著

原発はどこで始まったのか? GHQがつくった戦後ニッポンと「過ち」

 戦後ニッポンを構成してきたのは、合理主義、個人主義そして生命至上主義だったはずだ。3・11によって、それらが儚いものだと気づかされた。
 人間は欲望の塊だ。3・11の原発事故で、人間とくに組織の欲望が露呈した。政府、東電の傲慢、出来もしないことを出来ているように見せる欺瞞、そして都合の悪いことを隠蔽する姿勢など、見てはならないものを見てしまった。
 原発とはいったい何だったのだろうか。いったい誰が日本に持ち込んで、なぜ今までブレーキがかからずここまで来てしまったのだろうか。あれだけ悲惨な事故を起こし、そして現在でも収束していないにもかかわらず、なぜ過ちを認めて方向転換しないのか。
 その謎を解くためには、「原発の成り立ち」から「原発をやめられない社会」に至った歴史を学ばなければいけない。

第1章 原発との正しい別れ方
第2章 戦後ニッポンをつくったGHQ
第3章 もうひとつの戦後史・裏戦後史
第4章 なぜ原発をやめられないのか

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)などがある。

野獣の群れ チャイナマン・イン・東京

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『野獣の群れ チャイナマン・イン・東京』

森田靖郎・著

中国人密航ビジネスのカラクリを暴いた衝撃作!

 母国で年収30年分にあたるほどの多額の費用を借金してまで、東京やニューヨークにやってくる中国人密航者。目的はただ一つ、"出稼ぎ"である。
 密航して"出稼ぎ"をしないと生計が成り立たないほど貧困にあえぐ農村。密航船を用意する中国人マフィア。密航してきたスネーク(密航者)たちに仕事を斡旋する手配師。価格破壊で世界市場を狙う黒幕たち。その陰で、メード・イン・チャイナとメード・イン・チャイナタウンが壮絶な生き残りを賭けて闘う……。
 金満ニッポンの甘い蜜に群がり、黄金を夢見てきた「透明な隣人」が堕ちる地獄を描く。

 本作品は、チャイナ・マフィアと闇市場を支配する者たちが蠢く抗争街を描いた、渾身のノンフィクションです。
 密航者、手配師、華僑の幹部、そして彼らを取り締まるニューヨークの捜査官まで。中国人犯罪を追い続けてきた著者が、執念の密着取材を敢行。貴重な資料写真も多数掲載しています。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)などがある。

告白 731部隊

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『告白 731部隊』

森田靖郎・著

発掘! いまも生き続ける細菌部隊の告白調書

 1956年、中国撫順で「中華人民共和国人民法院特別軍事法廷」が開かれた。この裁判に先立って取り調べに応じた旧日本軍捕虜のなかに、元731部隊の隊員が数人いた。彼らは、自らの罪状を認め、すべてを告白した。
 本書は、元731部隊の隊員たちの赤裸々な告白をもとに、731部隊が置かれた現地をなんども取材し、現存する関係者に証言を得たものである。自らの罪と引き換えに資料を売った一部幹部と違い、罪を悔いた隊員たちの悲痛な証言の数々である。また、電子書籍化にあたっては、多くのカラー写真・資料を追加している。
 戦後も生きながらえた元731部隊の医学戦犯たちが、戦後の日本の医学、薬学界に君臨し続けた。世界一の長寿国といわれる日本人の健康は、あの731部隊の人体実験の犠牲者の血によって築かれたものともいえる。
 元731部隊幹部たちの戦犯逃れと新たな結託「GHQ血液銀行」の存在が、のちに薬害エイズなどを引き起こす要因のひとつとなった。遺伝子工学を応用した究極の生物兵器の開発などにも関与する731部隊は、過去ではなく現代の、そして未来へと引き続かねばならないテーマである。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)などがある。

中国人の無恥、日本人の無知

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『中国人の無恥、日本人の無知』

森田靖郎・著

中国は、国家として本気で尖閣諸島を獲りにきている!

 さまざまな行き違いや誤解などがあり、緊迫している中国との関係。この状況で、中国という国家の体質、中国人という気質を知ることは、隣人としてもっとも急がねばならない。
 武力衝突や戦争への危惧などの話は「杞憂」に終われば、それでいい。現実になってほしくはない。ただ、災難を、頭を低くして避けるだけが能ではない。中華民族、中華思想をよく知ることで、災難は事前に避けることは出来るのだ。

 本書では、中国という国の成り立ち、民族の性格、スパイやサイバーテロの実態、そしてアメリカや日本との関係性までをわかりやすく解説。はたして、「中華思想」の正体とは。そして、強さと脆(もろ)さが同居する中国人の正体とは何だろうか。
 長年にわたり中国を取材し続けてきたジャーナリストが書き下ろす渾身の一作! 電子オリジナル作品。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)などがある。

OLの秘密の話

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『OLの秘密の話』

性を語る平成OLの会・著

欲望、妄想、恋愛、結婚、セックス…ぜ〜んぶ教えます!

 下ネタって、女同士でも話しにくいもの。でも、内心は言いたくてウズウズしてる。そーんなナイショの打ち明け話を、OL3000人のアンケートで集めました!
 オンナがわからないとお嘆きの諸兄や、他のオンナのことを知りたい女性のアナタにぜひお読みいただきたい、問答無用・空前絶後のマジ告白の数々、と〜んとご賞味あれ。

第1章 わたしたちの真実
第2章 SEXアンド・ザ・オフィス
第3章 わたしたちの内緒話
第4章 OL人生いろいろ

●性を語る平成OLの会(せいをかたるへいせいOLのかい)
鋭い視点で恋人や会社の男性たちを観察し、恋愛や性について語り合うOLの会。全国でアクティブに活動する20〜37歳のOLたち150人が参加している。

監修:水次祥子(みずつぎ・しょうこ)
フリーライター。1993〜1995年にニューヨーク大学にてジャーナリズムを学ぶ。『週刊宝石』の契約記者として取材活動を始め、同誌の人気連載「OLの性」を担当。女性の恋愛や性について取材活動を続ける傍ら、スポーツ分野にもフィールドを広げ、1998〜2005年には米国に在住し大リーグを取材。主な著書に『格下婚のススメ』(阪急コミュニケーションズ)、『シンデレラは40歳。〜アラフォー世代の結婚の選択〜』(扶桑社文庫)、『これから結婚するつもりですが、何か?』(阪急コミュニケーションズ)などがある。

ずっと一緒に 盲導犬が老いたとき

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『ずっと一緒に 盲導犬が老いたとき』

田中真由美・著

盲導犬を引退したあとも、ずっと家族でいたい

 せつない別れがあります。
 盲導犬が歳を取り、「引退」すると、大好きな大好きなユーザーさんとお別れをしなければなりません。
 もしユーザーさんが引退した盲導犬と、最後まで一緒に暮らすことを希望した場合、新しい盲導犬は貸与されません。それは、さまざまな不便さを受け入れることを意味します。たとえば、引退犬とともに、もう電車やバスには乗れなくなります。お店にも入ることはできなくなります。引退犬を引き取るということは、とても覚悟の伴うことなのです。

 本書は、盲導犬との生活、そして引退盲導犬を引き取って暮らしていく大変さ、あるいはそこから生まれる喜びを「泣ける」エピソードとしてまとめています。

第1章 引退犬と暮らすには
第2章 カンちゃんとの出会い
第3章 日々の暮らし
第4章 旅が好きなわけ
第5章 盲導犬を卒業する日
第6章 もしも願いが叶うなら

●田中真由美(たなか・まゆみ)
1968年、兵庫県姫路市生まれ。9歳のときに、スティーブンスジョンソン症候群を発症。14歳で、地元中学校から兵庫県立淡路盲学校に転入し、夫の保と出会う。15歳に上京し、21歳で筑波大学附属盲学校卒業。東部百貨店池袋店にて、ヘルスキーパーとして勤務。2年後帰郷し、兵庫県宍粟市で保と結婚。その後、夫のパートナー盲導犬カンタスを家族に迎える。現在、兵庫県姫路市の「カンタス治療院」で鍼灸マッサージ師、アロマセラピスト、クレイセラピストとして従事している。

東京夜の駆け込み寺

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『東京夜の駆け込み寺』

酒井あゆみ・著

体だけでなく、自分まで売っていませんか?

 毎日十数本の硬直した男のペニスをくわえ、"射精請け負い職人"として働く女性たちが心の底で求めているものとはいったい何なのか。虚偽の愛のうらには、裸をめぐる知られざるドラマがあった。
 元風俗嬢の著者が綴る迫真のルポルタージュ。

第1章 あゆみ(AV女優マネージメント業)
第2章 香織(ストリップ嬢)
第3章 恵子(ヘルス嬢)
第4章 真弓(ヘルス嬢・元A∨売れっ子女優)
第5章 由美(元売春少女)
第6章 小百合(SMの女王様)
第7章 知子(ホテトル嬢)
第8章 美香(元ヘルス嬢)

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

東電OL禁断の25時

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『東電OL禁断の25時』

酒井あゆみ・著

被害者と"夜の渋谷"で"同僚"だった著者が事件を追っていく

 「まさか……、裕子さん? あの裕子さんなの」
 たまたま訪れた知り合いの風俗店で、私は1枚の写真を見て息を呑んだ。そこに聞き込み捜査に来ていた刑事が提示したその写真には、暗いブルーの壁を背にし、こちらをじっと見据えている女の顔があった。ペッタリと貼り付いたようなストレートの長い髪、濃いアイシャドー、真っ赤な口紅……。けばけばしい外見とは対照的に、その表情には、まるで深い海の淵に迷い込んでしまった稚魚のような、あやうい心許なさが漂っていた。
「裕子さんだ」
 それは、まぎれもなく、5年前に同じホテトルで働いていたあの人だった。

 慶応大学出身のエリートOLという昼の顔と、ホテトル嬢という夜の顔。そのギャップにばかり焦点を当てた報道。円山町東電OL殺人事件の被害者と"夜の渋谷"で"同僚"だった著者が、風俗嬢の立場から事件の「なぜ」に迫る。

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

人妻風俗嬢

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『人妻風俗嬢』

酒井あゆみ・著

妻というレッテルに苛だつ女性たち

 妻というレッテルに苛だつ女性たちは、なぜか風俗嬢という生き方を選択した。そして実際に何を手にしたというのか。「初めて女として扱われた気がする」と照れながら告白するファッションヘルス嬢の真理子(28)。「平凡な主婦で終わりたくない」と語る性感ヘルス嬢のルミ(20)。
 十七人の風俗嬢たちのリアルな声を元風俗嬢の著者が密着リポート。

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

眠らない女

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『眠らない女』

酒井あゆみ・著

昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢

 朝ふつうに出勤しても、夕方になると風俗嬢に変わる女性たちがいる。税理士をしながらSM嬢、高校教師でありながらホテトル嬢、会社を経営しながらソープランド嬢など。15人の風俗嬢には、どうして"ふたつの顔"が必要なのか。その本心に鋭く迫る。
 元風俗嬢の著者のひたむきな情熱で完成させた力作。都会の謎に迫る異色ノンフィクション。

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

セックスエリート

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『セックスエリート』

酒井あゆみ・著

年収1億円、伝説の風俗嬢をさがして

 営業開始から10分で予約が埋まってしまう「怪物のような風俗嬢」が誇る究極のテクニックとは何なのか? ソープランド、ファッションヘルス、SM倶楽部、AV女優など風俗のフルコースを体験した元落ちこぼれ風俗嬢が、吉原・ススキノ・横浜・雄琴で活躍するナンバーワン風俗嬢たちの素顔に迫る。業界のタブーを暴く、衝撃のノンフィクション。

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

レンタル彼氏

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『レンタル彼氏』

酒井あゆみ・著

逢いたいときだけ買える男

 専業主婦、保育士、外資系OL、ファミレス店長、会社経営者など12人の女性は、どうして数万円も払って男を買い続けたのか? 彼女たちが得たものは結局なんだったのか? 元風俗嬢である著者が、自らの男買いの経験を告白しながら「男を抱く快楽」に目覚めた女性の切ない本音を伝える。今、マスコミで注目の"裏ビジネス"の真相が明かされる。

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
1971年、福島県生まれ。中学生から時給に惹かれて地元のキャバクラで働き始める。高校卒業後、上京。キャバクラでバイトを経験した後、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優を経験。20歳の時にヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。自分でも現役女優をしながら社長業務をする。22歳の時、とある作家の取材コーディネートをきっかけに出版社の編集者と知り合う。熱心な執筆依頼を受け、半年後にデビュー作『東京夜の駆け込み寺』を発表(同タイトルはTBSの番組になった)。作家活動に入り、多数の作品を発表する。フランスで初上映した『TOKYONOIR』をはじめ、小泉今日子主演の『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』の監修など映像業界でも活躍。30歳を境に同棲していたヒモ男と別れる。貢いだ金額が一億近く。その反動で「男買い」を始める。その体験を元に執筆した『レンタル彼氏』(幻冬舎)は、GYAOでドラマ化され、ランキング1位を独走する。同時に漫画化もされた。

僕の見た「大日本帝国」

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『僕の見た「大日本帝国」』

西牟田 靖・著

知られざる反日と親日のリアルとは? 教わらなかった歴史と出会う旅

 サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、中国東北部(旧満州)。明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、それらの国・地域は「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ。
 戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人……と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っているのだった。僕は、大日本帝国の領土だった各地に「日本の足あと」を探す旅を始めた。
 ニュートラルな視点で「過去と現在」を見つめる、みずみずしい旅人の感性と思考が、報道されない「反日と親日」の現状とアジアの人びとの心を鮮やかに描き出す傑作。反日で揺れる竹島ルポも収録。第4回新潮ドキュメント賞最終候補作。

プロローグ ジャパニーズ・エンパイア
第一章 ロシアの鳥居 サハリン篇
第二章 山の中の敬礼 台湾篇
第三章 交差する感情 韓国篇
第四章 消せなかった橋 北朝鮮篇
第五章 見せしめの記念碑 中国東北部篇
第六章 十字架と鳥居 ミクロネシア篇
エピローグ ストレンジ・デイズ
電子版あとがき
解説(ジャーナリスト・村上和巳)

●西牟田靖(にしむた・やすし)
1970年、大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業。就職し8ヵ月間IT企業で働いたあと、地球一周の船旅を体験。以降、ライターとしての道を歩む。近年は骨太なノンフィクション作品に取り組んでいる。著書に『ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影』(光文社)、『ニッポンの国境』(光文社)、『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)、『僕たちの「深夜特急」』(スパイク)など。

ポツダム看護婦 (上)

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『ポツダム看護婦 (上)』

村上和巳・著

「戦争が激しくなったら、外地に女性も行くようになるかもしれないわよ」

 太平洋戦争時、軍籍を持って、つまりは「女性兵士」として戦地へ出兵された日本人女性たちがいた。この歴史的事実を知る者は少ない。
 九〇歳を超えた現在も、無二の親友として交流の深い二人である、鰐淵照子と大賀幸子。彼女たちは、血と火薬の匂いが煙る最前線において、一体何を見て、何を感じたのか。
 本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。

