作品リスト

ミステリー小説

花園の迷宮

amazon Kindle

『花園の迷宮』

山崎洋子・著

第32回江戸川乱歩賞受賞作品

 横浜の遊郭に2人の少女が売られて来た。飢えと不景気の昭和初期、歓楽の町に投げこまれた2人を、死と、恐るべき秘密が待っていた。
 娼家を次々と襲う殺人事件、人間の欲望の凄まじさ、少女のけなげさが、巧みな展開と伏線、意表をつく結末で余すところなく描かれる、江戸川乱歩賞受賞の傑作推理長編。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

横浜秘色歌留多

amazon Kindle

『横浜秘色歌留多』

山崎洋子・著

はるかな時の彼方からよみがえる、灰青色の瞳

 潮風の薫る美しい港町。失踪した父親を探す娘が巻き込まれた惨劇は、この町の、不気味なもう一つの顔をあばいた。頽廃に酔う洋風娼館のマダム、亡命のロシア貴族、本牧に君臨する悪魔主義の大作家、灰青色(秘色)の瞳の娘を奪い合う凄絶な男たちの死闘……。
 夢と毒に彩られた大正期の横浜を舞台に、世界史の謎を描く、傑作推理長編。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

横浜幻燈館 俥屋おりん事件帳

amazon Kindle

『横浜幻燈館 俥屋おりん事件帳』

山崎洋子・著

文明開化の横浜を、美人探偵がひた走る

 明治32年。日本の最先端を行く、港町横浜。異人の行き交う海岸通りを「はいよっ」とかけ声も勇ましく俥を引いて走るのは、フェリスに学ぶ女学生、法被姿の"俥屋おりん"。
 えっ、異人館で人殺し!? 怪事件の謎解きだって任せといて! 得意の英語と男まさりに引く人力車、恋する心も忘れない。文明開化の横浜を舞台に、18歳のおりんの夢と冒険を描く、異色のディテクティヴ・ストーリー。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

柘榴館

amazon Kindle

『柘榴館』

山崎洋子・著

連続猟奇殺人を追う元風俗嬢の沙季は、裕福な医師一家が住む山手の洋館・柘榴館に潜入するが…

 港町・横浜で、風俗嬢が相次いで殺された。内蔵を引き出され、子宮が切り刻まれる猟奇殺人だった。事件を目撃した前原透はショックで正気を失ってしまう。透と同じように心の傷を持つ風俗穣の森岡沙季は、透のわずかな言葉を手掛かりにして、裕福な医師一家が住む「柘榴館」に介護士を装って乗り込んで行く。そこで見た、山手の美しい洋館に潜む恐るべき秘密とは? 心に闇をはらんだ家族たちをめぐる、戦慄のサスペンス。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

ホテル・ルージュ

amazon Kindle

『ホテル・ルージュ』

山崎洋子・著

12年前の夢が残されている限り、衿子は年下の恋人の冷たい仕打ちにも耐えられた

 パリ・サンジェルマンの裏通りに、ひっそりと佇むホテル・ルージュ。「毎年5月のこの日、ここで待っている」と言った彼が、もしかしたら…。愛のさめた8歳年下の裕二とパリに来た衿子。彼女の胸に切ない想いがこみ上げて…。瀟洒な都会のホテルを舞台に、男と女の愛の結末を描くホラー・ミステリー短編集。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

吸血鬼たちの聖夜(イブ)

amazon Kindle

『吸血鬼たちの聖夜(イブ)』

山崎洋子・著

ほかならぬわたし自身が、そのおぞましい焼死体になってしまった…

「誰かが私を罠にはめようとしている!」テレビドラマの撮影現場で、女優の卵の変死体が見つかった。数ヵ月前までは、33歳の平凡な主婦だった彼女。憎んでいた奴はヤマほどいたが…。花形プロデューサーを先頭に男女入り乱れての駆け引きが始まった。謎と欲望に彩られた表題作ほか、快作四篇を収録。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

ヴィーナス・ゴールド

amazon Kindle

『ヴィーナス・ゴールド』

山崎洋子・著

自殺しようと思った夜、灯子が見たものは震える丸い月を背に立つ「ピエロ」だった

 黄金の肌(ヴィーナス・ゴールド)がなまめかしく輝くとき、横浜の秘められた歴史の記憶が、汚辱にまみれた愛憎のドラマが、闇のなかに映し出される。
 思わぬことで自己破産に追い込まれた普通のOL、灯子。ホームレス寸前の彼女がさまよいこんだところは、横浜のドヤ街だった。そこで出会った人々、恋、そして戦後横浜の闇を引きずった事件とは?
 ホームレス、ボランティア、貧困、差別、混血、同性愛…。灯子の前に思いもよらなかった世界が展開する。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

全身麻酔

amazon Kindle

『全身麻酔』

霧村悠康・著

全身麻酔中に覚醒した患者が聞いた言葉とは…?

 国立O大学医学部付属病院。閉ざされた空間・手術室で一人の患者が執刀されていた。
「この患者は誰なんだっ?」
 執刀医以下、その取り違えを知っているのは病院関係者たちのみ。全身麻酔の術中に覚醒してしまっていた患者を除いては……。医療現場の闇と権力抗争、そして生と死の狭間にゆれる患者を、現役医師が描き出した衝撃の本格医療サスペンス。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

透白の殺意

amazon Kindle

『透白の殺意』

霧村悠康・著

男女の愛憎が殺人の連鎖を引き起こす

 桐内製薬本社副作用情報室。ファックスが一枚の副作用が疑われる死亡報告書を流し出した。それは本当に副作用が原因の死なのだろうか。それとも……。一件の死亡報告は、人間の欲望と愛憎を赤裸々に晒し出していく序章に過ぎなかったのである。真相はどこに? 犯人は? そしていつ始まったのか?