プロローグ
第1章 元気少女・照子とご令嬢・幸子
第2章 タイピストの職務に就く
第3章 照子が戦地で目にした戦争
第4章 照子と幸子、海軍省で出会う

●村上和巳(むらかみ・かずみ)
1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間 戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影 東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012 JAPAN AWARD 東日本大震災部門奨励賞受賞。

ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝

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『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』

神山典士・著

世界で2000試合無敗の伝説を持ち、グレイシー柔術の祖となった日本人

 遠く明治時代、アメリカを振り出しにヨーロッパ、中南米と、世界各地を放浪しながら異種格闘技戦を繰り返し、二千試合無敗の戦績を残した柔術家がいた。
 コンデ・コマ=前田光世。グレイシー柔術の祖となった日本人の青春を描く。小学館ノンフィクション大賞優秀賞作品。

●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる〜異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。

初代総料理長サリー・ワイル

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『初代総料理長サリー・ワイル』

神山典士・著

日本に本格フレンチを伝えた伝説のシェフ

 見たこともないメニューと、べらぼうに美味いその味。若き料理人、サリー・ワイルの作る料理を味わおうと、昭和初期の食通達は、横浜のホテルニューグランドに通い詰めた。
 サリー・ワイルの下から多くの弟子が巣立っていった。ホテルオークラの小野正吉、東京プリンスホテルの木沢武男、日活ホテルの馬場久……。現在の、日本フレンチの絢爛は、彼の生み出す革命的な料理が育んだのだ。

 日本の西洋料理はいつ、誰によって本場の味が持ち込まれたのか?
 何故ひとりのスイス人が20年間も日本に滞在して料理を創り続けたのか?
 西洋料理界を発展させたひとりぼっちのアウェーの闘いとは?
 ワイルを日本に誘った明治末期のエスコフィエの晩餐会とは?
 関東大震災から1980年代まで、日本の西洋料理史が今、つまびらかになる!
 日本に本格フレンチをもたらした「初代総料理長」サリー・ワイルの波乱の生涯を甦らせた料理史ノンフィクション。

●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる〜異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。

北朝鮮にスマッシュ。

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『北朝鮮にスマッシュ。』

神山典士・著

東京発・平壌行、5泊6日食事付き27万円ツアー顛末記

 ある日、デザイナーの浅葉克己さんから誘いを受けた。北朝鮮チームと卓球の親善試合ができそうだから、従軍記者としてついてこないか、というものだ。さまざまな疑問と不安を感じながら、ひたすら僕は見たもの感じたものをノートにメモし続けた……。

「デートはどこでしたの」〜中略〜「それは橋の下です。共和国の男女はだいたい橋の下でデートをします」「何回目のデートで結婚を決めたの」「四回目です。三回デートして四回目で決めました」

「共和国にもゲイはいるんだ」〜中略〜「いえいません。表向きはいないことになっています」そう言ってしまってから、思わず金さんの口元がニヤリと綻んだ。

「共和国では避妊はどうしてるの」意地悪な質問もしてみた。「はい、ピルを使用します。コンドームは性感を悪くしますから、あまり使われていません」

 まだ拉致被害者問題もテポドン騒ぎも一般的でなかった1998年8月、北朝鮮の人々と触れあった7日間の"ピンポン・ミステリー・ツアー"。
 今だからこそ書ける、著者入魂の「長いまえがきとして『半島の血、いずるところ』」を電子オリジナルとして特別収録。

第一章 北京発、平壌行き「深夜特急」
第二章 朝焼けの「迷宮」
第三章 地下一〇〇メートルの邂逅
第四章 二つの三八度線
第五章 共和国への地下水脈

●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる〜異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。

柔道五輪金メダリスト猪熊功はなぜ自刃したのか

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『柔道五輪金メダリスト猪熊功はなぜ自刃したのか』

井上 斌;神山典士・著

国民的ヒーローとなった男の凄絶な死

 私を見て少し微笑んだように見えた次の瞬間、猪熊は「今ならできる!」という低い叫び声とともに机上の脇差を取り上げ一気に首に突き込んだ。(本文より)

 2001年9月28日、東京オリンピック柔道重量級金メダリスト、猪熊功死す。自ら頸動脈をついて自害した壮絶な死の理由とは? その直前二週間、心身ともに最高の状態で死にたいという理由で行われた、美しき死のための合宿の詳細。「まだまだっ、切れてない」最後の瞬間を看取った合気道家、井上斌の証言で綴られる衝撃の真相。

プロローグ 夢
第一章 終わりへの始まり
第二章 猪熊功という男の逆転人生
第三章 再起不能の病からの帰還
第四章 美しき死への合宿
第五章 人生の転換期、柔道から実業へ
第六章 再々度の延期
第七章 哀しき経営者・猪熊功
第八章 最期
エピローグ 光と陰

●井上斌(いのうえ・たけし)
1946年中華民国北京市生まれ。1968年慶応大学法学部政治学科卒業。英国合気道協会主席師範を経て、1972年住友不動産入社。ハワイカントリークラブ、泉カントリー倶楽部、新宿住友ビル管理を経て、1987年退社。その後、1989年東海建設入社、社長室長、東海不動産管理常務取締役を経て、2001年東海建設破産により退職。現在株式会社エス・ユウ代表取締役。毎年1回、英国において合気道講習会を開催。師範を務める。
●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる〜異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。

OL性地へ行く

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『OL性地へ行く』

古河 潮・著

ニッポン女子が実体験したセックス現場レポート

 若い女性はセックスについてどう考えているのでしょう? 本書では、ごく普通のOLが「性地」で体験した仰天エピソードを収録。そこには、性に対する好奇心にあふれた彼女たちの本音が見え隠れしていました。新感覚の告白型ノンフィクション、電子オリジナルで登場です。

・痴漢電車
・SMクラブ
・SEX博物館
・AV撮影の現場
・ファッションヘルス
・新宿2丁目
・不倫パーティ
・ゲイの聖地
・映画館
・ラブホテル
・アダルトショップ
・ホストクラブ
・浮世絵展

●古河潮(こが・うしお)
ノンフィクションライター、女性の愛と性研究家。話を聞かせてくれるという女性がいるとなればどこにでも飛んでいき、全国津々浦々、彼女たちを訪ねて歩きまわる。これまで500人以上の女性たちを取材し、雑誌・WEBなどで活躍中。

フリーター・クロニック

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『フリーター・クロニック』

杉元伶一・著

おいしいアルバイトは何? チャート分析つき爆笑体験ルポ

 アルバイトの魅力はお金じゃない。楽してカッコ良く、見栄も張れてナンパに最適、オイシイ思いができなきゃウソ。欲望と下心のおもむくまま、スキー場からラブ・ホテル、不動産屋、コンビニ、ガソリンスタンド、レンタルビデオ、ケータリング、ホスト、訪問販売、ガードマン、公営ギャンブル場などなど、39の仕事を体験。おすすめチャートもついたフリーター必読マニュアル。楽しくなければ仕事じゃない!
 80年代後半に雑誌「ホットドッグプレス」で連載され、大反響を巻き起こした伝説のバイト体験ルポが電子書籍にて復刊。

●杉元伶一(すぎもと・れいいち)
1963年、埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部中退。大学在学中に『東京不動産キッズ』で小説現代新人賞を受賞。現代を鋭く切りとる才筆で文壇の注目を浴びる。著書に、映画化された『就職戦線異状なし』『スリープ・ウォーカー』(講談社)などの他、漫画原作として『国民クイズ』(太田出版)がある。

薔薇の鬼ごっこ

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『薔薇の鬼ごっこ』

末永直海・著

私にとって何かのときの保証は、銀行でも国でも制度でもなく「男は助平である」ことだった

 舞台はキャバレー「赤羽ファンタジー」。かりそめの花園に群がる男たちと追いつ追われつのゲームを繰りかえすホステスたちの心の内側を、自らの体験をもとに描く。男女の業の狭間で、精神のバランスをけんめいに保ちながら働く女性たちの実像。ホステスと客の心理ゲームの行方は……?
 ノンフィクション文学賞、第三回蓮如賞優秀作。

●末永直海(すえなが・なおみ)
1962年福岡県北九州市に生まれる。漫画家小林よしのりの秘書、ホステス、旅回り演歌歌手など数多くの職歴を経て、1996年デビュー作となる「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞。2002年「百円シンガー極楽天使」が文化庁の主催する海外輸出小説、昭和〜平成の優れた日本文学27作品に選出され、アメリカ、イギリス、ロシアで翻訳刊行される。

4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集

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『4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集』

小平尚典・著

失われた520名の命と4名の奇跡の生存者の記録

 すでに自衛隊の姿は視界から消えていたが、それでも上へ上へと登るうち、どうやら頂上近くまでたどりついた。ヘリコプターが飛んでいるのが眼下に見える。「小平さん、煙!」。T記者の指さす方を見ると、うっすら何か立ちのぼっているのが見える。急いで300ミリレンズにコンバーターを付けてファインダーを覗くと、文字が見てとれた。「JAL」。飛行機の翼だった……。(あとがきより)

 1985年8月12日、乗員・乗客520名の命を奪った日航機墜落事故。現場に急行したカメラマンが捉えた生存者救出のフォト・ドキュメント。1999年、英国BBC放送「20世紀の報道記録写真」に選ばれた写真集(1991年刊)の電子書籍版。悲惨な事故現場の様子を克明に記した「あとがき」(英訳文も同時収録)を巻末に掲載している。

●小平尚典(こひら・なおのり)
フォトジャーナリスト、メディアプロデューサー。1954年、福岡県北九州市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。1981年、新潮社「FOCUS」誌創刊スタッフとして参画。日本写真家協会会員、米国海外特派員協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。著書に『おやさと写心帖 MYファースト天理』『THIS IS NOMO』『シリコンロード』、共著に『神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って』『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子・アラバマのワニ』『原爆の軌跡』『誰でもないもの』『そうだ、高野山がある』など多数。

●翻訳者:クリストファー・フッド(Christopher Hood)
イギリス・カーディフ大学教授、また同大学の日本語研究センター長でもある。御巣鷹山JAL123便墜落事故のことを「飛行機事故のタイタニック」と命名した人物。日本の交通工学にも造詣が深い。

ポツダム看護婦(下)

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『ポツダム看護婦(下)』

村上和巳・著

「日本軍は負けた。生きて国へ戻るため、君たちは、看護婦に化けなさい」

 太平洋戦争末期、南遣艦隊司令部に従軍していた女性タイピストたち。戦地・インドネシアで終戦を迎えた彼女らは、「人身保護」のため看護婦に転身。密かに日本への復員を待ち続ける…。
 知られざる歴史がついに明かされる、感動のノンフィクション作品。
 本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。

第5章 バリクパパンでの生活
第6章 敗戦の序曲
第7章 ポツダム宣言
第8章 ポツダム看護婦への転身
第9章 囚われの地・プジョン
第10章 帰国への途
第11章 久しぶりに見た日本

●村上和巳(むらかみ・かずみ)
1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間 戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影 東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012 JAPAN AWARD 東日本大震災部門奨励賞受賞。

六四(リュウスウ)天安門事件

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『六四(リュウスウ)天安門事件』

森田靖郎・著

「血の日曜日」はなぜ起きたのか、その時、ぼくらは何を見たか

 1989年6月4日、天安門広場に集まった学生たちが虐殺された「天安門事件」。中国共産党にとって大きな汚点となるこの事件は、世界に衝撃を与えた。そして、天安門事件で弾けた"種"は、東欧へ民主化の風として吹き、ベルリンの壁が崩壊し、ソ連の解体、冷戦終結、そしてアラブの春へと導いて行く。
 だが、あなたは、天安門事件のことを、どれだけ理解しているだろうか。いま立ち止まって、「北京の55日」といわれたあの民主化運動を見直すことは、不透明なこれからの社会を読み解く足掛かりになることは間違いない。本書は、胡耀邦元総書記の哀悼のために集まった大衆運動から始まり、終結を意味するケ小平の鎮圧報道までを追った、衝撃のドキュメントである。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)などがある。

OL性獣に会う

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『OL性獣に会う』

古河 潮・著

ごく普通のOLが遭遇した「こだわりの性癖」を持つ男たち、その体験レポート

 オフィスではこんなに清楚な風を装っているけれど、一歩会社を出れば淫らな女になってしまう。さて今日はどの男を誘おうか……。そんな経験豊富なOLが出会った、とんでもない男たちの性癖。新感覚の告白型ノンフィクション、電子オリジナルで登場です。

T OLを悶えさせた男たちの性癖
 1 出会い頭の勃起
 2 鑑賞する男
 3 彼はアメンボ男
 4 セックス・アドベンチャー
 5 初デートで後ろから
 6 露出するのがお好き
 7 コスチュームでプレイ
U 実はアタシにも性癖はあるんです
 1 むき出しでごめんなさい
 2 欲情するのはなぜか……
 3 縛って欲しいの
 4 ついついフェラの癖が
 5 他人のモノしか愛せない

●古河潮(こが・うしお)
ノンフィクションライター、女性の愛と性研究家。話を聞かせてくれるという女性がいるとなればどこにでも飛んでいき、全国津々浦々、彼女たちを訪ねて歩きまわる。これまで500人以上の女性たちを取材し、雑誌・WEBなどで活躍中。

血と知と地(上)

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『血と知と地(上)』

吉川 良・著

競馬界の盟主となった吉田善哉という人間を浮き彫りにしていく

 1921年吉田善助の三男坊として生まれた善哉少年。子供のころから馬のお腹から生まれたといわれたほどの馬好き。父からまかされた千葉の牧場。青年善哉の苦闘の始まりだった。結核で兵役は免除されたものの、人も馬も飢え、死と隣り合わせで遮二無二生き抜いた戦中。そして、戦後、父善助の果たせなかった夢を追う善哉の意欲はとどまることを知らず、日本人にはまれな強大なエネルギーで社台ファームを形作っていく、その馬産に賭ける前半生を描く。
 1999年のJRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞した、ノンフィクションの名作。

●吉川良(よしかわ・まこと)
1937年、東京生まれ。芝高等学校卒、駒澤大学仏教学部中退。1978年『自分の戦場』で第2回すばる文学賞受賞。1979年『八月の光を受けよ』で芥川賞候補、『その涙ながらの日』で二度目の候補、1980年『神田村』で三度候補となった。1999年JRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。

血と知と地(下)

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『血と知と地(下)』

吉川 良・著

社台ファームの総帥、故吉田善哉の伝記的作品

 社台ダイナースクラブの成功により順調に発展する事業だが、前進しか知らない善哉は、得た金は種牡馬や繁殖牝馬の購入に注ぎ続けた。そして、ノーザンテースト産駒ダイナガリバーによる、父善助からの悲願であるダービー制覇。さらにあの奇跡の種牡馬サンデーサイレンスの獲得、山元トレセンの設立と、その意欲はとどまることなく、父子二代の望みは社台王国として達成され、息子たちの時代に引き継がれる。10年にわたり交友のあった著者が描く吉田善哉の生涯。
 1999年のJRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞した、ノンフィクションの名作。

●吉川良(よしかわ・まこと)
1937年、東京生まれ。芝高等学校卒、駒澤大学仏教学部中退。1978年『自分の戦場』で第2回すばる文学賞受賞。1979年『八月の光を受けよ』で芥川賞候補、『その涙ながらの日』で二度目の候補、1980年『神田村』で三度候補となった。1999年JRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。

東京検死官 三千の変死体と語った男

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『東京検死官 三千の変死体と語った男』

山崎光夫・著

指先で死体に訊く"検死の鬼"があの事件を語る

 腐爛死体、焼死体、溺死体……目を背けたくなる凄惨な死体は、何よりも真実を語る。生涯で3000体もの変死体と向き合った空前絶後の検死官・芹沢常行。六〇年安保闘争で死亡した樺美智子さんをはじめ、誘拐・殺害された雅樹ちゃん、永山則夫の連続ピストル射殺事件で犠牲者となったガードマンなどの検死を行い、浅沼稲次郎や力道山の検死にも立ち会っている。また、三億円事件など昭和を揺るがした事件を冷徹に見つめてきた。
 検死官として数々の変死体と向き合ってきた男・芹沢常行と戦後日本の「業」を描くノンフィクション長編。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

逆転検死官

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『逆転検死官』

山崎光夫・著

迷宮入りを許さない名検死官との克明な対話

 迷宮入りもやむなしと思われた事件が幾度、彼の手で解決されただろうか。3000体もの変死を扱った空前絶後の検死官・芹沢常行。鍛えられた勘と技術は「自殺」を「他殺」に変え、意外な真犯人を暴き出す。人呼んで「逆転検死官」。ワトソン役の作家・山崎光夫がその奥義に迫り、難事件の真相解明に挑んだ。
 好評『東京検死官 三千の変死体と語った男』の続編にあたるノンフィクション長編。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

カネと自由と、文明末ニューヨーク

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『カネと自由と、文明末ニューヨーク』

森田靖郎・著

アメリカ的資本主義の断末魔が聞こえる……そして新たな文明の幕開けの予感

 アメリカ社会、とくに創世記の基幹産業界においては移民と切り離せない関係がある。移民労働は、アメリカ文明の根っこを支えている、いわばアメリカ文明の起源の原点でもある。その一方で、「移民は安価の労働者」という考え方がアメリカ社会に深く浸透している。出稼ぎ移民とくに非合法移民が、アメリカ人の労働環境を悪化してきたという根底の考えが、トランプ現象を生み出したともいえる。(本文より)
 アメリカ文明とは、つまるところ、何なのか。“アメリカニズム”を移民たちはどのように受け留めるのか。ニューヨーク・チャイナタウンの視点から「移民排斥の歴史を繰り返す国家」の姿を見てみよう…。
 世界を見続けてきたノンフィクション作家が語る、“アメリカ文明と、その未来のルーツ”とは。貴重な資料写真で綴る「写真で見るニューヨーク・チャイナタウン史」も同時収録。電子オリジナル作品。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続ける。小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人〜小説・中国人犯罪〜』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『悪夢』(光文社)など。

日本の怪獣・幻獣を探せ!

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『日本の怪獣・幻獣を探せ!』

宇留島進・著

怪獣は本当にいる! 日本各地で続発しているUMA(未確認動物)との遭遇事件を徹底的に追跡!

 日本はまさに「UMA(未確認動物)列島」と読んでもいいくらい、各地で得体の知れない怪物との遭遇事件が起こっているのがわかる。特にイッシーやツチノコなどは海外の研究家たちから資料の要請を受けることがあり、すでに世界的に知られた存在なのであるのだ。(本文より)
 ツチノコ、ヒバゴン、イッシー、巨大魚、カッパ……伝説を超えて、その存在を主張する日本のUMAの謎に迫る! 多数の資料写真を収録したUMA研究の名著が電子書籍で復刊。

第1章 怪蛇、幻のツチノコを追う
第2章 中国山脈に棲む、獣人ヒバゴン
第3章 池田湖の護神か? 怪竜イッシー
第4章 出麓の池に棲む巨大魚と湖底水棲獣
第5章 現代に生きる伝説の幻獣たち
第6章 全国各地で起こった未知動物遭遇事件

●宇留島進(うるしま・すすむ)
1947年、東京に生まれる。某情報産業に従事。子供のころからの怪獣好きが高じて海外の研究団体に所属し、さまざまな資料を目にするうち、自ら調査に赴くようになった。「国際隠棲動物学会」「日本フォーティアン協会」に所属。本業の傍ら、UMAを中心に各種超常現象の情報収集と調査活動を続けている。その成果は『月刊ムー』などに発表されている。

誰も国境を知らない

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『誰も国境を知らない』

西牟田靖・著

国境の島々には、行かなければ見えない「知られざるニッポン」がある!

 今も戦後が終わらない北方領土、見ることのできない島・沖ノ鳥島、民族的聖地となった竹島、上陸を禁じられ政治的秘境となった尖閣諸島。そこには、国境で暮らす人、かつて暮らしていた人、国境を守ろうと運動する人、取り返そうと運動する人がいた。僕たちは、この国のリアル(真の姿)をどこまで知っているのだろうか? 国境問題の現状と、戦争や政治によって膨張し収縮する国境問題に振り回されている人々を描くノンフィクション。
 文庫刊行時に追加された尖閣諸島へのルポ(2012年)および、文庫化の際に削除された「硫黄島」と「小笠原諸島」の章を復活して収録。さらに資料写真もカラーにして再収録した完全版。

プロローグ……膨張と収縮のヒストリー
一 北方領土T……渡航を禁じられた島
二 沖ノ鳥島……国家が守る見えない島
三 竹島T……民族的聖地への上陸記
四 対馬……隣国と向き合う交流の島
五 硫黄島……国家に裏切られた島
六 小笠原諸島……日米の間で揺れ続けた島
七 与那国島……国境の手前でもがく島
八 竹島U……奪われた島をめぐる記憶
九 北方領土U……歴史が止まったままの島
十 尖閣諸島……政治的な秘境となった島
エピローグ……日本の中心から遠く離れて

●西牟田靖(にしむた・やすし)
1970年、大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業。就職し8ヵ月間IT企業で働いたあと、地球一周の船旅を体験。以降、ライターとしての道を歩む。近年は骨太なノンフィクション作品に取り組んでいる。著書に『本で床は抜けるのか』(本の雑誌社)、『わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち』(PHP研究所)『ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影』(光文社)、『ニッポンの国境』(光文社)など。

〈日本國〉から来た日本人

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『〈日本國〉から来た日本人』

西牟田靖・著

日本の占領地で敗戦を迎えた日本人達……彼らが体験した「帰国」とは?

 旅をしていくうちに、ある疑問が僕の心に膨らんでいくようになる。かつての日本の領土に住んでいた日本人は、現地でどのように暮らし、どうやって本土へ帰って行ったのか。引き揚げ後、彼らはどうやって暮らしていったのか――。(「まえがき」より)
 朝鮮半島、満州からの引き揚げ者が語った、僕らが学校で教わらなかった真実とは。戦後生まれの著者が、あの時代を“今この瞬間”へと繋ぐ渾身のノンフィクション。

●西牟田靖(にしむた・やすし)
1970年、大阪府生まれ。神戸学院大学法学部卒業。就職し8ヵ月間IT企業で働いたあと、地球一周の船旅を体験。以降、ライターとしての道を歩む。近年は骨太なノンフィクション作品に取り組んでいる。著書に『本で床は抜けるのか』(本の雑誌社)、『わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち』(PHP研究所)『ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影』(光文社)、『ニッポンの国境』(光文社)など。

インディー500の歴史と佐藤琢磨選手の優勝

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『インディー500の歴史と佐藤琢磨選手の優勝』

高斎 正・著

ホンダの箱もの主義が日本におけるオーバル・レースを抹殺した

 世界三大レースのひとつ、インディー500(インディアナポリス500マイル・レース)とはどんなレースなのだろうか。ヨーロッパのグランプリ・レースとの関連は? その成り立ちは? 2017年に佐藤琢磨選手が優勝したことの意義は?
 第1回(1911年)、第2回(1912年)、第3回(1913年)のレース展開を中心に、インディー500の歴史と伝統を解説。さらに、いまひとつ盛り上がりに欠ける日本のインディー500シーンの問題点を指摘する。電子オリジナルのノンフィクション作品。
 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ〜ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。

セブン-イレブンの真実 鈴木敏文帝国の闇

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『セブン-イレブンの真実 鈴木敏文帝国の闇』

角田裕育・著

時代の寵児として持て囃された“優良企業”の裏側を鋭く描いた衝撃ルポ

 今や2兆円を超す売り上げを誇るコンビニの雄「セブン−イレブン」。それもそのはず、公正取引委員会から排除命令を受けるほど自社に有利なフランチャイズシステムの賜物だった。現代の「蟹工船」というべき販売店搾取の実態とは?
 優良企業の“カラクリ”を暴いて話題騒然となったノンフィクションの名作が、電子版で復刊。電子版あとがきを追加収録。

プロローグ
第一章 オーナーたちの残酷物語
第二章 不当な搾取、ロスチャージ会計とピンハネ
第三章 苦悩する社員たち
第四章 販売期限偽りはお客様への背信行為ではないのか
第五章 取引業者をも侵略するセブン帝国
第六章 鈴木敏文会長は本当に名経営者なのか
第七章 セブン‐イレブン=コンビニ業界は「無法地帯」
第八章 遂に決起したオーナーたち
エピローグ

●角田裕育(すみだ・ひろゆき)
1978年、神戸市生まれ。大阪のミニコミ紙記者を経て、2001年からフリージャーナリストに。労働問題・教育問題を得手としている。著書に『教育委員会の真実』(宝島社)など。

セブン-イレブンの真実 鈴木敏文の蹉跌(さてつ)

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『セブン-イレブンの真実 鈴木敏文の蹉跌(さてつ)』

角田裕育・著

2015年ブラック企業大賞を受賞した“優良企業”はすでに内側から腐敗していた

 鈴木敏文氏、失脚……。「コンビニ天皇」と呼ばれ、小売・流通業界に君臨していたカリスマ経営者に何が起こったのか。オーナーの過労死・自殺が問題となり、見切り販売の妨害行為を公正取引委員会から咎められ、ヨーカ堂やそごう・西武など統合した企業を再建どころか片っ端から赤字にしていき……。調べれば調べるほど、おぞましい“優良企業”の実態が明らかにされてゆく。
『セブン-イレブンの真実 鈴木敏文帝国の闇』の続編となるノンフィクション。電子オリジナル作品。

プロローグ 偉大なる@髢リ敏文会長退任
第一章 一発屋経営者を持ち上げたマスコミと財界の罪と罰
第二章 セブン‐イレブン創業と鈴木敏文会長の生い立ち
第三章 加盟店も社員も不幸にするセブン‐イレブン商法
第四章 イトーヨーカ堂業務委員会#ュ足
第五章 伊藤社長退任で鈴木独裁体制完全確立
第六章 独裁者失脚へ
エピローグ 鈴木敏文氏とは何者なのか?

●角田裕育(すみだ・ひろゆき)
1978年、神戸市生まれ。大阪のミニコミ紙記者を経て、2001年からフリージャーナリストに。労働問題・教育問題を得手としている。著書に『教育委員会の真実』(宝島社)など。

最初のガソリンエンジン自動車

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『最初のガソリンエンジン自動車』

高斎 正・著

自動車の正しい文化・歴史を知ることは、自動車ファンを増やすことにつながる

 世界最初のガソリンエンジン自動車は、ベンツが最初に製作した三輪自動車「ベンツ・パテント・モートル・ヴァーゲン」である……というのが、日本では定説になっている。この“定説”は国によって異なるのだが、奇妙なことに、「一切の異論は認めない」という空気がこの業界には存在する。いったいどうしてなのか……?
 長年自動車業界を見続けてきた著者が、「自動車の発明・フランス説」の存在と共に、狭窄的な業界の問題点を指摘する。電子オリジナルのノンフィクション作品。
※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ〜ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。

大震災名言録

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『大震災名言録』

藤尾 潔・著

忘れるくらいなら、笑ってほしい

「大丈夫だよ」と言葉で伝えるかわりに、周囲を笑わせることで「大丈夫」を伝えるのが関西人。

「おい、これテレビで全国に流れるぞ。関西人やねんからなんかボケてみせ、ボケてみせ」
「こんだけ応援したっとんのに立ち上がろうとせん。阪神といっしょや」
「あんな倒れ方もある、こんな倒れ方もある、建造物倒れ方博覧会や」
「まあこんなこと言うたらなんやけど、アパートの壁がまるごと取れてしもて中身がそのまま丸見えのやつ、あれ『リカちゃんハウス』そっくりやね」
「家の中で壊れんと残っとるのは、茶碗三つだけや」
「ええかげんにしてくれ! トン汁はもう、においかぐのもイヤや」
「これが震災使い回しグルメナンバーワンやったね。こういうのは、伝承せなあかん」
「こんな話題やから明るい話でいきたいと思ってます。なんで私の頭見まんねん?」
「日本じゅうからあらゆる悪いヤツが集まっとる、泥棒甲子園状態や」
「『いくぞきゅうごにボランティア、阪神大震災一九九五年』とか語呂合わせされて歴史の参考書とかに載るんやろなあ」

 本書は、笑いをバネに、阪神淡路大震災を乗り越えたユーモア震災記。NHKの日本語教育センターの教材に採用されたのをはじめ、『朝日新聞』、『毎日新聞』、『潮』、『赤旗』など40以上のメディアで取り上げられた。“異色の震災本”として話題となった伝説の名著が、電子書籍となって復刊!
 東日本大震災を経て、政府、マスコミの対応、あるいはボランティアの様子は、どれだけ進歩していたのか。それは本書を読んで、読者諸氏に判断してもらいたい。

推薦文 ユーモア震災記(田辺聖子)
1 男と女と震災と
2 避難所もろもろ事情
3 震災関西弁あいさつ辞典
4 炊き出し食い倒れよもやま話
5 ボランティア図鑑
6 震度7通信交通錯綜事情
7 地震当世胸算用
8 神戸人物往来
9 マスコミ瞬間血風録
10 がんばれ神戸? 心のケアむずかし事情
11 おっちょこちょい政治

●藤尾 潔(ふじお・きよし)
1966年、兵庫県神戸市垂水区に生まれ、東灘区で育つ。1990年、早稲田大学政経学部卒業後、ソニー宣伝部勤務を経て、ライターとなったとたん阪神淡路大震災。神戸の小、中、高と母校のすべてが避難所となる。以後、震災をテーマに取り組み、『大震災名言録』を出版する。著書に『早稲田大学おもしろ話』(光文社)ほか。

文革再来

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『文革再来』

森田靖郎・著

「文革」とはいったい何だったのか?……いまも引きずる負の連鎖を断ち切るために

 文化大革命は、中国現代歴史上最悪の事件で、民主と法制を踏みにじり、中国の国民ならびに経済を崩壊の瀬戸際に陥れた、いわば国家の権力を借りた犯罪であった。派閥と派閥が対立と分裂を繰り返し、政治闘争が武力闘争へと発展した大規模な“内ゲバ”ともいえる。内外の研究者の調査では「死者40万人以上、犠牲者1千万人」と言われ、ふたつの世界大戦とともに「20世紀10大歴史出来事のひとつ」にもあげられているほどだ。
 本書では、現在の視点からもう一度、“文革とは何だったのか”を見直すとともに、習近平政権下で発生するかもしれない「第二の文革」に対して警鐘を鳴らす。電子オリジナルのノンフィクション作品。

序説 文革とは、何だったのか
T 国家犯――毛沢東と林彪
 はじめに――文革前史(1959〜66)
 第1章 どうしようもない吠える犬たち
 第2章 文革の分岐点、修正主義≠ニはそもそも何か
 第3章 文革のうねりを生んだ「造反派の二極化」
 第4章 林彪をクーデターへ駆り立てたもの
 第5章 毛沢東を暗殺するしかない
 第6章 林彪の怪死――歴史の永遠の謎となる
 第7章 歴史を動かした周外交
U 巨悪――毛沢東と江青
 第1章 ブルーアップルから江青へ
 第2章 江青と周恩来の確執
 第3章 ケ小平の復活
 第4章 「四つの近代化」と、江青ら四人組の反撃
 第5章 天安門広場事件(第一次天安門事件)
 第6章 弾圧と失脚
 第7章 文革終焉
V 巨星レッドスター>氛泱ム沢東とケ小平
 社会主義か資本主義か……20世紀の大実験場
W 巨龍の野望――毛沢東と習近平
 文革は、いまも生き続けている
あとがきに代えて

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

ルポ 現代のスピリチュアリズム

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『ルポ 現代のスピリチュアリズム』

織田淳太郎・著

「ほんとうの自分」はどこにいるのか? 答えなき問いかけにあえて向き合う、終わりなき旅のはじまり

 人は何のために生きるのか? 実力派ノンフィクション作家として確固たるキャリアを築きながら、どうしても満たされない人生の難題。著者のまったく個人的な動機からスタートした、スピリチュアリズム世界へのアプローチ。いまを生きる人間と、過去に生きた人間の間を交錯しながら、現代日本におけるスピリチュアルブームの深層に迫る。

第1章 「世間」と超常なる世界の対峙
第2章 スピリチュアルセミナー潜入記
第3章 虚栄とエゴイズム
第4章 「本当の自分」との出会い
第5章 幸福を求める旅路

●織田淳太郎(おだ・じゅんたろう)
1957年、北海道生まれ。ノンフィクション作家。著書に『死が贈りものになるとき 亡きわが子から届けられた「生きる意味」の言霊』、『狂気の右ストレート 大場政夫の孤独と栄光』、『巨人軍に葬られた男たち』、『敗者復活戦』、『メンタル・コーチング』、『コーチ論』、『ラストゴングは打ち鳴らされた』、『医者にウツは治せない』など多数。

ある精神科医の試み 精神疾患と542試合のソフトボール

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『ある精神科医の試み 精神疾患と542試合のソフトボール』

織田淳太郎・著

ストレス発散方法として始めた「ソフトボール療法」が精神病患者に与えた効果とは

 うつ病、薬物・アルコール依存、統合失調症……。さまざまな事情を抱えている精神病患者たち。北海道「三笠ドーム」が彼らの診察室だった。11年間542試合にも及ぶ、交流戦。雨の日も雪の日も、「ソフトボール療法」に心血を注いだ宮下均医師の情熱と、患者たちの闘病の日々を描いたノンフィクション。

●織田淳太郎(おだ・じゅんたろう)
1957年、北海道生まれ。ノンフィクション作家。著書に『死が贈りものになるとき 亡きわが子から届けられた「生きる意味」の言霊』、『狂気の右ストレート 大場政夫の孤独と栄光』、『巨人軍に葬られた男たち』、『敗者復活戦』、『メンタル・コーチング』、『コーチ論』、『ラストゴングは打ち鳴らされた』、『医者にウツは治せない』など多数。

首都高に散った世界チャンプ 大場政夫

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『首都高に散った世界チャンプ 大場政夫』

織田淳太郎・著

壮絶な大逆転で防衛後、23歳で散った永遠のチャンプ・大場政夫の生涯を追う

 21歳で世界フライ級王者に就いた大場政夫。彼は極貧の少年時代を送りながら、ハングリー精神の牙を研ぎ続けた。プロボクサーとなった彼は、拳ひとつで大金を得ようと強気な闘いを挑んでいく。倒されたら倒せ、それが彼のスタイルだった。5度目の防衛戦、チオノイ戦では1回にダウンを奪われ右足を捻挫したものの、13回逆転KOを果たす。これぞ大場、の一戦だった。しかしその直後、彼は首都高速での事故で突然逝った。23歳だった。
 日本ボクシング史上、最も悲惨で劇的な試合と言われるチャチャイ・チオノイ戦をはじめ、その栄光と疾駆の生涯を、渾身の筆致で描き尽くす。スポーツ・ノンフィクションの名作がついに電子で復刊!

●織田淳太郎(おだ・じゅんたろう)
1957年、北海道生まれ。ノンフィクション作家。著書に『死が贈りものになるとき 亡きわが子から届けられた「生きる意味」の言霊』、『狂気の右ストレート 大場政夫の孤独と栄光』、『巨人軍に葬られた男たち』、『敗者復活戦』、『メンタル・コーチング』、『コーチ論』、『ラストゴングは打ち鳴らされた』、『医者にウツは治せない』など多数。

強迫 くもりのち晴れ ときどき雨

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『強迫 くもりのち晴れ ときどき雨』

笹井恵里子・著

自分の中のいやな気分、不安から逃れられない……強迫性障害に向き合った生き方とは

 何度手を洗っても汚れていると感じる、ガスの元栓が閉まっているかどうか気になって仕方がない、欲しいものが手に入らないとパニックになる、ひとつの書類を隅々まで読まないと次に進めない、etc。
 強迫性障害とともに生きる8名の人生を追ったノンフィクション。専門家へのインタビューも収録。

第1章 当事者と家族が語る
 私の中の強迫
 重度の強迫性障害からの回復
 辛くて苦労したけれど、治って良かった
 ステキな強迫人になってほしい
 病から得た新しい生き方
 強迫と、うつと
 僕の「病気じゃない」と思える瞬間
 ありのままの私で、嘘のない世界に
 コラム「強迫性障害をもつ子どもたちを知っていますか」
第2章 強迫をどうとらえ、どう生きるか
 患者の「こうなりたい」を目指す行動療法
 森田療法で考える「病からの回復」とは
 なぜ心の病気になるのか1
 なぜ心の病気になるのか2
 こんな自分でも、「ま、いっか」
 強迫をかかえてでも、生きていこう

●笹井恵里子(ささい・えりこ)
1978年生まれ。「サンデー毎日」記者を経てフリーランスに。著書に『不可能とは、可能性だ パラリンピック金メダリスト新田佳浩の挑戦』(金の星社)、『週刊文春 老けない最強食』(文藝春秋)がある。

中国の表現規制から見るネット監視社会

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『中国の表現規制から見るネット監視社会』

森田靖郎・著

国家の検閲、個人情報の独占、そしてネット民主主義の向こう側

 オンラインゲームの通信遮断に端を発した中国の検閲強化。国民に見せたくない情報をフィルターにかけて遮断する国家。ネット凍結=ネット孤立は、文革再来か。しかしその政策は単なる表現規制・言論統制に留まるものではなかった。中国を他者化してはいけない。急速なITの普及、生活インフラのネット化によって“監視社会”“管理社会”が到来する。
 中国の国家検閲、アメリカのポリコレ……表現規制のグローバル化が進み、日本へはどのような角度で侵入してくるのか? ネットに縛られ、ネットに支配される“ネット封建社会”に警鐘を鳴らす。

はじめに 「ネット民主主義に、死す!」
第1章 ネット・チャイナ・シンドローム
第2章 モンスター・チャイナ・ワールド
第3章 マイティ・オブ・キングダム
第4章 モンスター宮殿“中南海”
第5章 米中サイバーテロ“電脳戦争(コンピュータ・ウォーズ)”
第6章 国家は暴力独占体
第7章 ネットバブルから社会を解き放て
第8章 ネット民主主義の、こちら側と向こう側
おわりに 「ネット民主主義に、生きる!」

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

ひとりだちへの旅

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『ひとりだちへの旅』

神山典士・著、ラボ教育センター・監修

子どもたちの異文化理解……3万人のホームステイ体験

 小・中・高校生が、異国の家庭で生活する1ヵ月間。子どもたちは、どんな異文化と出会い、どうやって言葉と文化の壁を乗り越えてゆくか。国際交流活動の先駆けとして20年の実績をもつラボ教育センターと米国・4Hクラブを通してホームステイをした子どもたちが、ホームステイのありのままの姿を語る。ノンフィクション作品。

第一章 エッジを拡げる、異文化体験
第二章 事前活動
第三章 アメリカの大空と大地のもとで
第四章 国際交流の新しい展開
第五章 もうひとつの夜明けを越えて

●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。

監修:ラボ教育センター
「ことばがこどもの未来をつくる」をキャッチフレーズに、1966年に発足した民間の外国語教育団体。0歳児の親子から幼児、小中学生、高校生、大学生、おとなまで幅広い年齢層の会員が、ラボ・パーティと呼ばれる全国2000教室で学んでいる。言語教育に関する教課の研究の他、海外ホームステイや国内キャンプ・プログラムの企画・運営も行っている。

川越高校のリベラルアーツ教育

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『川越高校のリベラルアーツ教育』

神山典士・著

たった一度の高校時代、やりたいことを我慢していたら、将来きっと後悔する!

「自由というのははたしてなんなのか。自由だからといって自分の好きなことをしていいというわけではないのです。(中略)自由というものは、享受するために責任が伴ってきます。その責任こそ、本校の掲げる自主自立ではないかと私は考えます」(「第6章 自主自立の力」より)
 ノーベル物理学賞受賞者も、芥川賞作家も、ウォーターボーイズも……そして世界で、日本で、川越で大活躍している男たちは、みんなこの高校で学んでいた。そのエネルギーとはなんなのか。彼らがそこで刻み込まれた魂とはなんなのか。人生における高校時代の意義を深く追求したこのルポルタージュは、大学受験に疲弊しがちな少年たちを、きっと熱く奮い立たせる!

第1章 探求する力
 梶田隆章氏(ノーベル物理学賞科学者)
 教科書を超えた科学探求
第2章 没頭する力
 奥泉光氏(芥川賞作家)
 吹奏楽部顧問・松本成二氏
第3章 文武両道の力
 松藤千弥氏(東京慈恵会医科大学学長)
 体育教師、バレー部顧問・萩原秀雄氏
第4章 異文化の力
 山本浩氏(元NHKアナウンサー、法政大学教授)
 エンパワーメント・プログラム
第5章 伝統を「継承+改革+創造」する力
 くすのき祭
 応援部
 ウォーターボーイズ
第6章 自主自立の力
 根岸秋男氏(明治安田生命保険社長)
 自由への闘争

●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。

新型コロナウイルス感染記

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『新型コロナウイルス感染記』

佐竹 敦・著

ある日突然、体調が悪化……家族と引き離され、強制隔離になった11日間

 結局のところ、毎日新型コロナウイルスの情報に接していても、実際に感染したらどうなるのか、どういう行動が求められるのか等は、自分が直接の当事者になってみないと本当のことはよくわからないものです。そしてひとたび、新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまったら、その瞬間から、これまでの日常生活が冗談抜きで一変、いや、激変します。(「まえがき」より)
 コロナ感染の症状を自覚し、検査結果が陽性……その時、家族とどう接するべきなのか? 入院へ至る手順は、隔離病棟での生活は、退院までのサポート体制はどうなっている? その全てをつぶさに記録した手記。電子オリジナル作品。

●佐竹 敦(さたけ・あつし)
ライター。日本秘境探訪家。日本全国の即身仏&五重塔&三重塔&一之宮&滝百選&棚田百選&国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。共著書に『日本の滝百選』『この滝がすごい!』『日本の滝めぐり』。その他、テレビ東京「厳選!いい宿ナビ」や小学館「サライ」など各メディアで活躍中。

「君が代少年」を探して 台湾人と日本語教育

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『「君が代少年」を探して 台湾人と日本語教育』

村上政彦・著

「君が代少年」とは誰か? 少年の実像と日本語教育の意味を現地・台湾に追った異色作

 昭和十(一九三五)年に起きた台湾大地震。その際に『君が代』を歌いながら死んでいった少年の話が、国定教科書に掲載されていた。このことは何を意味しているのか? そして「君が代少年」は実在したのか? 資料を読み、彼らを教えた日本人教師に取材し、現地・台湾を訪れる。ついに「少年」の遺族や幼馴染みに会って真実を突き止め、台湾人の日本と日本語への思いを明らかにする。
 皇民化教育と日本語という、忘れてはならない課題を、一人一人の「生き死にの束」から捉えたノンフィクション。

●村上政彦(むらかみ・まさひこ)
作家。1987年『純愛』で福武書店(現・ベネッセ)主催の「海燕」新人文学賞を受賞。以後『ドライヴしない?』『ナイスボール』『青空』『量子のベルカント』『分界線』で5回の芥川賞候補に。また『ナイスボール』は相米慎二監督により『あ、春』として映画化、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。アジアの物語作家を自任している。近著に『台湾聖母』(コールサック社)。日本文藝家協会常務理事。日本ペンクラブ会員。文化庁国語分科会委員。「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長。

セックスで生きていく女たち

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『セックスで生きていく女たち』

酒井あゆみ・著

お金のため? 性欲のため? 精神の安定のため? カラダを売り続ける28人の「生の声」

 アキには売春している人間から漂ってくる、ある種の後ろめたさのようなものが微塵も感じられない。強い使命感みたいなものがあるので、汚れた仕事をしているという感覚がないのだろう。「私、ただ必死でやっているだけで、これがエンコーなのか、売春なのかって、考えたことないです。今やっているのは、個人営業のヘルスみたいなものです。私自身にとって、本番は撮影オプションの1つに過ぎないんですよ」(第2章「彼に毎月100万円貢ぐため『個人撮影』で身体を売る元アイドル・アキ20歳」より)
 10代の中高生から、61歳で風俗業界にデビューした熟女、さらには近年急増しているウリ専ボーイまで。カラダを売って金を稼ぐことに、彼らはどう向き合っているのか。元風俗嬢のノンフィクション作家が、28名の赤裸々な告白を取材した衝撃作。

第1章 居場所を失い、性の暴走者となった中高生――それぞれの事情
第2章 個人撮影――女性はヌードモデル+オプションで二重に稼げる性の穴場
第3章 主婦合コン――タダ飲みだけでは収まらなくなった主婦の欲望
第4章 ウリ専――男だけの世界ではなくなった魔界の新たな主役たち
第5章 肉食系の女がたどる性のけものみち
第6章 運命の一夜が終わったあとに訪れた予期せぬ災い
第7章 母性、父性が大きな付加価値になる性のマーケット
第8章 最底辺のフーゾク嬢たちの本音とプライド

●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
福島県生まれ。元風俗嬢にして元AV女優という異色の経歴をもつ作家。父親がスーパー経営に失敗。莫大な負債をかかえ家庭崩壊。高校卒業後、キャバクラでバイトをしていた時、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優、銀座ホステスなどを経験。20歳のときにヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。AV女優をしながら社長業務をする。デビュー作『東京夜の駆け込み寺』を上梓後、TBSの深夜番組『Tokyo 夜の駆け込み寺』のMCとして出演。小泉今日子が主演した『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』、フランスで上映した吉本多香美主演の『TOKYO NOIR』の原案・監修、『アキハバラ@DEEP2.0』ではアシスタントプロデュ―サーを務めるなど、映像業界でも活躍する。風俗業界と売る女たちを机上の知識ではなく、痛みを伴う性と生の経験から描き出す文章は人の心を打ち、著書は20冊以上に及ぶ。

コロナ白熱の森

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『コロナ白熱の森』

森田靖郎・著

迷走する政府とは関係なしに「日本人という生き方」がコロナ禍の被害を最小限に抑えている

 感染症などを引き起こすウイルスの存在は、人間にとって害敵であり悪玉である。しかし、人間が自然界の一部である限り、コロナなどのウイルスや細菌を避けることができない。コロナ禍が終息しても、また新たな疫病が出現するだろう。変わらなければ生き残れないと、コロナで気づいた実存的変容=コロナ同時代。人も社会も国家もどのように変わればいいのか……。
 日本は、欧米諸国に比べて数の上ではコロナ感染拡大を抑えている。それは何故だろうか。指導力、ビジョン不足で硬直化した日本政府のコロナ対策を補っているのは、「日本人であるという生き方」かもしれない。また、「ZEN(禅)の資本主義」という東洋的思想が、コロナ同時代に、ひと筋の光明を見るようだとして、経済界、そして最先端をいくIT界で注目されている。
 本書では、人類の未来派、その未来のルーツを探すために、「日本人」とは何者かに迫る。電子オリジナル作品。

序章 世界はコロナを見た/人類の共通問題
第一章 コロナの復習問題
第二章 コロナ白熱病室
第三章 日本という国の始まり
第四章 巷の神々
第五章 コロナ維新の檄
第六章 コロナ知新
第七章 コロナの応用問題
第八章 コロナの未来派
終章 コロナ同時代/次世代へ持続可能な卒業問題

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

真犯人は資本主義だったのか 78億人の目撃者

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『真犯人は資本主義だったのか 78億人の目撃者』

森田靖郎・著

さまざまな格差と分断、コロナ、戦争……文明は人間を幸せにしてきたのだろうか

 政治、経済、社会そして歴史の専門家の間では、資本主義社会の矛盾を衝いた「真犯人は資本主義説」がある。核兵器、原発、地球温暖化、テロ、経済格差、人種差別、コロナ・パンデミック、ウクライナ戦争……。社会主義を葬り去った資本主義が、これらすべての真犯人なのか。
 ぼくら人間は偶然に生まれ、死に方は社会が決める。与えられた自分の持ち時間を何に代えるか、それがその人なりの人生ではないか。人間と文明、どちらが主人でどちらが奴隷かを争った20世紀から脱出したはずなのに……。
 本書では、「真犯人は資本主義説」を検証しながら、人類史上かつてないほど進化した時代“近現代史”を振り返り、何が悪かったのか、どこで間違えたのかを見極め、もういちど「資本主義のアリバイ(存在証明)」を確かめる。

序章 見えた、何が、コロナ後とウクライナ戦争が……
第一章 成長無限都市TOKYO150年史
第二章 資本主義“真犯人説”を追う
第三章 奇跡の中国200年国家改造
第四章 宇宙が戦場になる“前夜”
終章 資本主義のアリバイ「存在証明」
ファイナルアンサー『悠々として、急げ』

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇

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『我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』

米本和広・著

カルトと反カルトの間で何が起きているのか? 統一教会信者に対する拉致監禁の実態を暴く

 診断名はPTSD(心的外傷後ストレス障害)。飲んでいる薬は導眠剤、睡眠薬、安定剤、抗鬱剤など一〇種類に及ぶ。彼女たちの共通点は三つある。かつて統一教会の信者であったこと、信者時代に「ある日突然、実の親に拉致され、アパートやマンションに監禁されていた」こと、そして、その監禁場所で統一教会からの脱会説得を受け、最後には脱会したことである。(本文より)
 これまでカルト視される宗教団体を批判してきた著者だが、一方で“反カルト陣営”側の問題点に気づく。忘れられがちな元・信者のその後を取材すると、そこには脱会をめぐる、知られざる攻防戦があった……。カルトにまつわる問題の根深さを描いた衝撃のノンフィクション。

●米本和広(よねもと・かずひろ)
1950年、島根県生まれ。ルポライター。横浜市立大学卒業。「繊研新聞」記者を経て、フリーに。著書に『カルトの子』(論創社)、『洗脳の楽園』『我らの不快な隣人』(情報センター出版局)、『教祖逮捕』(宝島社)など。2022年7月に安倍元総理を殺害した犯人から手紙が届いたとして注目を集める。

教祖逮捕 「カルト」は人を救うか

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『教祖逮捕 「カルト」は人を救うか』

米本和広・著

カルトが流行るのはなぜか? 深刻化する宗教被害の実態に迫る

 カルト商法、洗脳、児童虐待、家族崩壊……。カルトをめぐる問題が次々と表面化している。彼らに共通するのは「絶対性」(教義)と「違法性」にある。問題にすべきなのは、サブリミナルを使った心理操作、恐怖心を煽る勧誘、法外な献金など、具体的な違法性である。だが、人は何らかの〈救い〉を求めてカルトに入る。入信の過程でまやかしや詐欺的トークがあったにせよ、それがなければ胡散臭いと思われている団体に入ることはありえない。カルトが人々にもたらす〈救い〉とは何か? 今後のカルト現象とカルト被害を読み解く上で必読の一冊。

プロローグ 人はなぜカルトを信じるのか
PART1 カルトと金……福永法源の「法の華」カルト商法のカラクリ
PART2 進化するカルト……自己啓発セミナー屋さんはいかにしてグルとなったか
PART3 洗脳、神秘体験、カルトが人の脳を変容させる方法……再考〈貴乃花・TOSHI“洗脳”騒動〉
PART4 若者はなぜカルトに魅かれるのか……親鸞会VS顕正会――学園キャンパスに吹き荒れる仏教ラディカリズム
PART5 カルトと児童虐待……二元論の罠――セラピスト・服部雄一氏との対話
PART6 家族の「苦悩」から「再生」へ……こうして「カルト」からわが子を取り戻した
エピローグ 作られた言説――マインドコントロール論

●米本和広(よねもと・かずひろ)
1950年、島根県生まれ。ルポライター。横浜市立大学卒業。「繊研新聞」記者を経て、フリーに。著書に『カルトの子』(論創社)、『洗脳の楽園』『我らの不快な隣人』(情報センター出版局)、『教祖逮捕』(宝島社)など。2022年7月に安倍元総理を殺害した犯人から手紙が届いたとして注目を集める。

洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇

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『洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』

米本和広・著

人間はかくも壊れやすいのか、「善意の人々」がなぜ家族崩壊や子どもの不幸を招くのか

 なぜ、親たちはヤマギシ会に魅かれるのか。周囲からは「児童遺棄」とすら見られなくもないのに、なぜわが子を突き放し第三者の手に委ねてしまうのか。ヤマギシ学園の中ではいったい何が行われているのか? 表面を見る限り、ヤマギシ会は善意の人たちの集まりのように思える。いつもニコニコ顔でやさしく応対してくれた。しかし、一歩踏み込んで取材をしてみると、子どもたちの心を傷つけてしまう邪悪な集団のように見えてくる。(本文より)
 対立や争いごとのない、金の要らない幸福な農村……ユートピア社会の実現をめざしたはずの共同体は、いかにして崩壊に至ったか。洗脳のかなめである「特講」をはじめて体験取材。人間の脆さとノンフィクションの底力を証明した、色あせぬカルト・ドキュメンタリーの金字塔。第29回大宅壮一ノンフィクション賞候補作。

●米本和広(よねもと・かずひろ)
1950年、島根県生まれ。ルポライター。横浜市立大学卒業。「繊研新聞」記者を経て、フリーに。著書に『カルトの子』(論創社)、『洗脳の楽園』『我らの不快な隣人』(情報センター出版局)、『教祖逮捕』(宝島社)など。2022年7月に安倍元総理を殺害した犯人から手紙が届いたとして注目を集める。

不妊 赤ちゃんがほしい

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『不妊 赤ちゃんがほしい』

家田荘子・著

不妊治療をしている女性や、体外受精、精子提供、卵子提供で出産した女性の生の声を徹底リポート

 有名人や芸能人の方々と対談させてもらってきた中で、どうしても載せたくなかったセリフがある。それは「子供を産んで、やっと一人前の女性になった」だった。ところが、そのセリフに実に多く遭遇するのだ。なぜ、子供を産んだら一人前なのか。では、子供を産まなかったら一人前ではないのか。(本文より)
 日本では10組に1組が子のない夫婦といわれ、そのほとんどが望みながら授からない夫婦である。また、未婚であっても出産を希望し、不妊治療に取り組む女性も多い。苛酷な治療の実態を追い、人々の本音に迫る渾身のルポルタージュ。不妊を通して、女性の生き方、生命の尊さについて読者、体験者とともに探る。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

結婚後の恋愛

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『結婚後の恋愛』

家田荘子・著

家では良い妻であり良い母親……そんな彼女たちが「不倫」に走ったきっかけとは?

「結婚」というものの価値は下がってしまったのだろうか。今では、完全に「不倫」が市民権を得てしまったかのようにみえる。男にとっても女にとっても、不倫はとても楽しそうに、私には思える。夫以外に恋人のいる人妻って、どんな女性なのだろう。そんな疑問から取材は始まった。衝撃の性愛レポート。

case1 不倫のハードルって、もっと高いと思ってた
case2 寝顔見ながら、こんなにいい夫なのにごめん、って
case3 いつでも家出出来るように荷造りしてある
case4 主人のこと、まだ好きなんです
case5 主人じゃ、この淋しさは埋まらない
case6 体を賭けて、?を一生つき通す
case7 「お父さん」とはセックスできない
case8 常に誰かを好きになっていたい
case9 スリルと刺激を求めて、夫を含む三角関係
case10 結婚指輪、ゴミ箱に捨てた
case11 主人がいるから浮気が充実してる
case12 私が私らしくいられるために
case13 会う男、会う男、違っていて楽しい
case14 「快感」は体で感じるものじゃない
case15 若かったら、もう少し正直に生きた
case16 初めて女になった。もう止められない
case17 やっぱり男の人が好き
case18 二度と離婚はしたくないけれど――
case19 キスから始まる、ふつうのセックスがしたい
case20 妻というビジネス
case21 もう1回、夫と結婚し直すって決めた
case22 私を最優先してくれる彼が好き
case23 自立するなら主人といたほうがまし
case24 何があっても夫婦って糸で繋がってる
case25 不倫をやめない。多分、死ぬまで
case26 恋と生活だったら、生活を取るしかない
case27 「私はもてる」結婚前のときめきが戻ってきて……
case28 最近、また夫のほうがおもしろくなってきた
case29 母でありたかった。けれど人生は一度、と思うと――
case30 愛だけでいい、なんて大嘘
case31 どっちの子か判らない子を産むなんて……

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

続・結婚後の恋愛 セックスレス編

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『続・結婚後の恋愛 セックスレス編』

家田荘子・著

夫婦仲が良くてもセックスはできない……悩める男女がその理由を激白

「妻とは、できない」。多くの既婚男性がそう口にする。夫婦一緒に買い物へも行くし家庭内は円満なのに、セックスは、できない。愛情はあるけど、できない。幸せな結婚をしても、多くのカップルが悩んでいるセックスレスにスポットをあてた、好評シリーズ『結婚後の恋愛』の続編。「セックス=愛」は幻想なのか? 渾身の性愛レポート。

case1 エッチするぐらいなら、殴られた方がいい
case2 まさか、急に冷めるなんて……
case3 夢の中のエッチって、すっごく感じる
case4 夜が、怖い
case5 結婚してよかったのは、子供が生まれたことだけ
case6 セックスするだけが夫婦じゃない
case7 もう愛されてないんだって、涙が流れて……
case8 服を着て寝るようになった
case9 恥ずかしいことをしてしまった、と夫は言う
case10 ずっと、本気で笑ったことがなかった気がする
case11 結婚する前から憧れていた彼に夢中
case12 子供のことを思うと、セックスできない
case13 自分でやった方が楽
case14 セックスしたら平和じゃなくなる
case15 ヨメさんとするのは恥ずかしい

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

AV男優

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『AV男優』

家田荘子・著

裸で勝負する男の心の内をハダカにする! 画面では判らないAV男優の素顔とは

 上半身だけを取材しても、その人の下半身は見えてこないが、下半身を取材すると不思議と上半身も見えてくる。二十年にわたって風俗を取材してきた著者がAV男優の世界を掘り下げる、渾身のルポルタージュ。有名男優へのインタビューの他、撮影現場見学記や「マイナー男優友の会」座談会など。アダルトビデオ業界に入るまでの経緯、続けることの苦悩、さまざまな暮らし……裸ひとつでかせぐ男の人生哲学がここにある。

*AV三千五百本以上に出演 加藤 鷹
*社会復帰させてくれた場所 浅井隆史
*撮影現場見学記@
*制作と俳優の二足のわらじ 中山幸司
*独特の危ない世界を描く奇才 バクシーシ山下
*初本番の前にオナニー五回 花岡じった
*苛められ自殺までも考えた 辻丸耕平
*撮影現場見学記A
*女性の扱いに慣れた自信家 沢木和也
*哲学科出身の妖しげな男 観念絵夢
*観念絵夢自宅訪問
*漫画家が本業の異色俳優 平口広美
*夢はアメリカでAV男優 剣崎 進
*撮影現場見学記B
*会社にバレて依願退職に 武野 哲
*AVで童貞喪失をした35歳 久本大痴
*父には秘密のまま母子相姦 美の屋長さく
*ジェットコースター的人生 村西とおる
*努力を惜しまないプロ意識 チョコボール向井
*撮影現場見学記C
*「マイナー男優友の会」座談会

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

性なる人びと

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『性なる人びと』

家田荘子・著

主婦、風俗嬢、女子高生……性愛の海に漂いつつ魂の港を求める、不器用だけど愛すべき男女の深層レポート

 二〇歳で援交プロ、美人熟女が集まる不思議な温泉街、歌舞伎町へバスツアーでやってくる主婦、ギャンブル狂の風俗嬢、誌上エッチに主婦殺到、官僚妻の不倫哲学、ファックスで自慰通信、SMクラブに女房売込み、抜いた歯に興奮するOL、転職したら会社に昔の援交相手が……。
 一見フツウの一般人、でも素人のセックスはこんなにもぶっ飛んでいた!? 驚きのショート・エピソード69本。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

三浦和義氏からの手紙 「ロス疑惑」心の検証

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『三浦和義氏からの手紙 「ロス疑惑」心の検証』

家田荘子・著

拘置所に閉じこめられた「ロス疑惑事件、渦中の人」の素顔とは

「なんの罪も犯していない私が、自由を奪われた生活を強いられてから、十二年有余が過ぎました。真実は自分にあるものだからと自らを励まし、この歳月を試練の時と考えてきました」。東京拘置所での苦悩、裁判、娘との交流、食、性、生……。“ロス疑惑”の三浦和義が、1994年7月から1998年1月まで、4年にわたり真情を打ち明けた赤裸々な往復書簡集。巻末には、事件を担当した弘中惇一郎弁護士による解説文を収録。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

少女犯罪

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『少女犯罪』

家田荘子・著

少女の暴走が家族の歪みを突きつける……女子少年院で暮らす5人の淋しく危険な告白

 驚異の更生率を誇る女子少年院・榛名女子学園。窃盗・詐欺・売春・覚せい剤・暴行……そこでは様々な理由で送致された少女たちが問題の本質と向き合い、葛藤していた。少女を罪へ走らせた背景を探ると、次々と浮かび上がる家族の問題。その時、親は何をしていた? 少女を闇から救うのは何か? 少女たちの生の言葉が胸を打つ、渾身のルポルタージュ。

第1章 真由美――詐欺・窃盗
第2章 優香――覚せい剤
第3章 薫――窃盗・売春
第4章 美月――オヤジ狩り
第5章 夏帆――いじめ

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

極道が神を信じる時

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『極道が神を信じる時』

家田荘子・著

命を懸けて激しく生き貫く彼らだからこそ、信ずるものがある

 血なまぐさい抗争にまみれて生きる極道たち。非情な裏社会の組織のなかで、自分を見失いそうになるとき、彼らを支えるのは……。不治の病、仲間の裏切り、妻の信仰……ある時「神」に出会い、大きくヤクザ人生を変えた男たちの生きざま。密着取材で赤裸々に内情を捉えた極道ノンフィクション。

「先祖が稼業を認めてくれている。だから自分は生かされている」
「寿命≠ェあると思えば、怖いことはない。心配もない」
「一杯の味噌汁を飲んだ瞬間、ありがたい、と思った」
「神はすべてに対して公平じゃなかった――」
「ヤクザは人の道を守らなければならない」
「何かが守ってくれている。そう思うと自信が湧いた」
「一歩外へ出たらもう、自分しか信じられない」
「桜の花が咲くように、ちゃんと咲く場所で、自分自身を開花させたい」
「心が澄んでいれば、空がきれいに見える」
「見て見ぬフリはできない。血で血を洗う考え方しかできない」
「悪いことするんやったら――たった今、一時間でも悪いことできる」
「楽しく生きるのも人生、暗く生きるのも人生」
「産まれてきた時点で、苦は始まっている。俺はいつ死んでもいい」
「行こうが戻ろうが、結局同じ。もう後悔はしたくない」
「本気で生きていても、他人の人生を羨ましいと思うことがある」
「信じているものに溺れず、生かせればいい」
「いつも、行く。行かなければ、自分にとっては逃げたことになる」
「信仰とは、夢を持って信じること」
「見えないものは、怖い。けれど心の糧とすれば、強くなれる」
「ある晴れた朝、ふと思った。自分の運命は、天に預けようと――」

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

歌舞伎町シノギの人々

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『歌舞伎町シノギの人々』

家田荘子・著

時代や世代が変わろうとも、この街をめざしてやってくる人々は後を絶たない

 歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻・サクラは言った。「こんなに働いてない人の多い街って、ないよね。なのに1日何万もお金作っちゃう」「図々しくて、神経強くて……。お金なんか持って、この街に来ちゃダメだよ。ハイエナいっぱいいて、潰されるんだから」。風俗嬢、ヤクザ、ホスト、高利貸し、キャッチetc.。家田荘子が、自らの原点の街・歌舞伎町でシノぐ人々を追う、衝撃のノンフィクション。

*歌舞伎町
*葵/月収500万円のトップキャバクラ嬢
*サクラ/歌舞伎町バラバラ殺人犯のヤクザの妻
*神田組長/すべての闇に顔を持つ現役バリバリ組長
*木場組長/巨大マーケットを押さえる麻薬の総元締め
*渋谷・田端/外国人売春婦の元締めと舎弟
*モハマド・パトリシア/麻薬の売人とコロンビア売春婦の夫婦
*亜希/ホテトルの美人女社長
*中野/すご腕闇金経営者は元首相の隠し子
*まみ/現役銀行員ヘルス嬢
*フェイメイ/強盗に殺されかけた元台湾クラブのママ
*大塚・三田・上野/野望を持った山口組系ヤクザ3人組
*アヤ/16歳でヘルス嬢になった家出少女
*社長/歌舞伎町ビル火災の某テナント社長
*ヨンハ/元韓国人金貸し、現在はホステス
*ヘイジン/10年で10億円作った韓国人金貸し
*ユウ/新風俗商法「援助屋」の売れっ子嬢
*赤坂兄弟/不良あがりの兄弟ヤクザ
*ジュンママ/50億円を稼いだ韓国クラブのママ
*青山・板橋/歌舞伎町の武闘派イケイケヤクザ

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

アノニマス ネットを匿名で浮遊する人々

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『アノニマス ネットを匿名で浮遊する人々』

渋井哲也・著

「生きづらい」と感じることは弱さではない……ネットを浮遊している若者たちの心の裡

 不登校、援助交際、自殺、リストカット、摂食障害、家出、虐待、過干渉、抑圧……。学校や家族や友達、現実の世界では、うまく自分の思いを表現できない「生きづらさ系」の若者たち。彼らは「名前」から逃れて、何を想い、何を求めているのか。ネットでの3年に及ぶフィールドワークをまとめたノンフィクション。

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

出会い系サイトと若者たち

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『出会い系サイトと若者たち』

渋井哲也・著

「出会い系サイト」の正体とは? 利用者の体験談をもとにネット社会の在り方を探る

 インターネットや携帯電話で見知らぬ者同士をつなげる「出会い系サイト」などの匿名メディアがいま急速に広まっている。そこには、人に言えない悩みや「生きづらさ」をかかえ、癒しや救いを求めてアクセスする人がいる。時には、援助交際(児童買春)、殺人事件、ネット心中など怪しげで危険と隣り合わせの世界でもある。なぜ彼らはさまよい、そこに魅入られるのか? 若者への直接取材で生の声を伝え、また同時に、拙速な法規制の危険性を警告する。

序章 若者を引き寄せる「出会い系サイト」
第1章 「出会い系サイト」とはなにか?
第2章 「出会い系サイト」を利用する若者たち
第3章 「出会い系サイト」関連事件簿
第4章 「出会い系サイト」規制のなにが問題か?
最終章 「出会い系サイト」のゆくえ

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

ネット心中

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『ネット心中』

渋井哲也・著

もう生きていられない、でも一人で死ぬのはさみしい……“生きづらさ”を抱えた人たちの心の裡

 なぜネットで仲間を求め、見知らぬ他人と死を選ぶのか。中高年の自殺とは様相を異にした、若者たちに連鎖する「ネット心中」。自殺を遂げた人、途中で翻意した人、遺族、ホームページの管理人等への取材を通して、若者が死を志向するにいたった背景、その心理を探る。若者の心の叫びを受け止め、「ネット心中」を未然に防ぐための緊急提言。

第1章 ネット心中の志願者たち
第2章 ネット心中の連鎖
第3章 インターネットと自殺
第4章 自殺系サイトのコミュニケーション
第5章 ネット心中を止めるには

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

ウェブ恋愛

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『ウェブ恋愛』

渋井哲也・著

ウェブだからといって特別なことではない、ネットでの出会いは選択肢のひとつとしてあってもいい

 ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。

プロローグ 本当の恋を探して
第1章 ウェブで出会うということ
第2章 恋愛日記を綴る
第3章 生きにくさからの解放
エピローグ ウェブのアドバンテージ

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

ケータイ・ネットを駆使する子ども、不安な大人

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『ケータイ・ネットを駆使する子ども、不安な大人』

渋井哲也・著

肥大化するインターネット……コミュニケーション装置としての功罪

 特に少年犯罪で、加害者なり被害者が事件以前に「インターネット」を利用した痕跡があるときに、多くのメディアがネットに事件の原因を求める、甚だしくはすべてネットのせいにしようとする論調もあったりします。しかし、それですべてが解決するのでしょうか。ネットは確かに日常のはけ口としても存在します。ただ、だからといってネットを遮断すれば事件が起こらないのかというと、そうでもないはずです。もとより「関係性」のないメディアであるからこそ、ネットとどのようにつきあい、どのように利用すべきかを考えるべきではないでしょうか。
 本書は、子どもたちがネットを利用する姿に不安を覚える親や教師のみならず、ネットの危うさに気づき始めた子どもたちにも、読んでもらいたい一冊です。

第一章 長崎県佐世保市の小六女児殺害事件から見えるもの
第二章 友人・知人とのネット・コミュニケーション
第三章 出会い系を求める子どもたち
第四章 様々なネット犯罪の紹介とその予防法
第五章 行政や学校現場での取り組み
終章 ネットを規制するよりも利用者教育こそ必要

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中

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『明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中』

渋井哲也・著

なぜ彼らは死ななければならなかったのか……急増する「ネット心中」の背景に迫る

 2004年10月12日、埼玉県皆野町の山中で男女7人がレンタカーの中で死亡しているのが発見された。死因は練炭による一酸化炭素中毒だった。北は青森から南は佐賀まで、全国各地から集まった7人の接点は、インターネット。いわゆる「ネット心中」である。連鎖的に、いわば流行のように広がった自殺の手段だった。「過去最高の人数」の自殺者を出したこの事件は、世間の注目を浴び、この集団自殺の呼びかけ人「マリア」から計画を知らされていた著者に、マスコミは殺到した……。
 マリアはなぜ死を選んだのか? 事件が浮き彫りにする若者たちの「生きづらさ」とは? 実行にふみきれず、死を免れた参加者への取材も収録。自殺が跡を絶たない現代に、改めて命の価値を問うノンフィクション。

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

若者たちはなぜ自殺するのか

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『若者たちはなぜ自殺するのか』

渋井哲也・著

自殺してしまった、そして自殺しようとした若者・子どもたち12人の声

 若者や子どもたちはなぜ死のうとするのか。もちろんその理由は様々であるが、その中に、著者が「生きづらさ系」と定義する人たちがいる。「生きづらさ」の答えを探すことは難しい。「自殺」を取材し、それを語ることはさらに難しい。しかしそれでもなお問いかける。なぜ彼・彼女たちは死ぬことを考えるのか。身近な人間、もしくは自分自身がいつ自殺を考えてしまうか判らないからこそ、ここにある真実を少しでも知って欲しい……。
 自殺未遂者や自殺願望者の取材をもとに、「自殺」について問いかける実録ルポルタージュ。

第1章 若者たちはなぜ自殺するのか
第2章 自殺した若者たち
第3章 自殺したい若者たち
最終章 試行錯誤と選び直し

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

学校裏サイト 進化するネットいじめ

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『学校裏サイト 進化するネットいじめ』

渋井哲也・著

子どもだけの秘密の遊び場……謎のベールに包まれた学校裏サイトの実態を明かす

 テクノロジーの発達とともに、子どもたちの「いじめ」の手口も驚くべき進化を遂げた。頻発するネットいじめ事件、相次ぐ自殺者、携帯電話が凶器となる時代。これら一連のいじめ事件の背後にあると噂されるのが「学校裏サイト」なる謎のホームページ。果たしてこの正体とは何なのか? 子どもたちはどのようにこれを利用しているのか? 大人の知らない子どもだけのネット利用法を、徹底的に究明する。

序章 終わらない「いじめ自殺」の連鎖
第一章 学校裏サイトとは何か?
第二章 ネットいじめへの対策
第三章 子どもたちはなぜネットに惹かれるのか?

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

実録・闇サイト事件簿

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『実録・闇サイト事件簿』

渋井哲也・著

たった20万円で殺人を請け負う、他人の復讐を代行する……危険なサイトはなぜ増殖するのか

 面識のない男たちが、サイトを介して初めて会ったその日に犯罪を計画し、見知らぬ31歳の女性を殺した「闇サイト殺人事件」。犯罪小説を地でゆくこの事件を生んだ「闇サイト」とは、そもそも何のために開設され、どんな人物がアクセスしているのか。さらに報酬20万円で殺人を請け負う「何でも屋」、恨みを晴らす「復讐代行」など、2005年頃から危険なサイトが増殖している。閉塞した現代社会の合わせ鏡、インターネットの「裏」に深く切り込む、戦慄の実録ルポ。

第一章 闇サイトと依頼殺人
第二章 自殺系サイトとネット心中
第三章 出会い系・家出サイトに潜む罠
第四章 ネットで流通する合法ドラッグと大麻
終章 ネットを利用した犯罪は防げるのか

●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央大学非常勤講師。 栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。教育学修士。家出、援助交際、摂食障害の取材の過程で「生きづらさ」という言葉を聞いて以来、子ども・若者の生きづらさ、自殺、自傷行為、依存症などに関心を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東日本大震災やそれに伴う原発事故・避難生活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。

四国八十八ヵ所つなぎ遍路

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『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』

家田荘子・著

お遍路とは足を一歩踏み出して、その小さな一歩を積み重ねていくこと……それが人生を前向きに生きることにつながるのです

「お遍路すると、何かいいことあるの?」よく人に聞かれる。私にはよく判らない。それよりも、遍路修行を無事にさせてもらうことが、私にとって一番いいことであり、大切なことになっている。たとえご利益狙いで始めたお遍路がいたとしても、やがて、そういうことを考えなくなっている自分に気づくことと思う。そうやって歩きながら自分を見つめ、自分を知ること……これが空海上人の言う「如実知自心」で、迷いがなくなる、つまり悟りを開くことの一歩一歩につながるのではないだろうか。(本文より)
 第1番の霊山寺から第88番の大窪寺まで、泣いたり笑ったり魂の遍路記録。巻末には「般若心経全文」と「仏前勤行次第」を収録。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

独裁者の墓場

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『独裁者の墓場』

森田靖郎・著

中国、北朝鮮、ロシアに囲まれた“避戦国家”ニッポンの安全保障

 プーチンが仕掛けたロシア・ウクライナ戦争をきっかけに、日本の安全保障問題が議論されている。台湾有事、北朝鮮のミサイル、反撃能力、防衛費増税、核共有(核シェアリング)……。いまは昭和を引きずる戦後ニッポン人の「安保観」を見直す機会でもある。これからも永続されるであろう日米安保が、当時、どのような政治駆け引きのなかで進められたのか。日本国民とくに沖縄県民のことをどれほど考えて、アメリカとの交渉にあたってきたのか。五十余年変わることなく続いている日米安保を振り返ることは、過去のことではなく、未来を考える上でとても大切な作業に思えてならない。まわりを見渡せば中国、北朝鮮、ロシアと、核保有国に囲まれている避戦ニッポン。もはや世界戦争Xデーの“戦前”なのだ……。
 中国問題を取材し続けてきた著者が書き下ろしたノンフィクション。電子オリジナル作品。

序章 戦争なんか、やっている場合じゃない
第一章 21世紀を独裁者の無間道とするな
第二章 昭和残影「戦後ニッポンの安保観」
第三章 世界戦争Xデー前夜
第四章 すでに起こった未来

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

漂流遊女

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『漂流遊女』

中山美里・著

路地裏の風俗に生きた11人の女たちが告白する、壮絶な生き様

「おもしろいですよ。人間のドライブスルーみたいで。座っていると流れてくるんです、車が。そして窓越しにみんな私のこと見ていくんです」プレイは5分で5千円。でもタイマーは8分にしておくという。ほぼ全員がその時間で発射まで辿り着く。キスして、フェラして、少し胸を揉んだりして、すぐに挿入して射精。プレイルームでもめまぐるしく人が入れ替わっていく。(「流転の子連れ風俗嬢ユイ」より)
 抜け出したい、でも辞められない。闇風俗に沈められた女たち。離島の置屋、違法ヘルス、援デリ、非道AV……禁断の性の世界を漂流した現代遊女11人の壮絶半生とは。衝撃のセックス・ノンフィクション。

*流転の子連れ風俗嬢ユイ
*元有名AV女優エミコが背負う宿命
*15歳の援デリ少女モエの冒険
*風俗一筋に生きた女マコの誤算
*無頼を気取る刺青風俗嬢リョウコ
*バツイチ熟女マリが貢いだ5千万円
*立ちんぼになった元派遣OLマユミ
*自宅でデリヘルを開業する妻アユミ
*悪徳AVに騙された借金女サチコ
*別居婚で自由を謳歌するアサコ
*前科3犯の熟女AV女優ヤヨイの再起

●中山美里(なかやま・みさと)
高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。

ネット風俗嬢

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『ネット風俗嬢』

中山美里・著

課金制アダルトチャットの仕組み、そしてモニター越しの男と女の欲望

 風俗と違って実際に生身の人間と触れあうことはなく、AVと違って形に残るわけでもない、キャバクラのようにお客さんに営業メールをしたり同伴やアフターにつきあったりすることもない……。ただチャットをするだけで、こんなに多くのお給料をもらえるなんて! と思うかもしれない。だが、もちろん、努力せずして、楽にこのような大金を稼げるわけがない。(「第1章 ネット風俗嬢とは?」より)
 ネット上でアダルトなライブ配信を行う“チャットレディ”と呼ばれる仕事をする女性たちとその周辺を徹底取材。彼女らに群がる有象無象、カネ、欲望を赤裸々に暴き出す。

第1章 ネット風俗嬢とは?
第2章 アダルトチャットの歴史
第3章 手の届かない美女よりも、親近感のある萌える女性が人気
第4章 ユーザーがお金を落とす仕組みはコンプガチャと同じ?
第5章 チャットルーム
第6章 知識さえあればいつでもどこでもお金が稼げる!?

●中山美里(なかやま・みさと)
高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。

高齢者風俗嬢

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『高齢者風俗嬢』

中山美里・著

彼女たちはなぜ風俗嬢として生きるのか、そして男たちはなぜ彼女たちを求めるのか

 風俗嬢とは、私に言わせれば、れっきとした専門職、技術職だ。もちろん若い女性のほうが大金を稼ぎやすい仕事ではある。けれども、若いだけではダメだ。そして、若くないからダメというわけでもない。歳を重ねたなら、重ねたなりの精神的なゆとりや包容力、経験など、若さと美貌とは違う魅力を備えていれば、年齢と関係なく、まだまだやっていける職業なのだ。(本文より)
 高齢化社会・ニッポンのリアルな断面! 50代、60代、70代……“超熟女”と呼ばれ、逞しく生きる高齢者風俗嬢たちの真実とは。

第1章 彼女たちがセックスワークを選んだ理由
第2章 セックスワークを楽しむ超熟女たち
第3章 超熟女たちの事情
第4章 70代の「ナンバーワン」ソープ嬢
第5章 男たちはなぜ、超熟女を求めるのか
第6章 超熟女たちに悲壮感はない
第7章 いくつになっても女として見られる喜び

●中山美里(なかやま・みさと)
高校卒業後、水商売、ヌードダンサーなどを経てライターに。自身の援助交際経験を綴る『16歳だった 私の援助交際記』(幻冬舎)で作家デビュー。同書は中国語にも翻訳されるベストセラーになる。性風俗や女性の生き方などを中心に雑誌、WEB等で取材・執筆を行う。テーマは、「性生活の充実はQOLを上げる。 性欲、食欲、睡眠の充実」。著書に『高齢者風俗嬢』『ネット風俗嬢』など。22歳で未婚で出産。10年のシングルマザー生活後、結婚。3児の母。適正AV業界の一般社団法人日本プロダクション協会の事務局を6年間務めた後、セクシャルウェルネス業界で働く人に対する差別や偏見をなくす取り組み等を行う一般社団法人sienteを仲間のAV女優たちと2022年に立ち上げる。

聖地へ

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『聖地へ』

家田荘子・著

全国18カ所の霊山と向き合い、登拝行をして感じたこと、考えたこと

 岩木山に始まり、石鎚山、出羽三山、そして富士山へ……。何もかもが空回りする人生のどん底で「行」と出会った作家・家田荘子は、日本各地に点在する霊山を登り始める。一歩踏み出すごとに数多の苦楽を与えてくれる霊峰との対峙から、彼女が見出した「生きる歓び」とは。著者にとって人生の転機となった霊山行をめぐる再生の記録。
 この電子版では、文庫から大幅に加筆修正の上、内容を再構成。掲載写真を一新してオールカラーにしている。

●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど十以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受け、僧侶に。住職の資格を持つ。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。『極道の妻(つま)たち』、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など138作品の著作があり、近著は『熟年婚活』(角川新書)、『別れる勇気』(さくら舎)、『大人処女』(祥伝社新書)。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。

実録死刑と懲役 刑務所の中の真実

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『実録死刑と懲役 刑務所の中の真実』

坂本敏夫・著

元刑務官が赤裸々に描く塀の中のヒューマンドキュメント

 刑務所の中は、刑罰の執行は公開しないという“秘密主義”によって、のぞくことができない。その実際を知っているのは刑務官だけである。刑務所のなかでは何が行われているのか? 刑務所・拘置所・少年院の違いとは? 死刑事件を起こした犯人の素顔とは? 元刑務官が記した衝撃のノンフィクション。

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

死刑と無期懲役

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『死刑と無期懲役』

坂本敏夫・著

元刑務官が見た罪と罰の真実、凶悪犯の素顔、獄中生活のすべて

 本当の処罰とは。人を裁くとは、どういうことか。身の毛もよだつ凶暴・凶悪犯たちは、拘置所や刑務所の中で、どのように生き、あるいは死を待っているか。実質的に終身刑と化す無期懲役。増える死刑。そして厳罰化の風潮の中、深刻さを増す刑務官不足。囚人から事件の反省を引き出し、規律と遵法の精神を身につけさせようと励む刑務官が執行のレバーを引くという悲しさ。刑務所・拘置所で、受刑者の処遇と死刑執行に携わった元刑務官が見た真実。

序章 拘置所と刑務所
第一部 死刑
第二部 無期懲役と終身刑
第三部 冤罪
第四部 人間は変われる

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

逮捕されたらこうなる!

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『逮捕されたらこうなる!』

坂本敏夫・著

厳しい取調べ、起訴、そして刑務所へ……知られざるその全貌

 政治は銀行を援けるが、まじめに働いてきたおとなしい市民には目を向けない。堅実に生きてきた普通の人が窃盗、強盗、詐欺という金銭目的の犯罪の被害者だけでなく、加害者にもなる。そんな時代だからこそ、もしもの時のために逮捕や逮捕後のことを知っておくべきだ。私たちの誰もが、悲しいかな、犯罪者や犯罪少年の保護者になる可能性があるのだから……。

第1章 逮捕されたらこのように扱われる!
第2章 拘置所に送られた被告人、その生活は……
第3章 これが刑務所の生活の真実だ!
第4章 すべてにお伺いを立てるムショ暮らし
第5章 親も子も必読! 少年鑑別所のすべて
第6章 初公開! これが少年院だ!
第7章 待ちに待った釈放……シャバへ!

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

知られざる刑務所の掟

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『知られざる刑務所の掟』

坂本敏夫・著

逮捕から起訴までの流れ、拘置所・刑務所ライフの真相を公開!

 収容人員増でトラブルが多発、受刑者間のイジメもエスカレートしている現在の刑務所。死刑執行が多くなり、無期懲役判決も激増している。居房生活やルール、女囚・外国人受刑者・死刑囚の処遇、刑務作業の実態、日々のスケジュールなどを元刑務官が明かす。

第1章 ムショへの第一歩は逮捕から始まる
第2章 ムショ暮らしに自由はない!
第3章 居房生活のすべて
第4章 面会、電話、手紙、差入れ
第5章 ヤクザも従うムショのルール
第6章 女囚の世界はこんなにスゴイ!
第7章 外国人受刑者、死刑囚、極悪少年の実態

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

元刑務官が明かす女子刑務所のすべて

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『元刑務官が明かす女子刑務所のすべて』

坂本敏夫・著

なぜ女たちは罪を犯したのか……刑務官しか知らない女囚の実態

 夫殺し、子殺し、保険金殺人、横領、放火、覚醒剤……カネと男のために罪を犯す女たち。女囚を日々処遇している刑務官の話を集めてみると、懲りない女、更生できない女たちには顕著で明確な特徴、共通点があるようだ。刑務官にしか書けない激増・凶悪化する女囚の真実を明かす。

第1章 初公開! 女囚の拘禁生活
第2章 女囚たちの隠された生活
第3章 知られざる女性刑務官の世界
第4章 伝説となった女囚たちの罪と罰

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

実録!少年院・少年刑務所

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『実録!少年院・少年刑務所』

坂本敏夫・著

少年少女たちが「補導」「検挙」されると、どうなるのか?

 急増、凶悪化する少年犯罪。事件を起こした少年少女たちは、その後どのようなプロセスを経て、どこに送られ、どのような生活をしているのか。かつて大流行の『練鑑ブルース』にうたわれた少年鑑別所、あの名作『あしたのジョー』が入れられていた特別少年院はじめ各種の少年院、そして少年刑務所はいま、どんな状況になっているのか。少年刑務所と成人刑務所はどこが違うのか。非行少年・犯罪少年の処遇の流れを、様々なエピソードと共に解説する。

序章 凶悪事件を起こした少年たちの行く先
第1章 少年処分の全権限をもつ家庭裁判所の不思議
第2章 少年鑑別所ではリンチといじめが横行!?
第3章 少年院に送られる少年たちの素顔
第4章 少年刑務所の知られざる実態

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

ちょっと気になる刑務所ライフ!

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『ちょっと気になる刑務所ライフ!』

坂本敏夫・著

塀の中の“食”事情……健康食、ダイエット食にも最適の刑務所ごはんを大公開!

 性別、身長、運動量などによって細かく決められたカロリー表、安く手に入る食材、季節の食材、栄養バランス等から作られる春夏秋冬のメニュー、お正月の特別メニュー、実際に食事を作る炊場、職員食堂など、今まで知られなかった刑務所の“食”事情が満載! 分刻みのスケジュールに秘められた健康を取り戻す生活スタイル。受刑者の食生活と節約術を活用すれば、あなたの毎日はもっといいものなるかも!?

第一章 受刑者の生活
第二章 刑務所の不思議
第三章 刑務所式生活スタイルの効用
第四章 一〇〇パーセント刑務所メニュー
第五章 被害に遭わないための知恵袋

●坂本敏夫(さかもと・としお)
元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。

統一教会の元信者が明かすその手口と実態

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『統一教会の元信者が明かすその手口と実態』

多田文明・著

信仰、教義の名の下に行われてきたお金集め、人権侵害、泣き寝入りせざるをえない被害者の声

 本来宗教とは、人生や生活、家族関係などに悩む人の心を救うといった行為をすべきはず。ところがこれまでの統一教会がやってきたことは、宗教団体という正体を隠しての信者獲得と、多くの人の生活を困窮させるほどの徹底した高額な献金集めの活動だ。40年以上も政治、行政、さらにはマスコミまでもこの状況を放置してしまったために、甚大な被害になってしまった。そして宗教2世問題という新たな悲劇も生まれている。2022年7月に起きた安倍晋三元首相への銃撃事件をきっかけに、統一教会のこれまでの活動に対する批判的な声が多く出てきたが、統一教会は過去の被害に真摯に向き合い、自らの姿勢を改めるどころか、カルト思想の本質である敵対的姿勢をあらわにして、被害者の声を封殺しようとしてきた。今も悪霊の恐怖に心をとらわれて、マインドコントロール下にある信者、元信者らの呪縛を解くためにはどうしたらよいのだろうか……。
 かつて統一教会の信者だった経歴を持ち、内部事情に詳しいジャーナリストが、自省と共にその手口と活動実態の恐ろしさを告発する。

序章 私はなぜ入会したのか、なぜ脱会したのか
第1章 統一教会をめぐる法的な包囲網
第2章 解散しなければならない幾多の理由
第3章 苦渋に満ちた人生を歩まされる宗教2世
第4章 物品販売会社と教団の関係性
第5章 悪質な高額献金の手口
第6章 カネの流れは断ち切れるのか
第7章 コンプライアンス宣言後の正体隠し
第8章 統一教会による反撃が激化

●多田文明(ただ・ふみあき)
詐欺・悪質商法・闇バイトの実態に詳しいジャーナリスト。2000年代より悪徳業者に潜入取材してきた経験は数えきれない。著書『キャッチセールス潜入ルポ〜ついていったらこうなった』(彩図社)はフジテレビで番組化され、2007年〜2011年の間、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。取材の原点はかつて所属していた旧統一教会の信者経験にある。教団内部で行われてきた、未証し勧誘の実態や霊感商法などの巧妙な手口をつぶさに見てきた経験を踏まえて、消費者被害をなくすためにペンを取る。旧統一教会に対しては、1999年にその違法性を問う損害賠償請求の裁判を起こす(最高裁にて勝訴判決)。2017〜2018年、消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員も務めた。著書に『信じる者は、ダマされる。元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口』(清談社Publico)、『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)、『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)など多数。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして記事執筆の他、情報・バラエティー・報道番組でコメントをするなど、多数のテレビ・ラジオに出演。騙されないための防犯講座、講演も数多く行っている。

警察はなぜ堕落したのか

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『警察はなぜ堕落したのか』

黒木昭雄・著

日本の警察は正常だと思いますか? 市民を助けてくれる「正義の味方」だと思いますか?

 警察組織は、少数のエリート(キャリア)による一党独裁。警察学校からはじまる洗脳教育。組織の命令には絶対服従するように訓練され、反論することをいっさい許さない。知らず知らずのうちに管理されることがあたりまえで、この社会に見放されたら生きていけないのだと思い込まされるのである。(本文より)
 桶川ストーカー事件から栃木のリンチ殺人事件まで、相次ぐ警官の失態によって、何人もの死者がでてしまった。キャリア制度の実態、現場感覚を無視した官僚主義など、元警察庁巡査部長が事件の背後にある堕落の構造を解明する。

第一部 警察不祥事の裏側――現場踏査で判明した捜査の失態
 栃木県警はなぜ、リンチ恐喝を放置していたのか〈栃木リンチ殺人事件〉
 埼玉県警はなぜ、主犯を野放しにしたのか〈桶川ストーカー殺人事件〉
 京都府警はなぜ、容疑者をその場で拘束しなかったのか〈京都小学生殺人事件〉
 山口県警はなぜ、バスを先送りにしたのか〈バスジャック事件〉
 事件への対応を遅らせた真相は何か〈名古屋五千万円恐喝事件〉
 熱血警官はなぜ、免職になったのか〈長野の警察官拳銃不正使用事件〉
第二部 堕落の構造を解き明かす
 もうこんな組織とはおさらばだ〈私が警察官を辞めたわけ〉
 洗脳と服従がつくりあげた独裁体制〈恐るべきキャリア制度の実態〉
 ロボット警察官はどのようにつくられるか〈警察学校での洗脳教育〉
 実務能力主義を標榜する警察の大ウソ〈昇任試験制度のカラクリ〉
 縄張り争いが生む醜い人間関係〈所轄(セクショナリズム)の弊害〉
 秋田県警はなぜ、民間人にまで監察をおこなったのか〈監察制度の悪用〉
おわりに〈警察は立ち直れるか〉

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

地球キラー「人間の森」

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『地球キラー「人間の森」』

森田靖郎・著

気候変動、地球温暖化、巨大地震、AI維新、終わりなき戦争……来るべき“実戦場”の歩き方

 いまの世の中は地球キラー……地球環境や野生動物、自然界の危機の到来だ。ぼくたちは、地球温暖化や巨大地震、日常化する戦争など、人知を超えた前例のない地球事変の渦中にいる。そろそろ本気で、環境問題に取り組まなければいけないところに来ているのではないか。国家の衰退を、これまで数多く見てきた。文明もまた、発生、成長そして衰退を繰り返す。成長と衰退は裏腹なのだ。その衰退の原因は「内なるものにある」、つまり「人間側にある」と歴史家は指摘する。学者や政治家に「なんとかしろ」と言っているだけでは前進しない。ぼくたちは、ぼくたちで出来ることから始めなければ……。
 本書は知識の「防災グッズ」だ。普段は役立たないかもしれないが、いざという時に役立つ。まずは“知る”ことから始めてみよう……。電子オリジナルのノンフィクション作品。

序章 人知を超えた地球キラー「戦場の森」の歩き方
第一章 「人類の時代」だからこそ、人間らしく生きたい
第二章 文明末を地球末にしてはならない
第三章 真犯人は「森を出たヒト」だったのか?
第四章 AI維新でシンギュラリティを安易に語るな
第五章 宇宙の森≠ヨ、出(しゅつ)・地球マニュアル
終章 森を出たヒトの、「人間の森」の生き方
あとがき――「あゝ! 自分らしく、生きたいな!」

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。

警官は実弾を込め、撃鉄を起こした

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『警官は実弾を込め、撃鉄を起こした』

黒木昭雄・著

嗅覚を極度に発達させた男が、殺人事件の謎を「匂い」から解き明かしてゆく

 読者は本書を読み、改めて警視庁の構造的な問題とその程度の低さに驚き、組織内部の常識がどれほど異常であるかを知ることであろう。そして、これが日本警察の先頭に立ち、四万三千人もの警察職員を抱える大組織なのかとあきれ果てることだろう。(本文より)
 第一線で活躍する警察官が、傲慢で残酷な組織の逸脱した裁量権の中で正義を実行しようとすると、場合によってはいかに不当に扱われ、どれほど腸が煮えたぎる思いでいるか。その現状を、元警察官ジャーナリストが実体験をもとに綴るノンフィクション。

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

警官は狙いを定め、引き金を弾いた

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『警官は狙いを定め、引き金を弾いた』

黒木昭雄・著

嘘で固められた点数主義……警察の腐れきった体質とその手口を告発する

 古くから警察社会には直訴は認めないという風潮がある。たとえそれがいかなる重大問題であっても、その事実よりも手続きを無視した、直訴そのものの行為を警察組織は否定するのだ。だからといって一定の手続きを踏んで、警察内部で告発どころか不満の声をあげたら、その結果はどうなるのか。警察官ならだれでも知っているように、その声は無視され、脅され、ほされ、左遷され、退職させられ、そのうえ退職後までも不利益がついて回るのだ。(本文より)
 警視庁の偽領収書・裏金問題に関して、現場警察官のみが知る不当・理不尽な命令や行動の事実を公開。国民を食い物にする、警察組織内部の腐敗の実態とは……。元警察官ジャーナリストが実体験をもとに綴るノンフィクション。

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

栃木リンチ殺人事件

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『栃木リンチ殺人事件』

黒木昭雄・著

被害者両親の必死の訴えを県警は最後まで無視した……警察はなぜ動かなかったのか

 二ヶ月に及ぶリンチの末の殺人・死体遺棄、その恐るべき凶悪事件の詳細を描く。供述調書や関係者への取材から浮き上がってきた事実とは? 殺人は防げたのではないか? 両親の必死の訴えを無視し続けた栃木県警の隠された実態を浮き彫りにする。元警察官ジャーナリストが突き止めた、信じがたい事件の真相とは……。
 1999年に栃木県で発覚した複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件を取材したノンフィクション。

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

神戸大学院生リンチ殺人事件

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『神戸大学院生リンチ殺人事件』

黒木昭雄・著

警察はなぜ目の前の凶行を止めなかったのか……法廷で初めて警察の職務怠慢が認定された事件

 ちっぽけな警察官の魂胆が、前途有望な青年の命を奪ってしまった。目の前の被害者ひとり救い出すことができずに、いったい誰のための警察なのか。ヤクザと取引したり脅し口調に尻込みするような警察官には、そもそも治安を担う資格はない。国民の命を守ることを責務とする警察だからこそ、過ちを知ったあとの対応がなによりも大事なのである。その意味からいうと、神戸西警察署の対応は、すべてにおいて納得できるものではなかった。国家賠償訴訟の裁判から見えてきた警察官の四つの過失とは……。
 2002年に兵庫県神戸市西区で発生した殺人事件と、その後の国家賠償訴訟を取材したノンフィクション。

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

秋田連続児童殺害事件

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『秋田連続児童殺害事件』

黒木昭雄・著

警察はなぜ事件を隠蔽したのか……捜査陣が答えられない八つの疑惑

 幼い子供が相次いで殺害された。母親が実子、関係のない第三者までを手にかけたという残虐極まりない事件だったが、一方で警察の捜査には不可解な点が数多く見られた。実施されなかった聞き込み捜査、外傷なしという虚偽、捏造された転落現場、早すぎる事故死の断定……。彩香ちゃん殺しは警察が意図的に「事故」にしていた!? あらゆる状況証拠は全て警察の犯罪を指し示している。隠蔽されたとしか思えない根拠を検証し、元警察官ジャーナリストが事件の恐るべき闇に迫る。
 2006年に秋田県山本郡藤里町で二人の児童が殺害された事件を取材したノンフィクション。

●黒木昭雄(くろき・あきお)
1957年、東京都生まれ。親の代から警察官で、1976年から1999年までの23年間、警視庁に勤める。在籍中は23回もの警視総監賞を受賞した。退職後は捜査するジャーナリストとして、警察内部の様々な問題や世間を騒がせた事件などを独自の視点で取材。著書に『警察腐敗 警視庁警察官の告発』(講談社)、『神様でも間違う』(インシデンツ)など多数。

それでも会社を辞めますか?

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『それでも会社を辞めますか?』

多田文明・著

中高年の職探しは容易ではない!? 実録・40歳からの仕事選び直し

 本書では40代が会社を辞めた後、あるいは会社を辞めようと決意した後、どういう道を歩まなければならなかったのかにスポットをあててみた。順調に次の仕事に就けた人もいれば、いまだに仕事に就けない人もいる。また会社勤めという選択肢を捨てて自営の道を歩み始めた人もいる。おそらく、どの選択が正解でどれが間違っているなどというくくり方はできないだろう。それぞれがたどってきた人生経験は、流行語で言えば「アラウンド40」(アラフォー)世代が、この厳しい時代の波をこれからどう乗り越えなければならないかを教えてくれている。読者が思うところに従い、それぞれにヒントをつかみとっていただければと思う。(本文より)
 転職で成功するためのカギはどこに隠されているのか? 転職をした方がいい人、思いとどまった方がよい人の基準とは? さまざまな転職例を挙げながら、その実情を取材したルポ。

第1章 働き盛りが会社を辞めるということ
第2章 間違いだらけの40代の転職!?
第3章 会社を辞めたらこうだった!〈独立自営の道〉
第4章 会社を辞めたらこうだった!〈ダブルワーク&フリー編〉
第5章 求人情報にダマされるな!〈アラフォー世代仕事事情のうらおもて〉
第6章 あなたは会社派? 独立派?
COLUMN 派遣切り等の現状について〈日本労働弁護団・嶋崎量弁護士に聞く〉

●多田文明(ただ・ふみあき)
詐欺・悪質商法・闇バイトの実態に詳しいジャーナリスト。2000年代より悪徳業者に潜入取材してきた経験は数えきれない。著書『キャッチセールス潜入ルポ〜ついていったらこうなった』(彩図社)はフジテレビで番組化され、2007年〜2011年の間、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。取材の原点はかつて所属していた旧統一教会の信者経験にある。教団内部で行われてきた、未証し勧誘の実態や霊感商法などの巧妙な手口をつぶさに見てきた経験を踏まえて、消費者被害をなくすためにペンを取る。旧統一教会に対しては、1999年にその違法性を問う損害賠償請求の裁判を起こす(最高裁にて勝訴判決)。2017〜2018年、消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員も務めた。著書に『信じる者は、ダマされる。元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口』(清談社Publico)、『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)、『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)など多数。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして記事執筆の他、情報・バラエティー・報道番組でコメントをするなど、多数のテレビ・ラジオに出演。騙されないための防犯講座、講演も数多く行っている。

私をクレーマーと呼ばないで

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『私をクレーマーと呼ばないで』

多田文明・著

泣き寝入りせず、正しい要望を伝えて改善を促すためのコツ

 複雑怪奇な携帯電話料金、見るからにアヤしい副業商法、理不尽な駐車違反取り締まり……。悪質商法の被害を受けながら、クレームをあげずに泣き寝入りする人は多い。それでは、さらに被害を拡大させることになってしまう。慇懃な対応に隠されたホンネを見破り、我が身を守るための「正しいクレームのつけ方」を伝授する。また、企業はクレームをうまく利用しているか、消費者を結びつけるコミュニケーションのツールと考えているかなど、クレームを受ける側の視点も考察。さらに、社会問題となっている「モンスタークレーマー」にならないための心構え、越えてはならない一線についても解説する。

第1章 クレーム途上国ニッポン
第2章 クレーム力で円滑なコミュニケーション
第3章 クレーム力を培う
第4章 クレームの技術
第5章 クレームウォッチング
第6章 クレームの終着点

●多田文明(ただ・ふみあき)
詐欺・悪質商法・闇バイトの実態に詳しいジャーナリスト。2000年代より悪徳業者に潜入取材してきた経験は数えきれない。著書『キャッチセールス潜入ルポ〜ついていったらこうなった』(彩図社)はフジテレビで番組化され、2007年〜2011年の間、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。取材の原点はかつて所属していた旧統一教会の信者経験にある。教団内部で行われてきた、未証し勧誘の実態や霊感商法などの巧妙な手口をつぶさに見てきた経験を踏まえて、消費者被害をなくすためにペンを取る。旧統一教会に対しては、1999年にその違法性を問う損害賠償請求の裁判を起こす(最高裁にて勝訴判決)。2017〜2018年、消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員も務めた。著書に『信じる者は、ダマされる。元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口』(清談社Publico)、『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)、『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)など多数。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして記事執筆の他、情報・バラエティー・報道番組でコメントをするなど、多数のテレビ・ラジオに出演。騙されないための防犯講座、講演も数多く行っている。

警視庁ウラ金担当 会計責任者18年間の「仕事」

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『警視庁ウラ金担当 会計責任者18年間の「仕事」』

大内 顕・著

組織の通常業務として犯罪行為を行っているのは、警察と暴力団ぐらいである!

 書名『警視庁ウラ金担当』とは私のことである。全国の警察組織のいずれにおいてもなぜか類似した手法で行われているウラ金づくりのカラクリの一端を、警視庁事務職員として18年間会計畑を歩んできた私自身の実体験として記していく。(中略)警察が他の官庁と異なるのは、司直のメスが入らないということである。警察のウラ金づくりについても、前述のとおり内部告発やマスコミ報道が時折なされ、国会で取り上げられたこともあるが、それ以上に発展することがないのは、それらの情報を端緒として内偵から摘発に及ぶ機関が警察自身だからである。(本文より)
 公務員はよく「税金泥棒」と皮肉を言われるが、警察は組織を挙げて、文字どおり税金を泥棒している。「捜査費による裏金づくりは警察の全職員が共犯になっている」とまで言われる不正経理の実態とは。さらには内部告発の潰し方、隠蔽工作まで。その驚きの手口を暴露するノンフィクション作品。

序章 暴かれた巨悪
第一章 秘密を墓場に持って行けるか!
第二章 警視庁警備部ウラ金確保プロジェクト
第三章 ウラ金は守られた
第四章 捜査に使われない捜査費
第五章 そして幹部は太る
第六章 「超伏魔殿」警察の土壌
終章 誰が警察を取り締まればいいのか!

●大内顕(おおうち・あきら)
1958年、東京都に生まれる。1982年、中央大学法学部卒業。警視庁職員となり、葛飾区本田警察署の警務課会計厚生係員として2年間勤務。1989年、北沢警察署の会計厚生係長、東大和警察署の同係長を経て、1997年、警備部警備第一課庶務係主任に。2000年、18年間勤めた警視庁を退職し、フリージャーナリストに転身。雑誌の取材、TVコメンテーターや講演活動などで幅広く活躍中。

雪解けの尾根 JAL123便の墜落事故

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『雪解けの尾根 JAL123便の墜落事故』

池田知加恵・著

遺族の立場に甘えない、やさしくも厳しい目で綴った渾身の手記

 どんなに騒がれた大事故でも、時がたつとともに世間から忘れられていきます。しかし、この事故の裏側には、決して忘れてほしくない事実や、人のやさしさがありました。私は、日航機事故のその後を、多くの人に伝えたいと思いました。(本文より)
 雪解けの尾根を登る日航社員、上野村の村民、マスコミの人たちとの交流を重ねるうちに生まれた人間ドラマを、筆者のやさしくも厳しい目とココロが追う。「日本航空123便墜落事故」の遺族が自らペンを取った感動のノンフィクション作品。

第一章 遺族として過ぎた十一年
第二章 日航の社員たち
第三章 墜落現場の上野村と村人たち
第四章 忘れられないマスコミの人たち
第五章 尾根に散らばる遺品
第六章 遺書が取り持った友情
第七章 御巣鷹の尾根管理人

●池田知加恵(いけだ・ちかえ)
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒。

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