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第1弾!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

悪魔の爪痕

amazon Kindle

『悪魔の爪痕』

霧村悠康・著

連続猟奇殺人を呼び寄せた甘美な世界

 見落とされた乳癌……それは連続猟奇殺人の序章。副作用解析医・古閑志保梨のもとに、またしても副作用が疑われる症例が届く。妊娠後期の妊婦の乳癌発症に、薬の投与が関係している可能性を示唆するものだった。しかし、それは本当に薬の投与が原因なのだろうか。乳癌発症の本当の原因は? 連続猟奇殺人との関係は? そして「悪魔の爪」とは? 調査を始めた志保梨は、隠されていた女の哀しみに気がついて……。

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第2弾!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

脳漿溶解 (上)

amazon Kindle

『脳漿溶解 (上)』

霧村悠康・著

薬の副作用で脳が溶けていく!?

 桐内製薬副作用情報室に、衝撃的な副作用報告が三通届いた。薬の服用により脳漿(のうしょう)が溶けている…!? しかしその症状は、病院だけにとどまらず、普通の生活を送っている人々にもひそかに蔓延していた。その人々には薬の服用例はない。死亡者たちに共通するものはなんなのか? 調査に乗り出した副作用解析医・古閑志保梨は深き闇に突き当たる。

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第3弾、その上巻が登場!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

脳漿溶解 (下)

amazon Kindle

『脳漿溶解 (下)』

霧村悠康・著

脳が溶けてしまう奇病の正体!

 「脳が溶けている!」
 衝撃的な事例の調査に乗り出した副作用解析・古閑志保梨は、ある研究所にたどり着く。その場所・日本食品衛生生命科学第一研究所では、多くの食品添加物が研究されていた。権力と闇が交差した時、人々の安全は置き去りにされていく。真相に迫る志保梨にも暗き脅威が忍び寄っていた。

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第3弾、その下巻が登場!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

内視鏡検査室

amazon Kindle

『内視鏡検査室』

霧村悠康・著

突然の心肺停止、遺産相続、次々と失踪する関係者…

 薬によるアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)と思われる患者の死亡例。それは本当に薬の複合投与が原因なのか? 死亡したのは全国に料亭チェーンを持つオーナー。遺族は多額の遺産相続に狂奔する。そして連続する不可解な失踪事件。内視鏡検査室という密室と、絡み合う人間の欲望に、副作用解析医・古閑志保梨がふたたび挑む。

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第4弾が登場!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

腐肉の処方箋

amazon Kindle

『腐肉の処方箋』

霧村悠康・著

欲望が医療を破壊……その医者は信じられるのか?

 医科大学入学をめぐり狂奔する人々。その最中、私立M医科大学の理事長が刺殺体として発見される。それは欲望が露出した氷山の一角だった。病院長夫人の行方不明、40年前の国立O大学入試問題漏洩事件…。11年前に死亡した恋人の死の真相を追う古閑も事件の渦中に巻き込まれていく。複雑に絡む事件を解くカギは、一人の老人の副作用死だった。人の命を担うべき医師を育てる医科大学で何が起こったのか…?

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が活躍するシリーズ第5弾にして完結編が登場!
 現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

幻惑鎮静剤

amazon Kindle

『幻惑鎮静剤』

霧村悠康・著

叔父の交通事故死は計画的なものだった…? 薬の副作用とその背後に隠された陰謀

 叔私立Y大学医学部神経内科学の准教授であり、志保梨の叔父である古閑弘道が交通事故に巻き込まれて死亡した。暴走車を運転していた男も即死。これは不幸な事故だったのか…? やがて、叔父が医療用薬剤の欠陥を告発しようとしていたことが発覚。大学と製薬メーカーの癒着、治験データの改ざんなど、さまざまな事実が浮かび上がってくる。しかし、関係者が次々に命を断っていき、事件は複雑化していく…。現役医師が描き出す、本格医療サスペンス小説。

 美貌の副作用解析医・古閑志保梨が、読者の熱い要望にお応えして華麗に復活! 新シリーズ第1弾となる本作は、電子オリジナルとして執筆された。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

死の最終診断

amazon Kindle

『死の最終診断』

霧村悠康・著

病理検査室のプレパラートが人の命を奪う

 「あなたの右乳房は癌ではありません。手術を受ける必要などありませんでした」
 乳癌の診断で根治術を受けた宮嶋小夜子の元に、一通の匿名の手紙が届いた。
 ……右は乳癌ではない……恐ろしい内容……良性腫瘍の線維腺腫を癌と誤診した……別の人の組織と間違えた? 私は必要もないのに、右乳房を取られたのか……。
 小夜子に依頼された女医・倉石祥子がこの手紙に書かれた内容を調査することになるが、次々と不可解な謎が浮かびあがる。そして、差出人不明の告発文書『病院病理誤診断実録』が届き始めて……。

 テレビドラマ化もされた「女医・倉石祥子」シリーズ、第6弾が電子オリジナル作品として登場!

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

死のレントゲン

amazon Kindle

『死のレントゲン』

霧村悠康・著

教授のポストを狙う医師たちの思惑が、患者の人生を奈落へと導く

 国立O大学医学部附属病院第七手術室、午前九時。左右の乳癌根治術が同時に行われるという前代未聞の手術。その裏には、教授選をめぐる医師たちの思惑が蠢いていた…。
 医師たちの動揺をよそに、二宮銀作という患者が、診療代を払わずに待合室で騒ぎ立てていた。このやっかいな患者を押しつけられた格好となった女医・倉石祥子だったが、彼の腹部のレントゲンに不審な陰影を発見する。やがて、祥子はこのレントゲンを撮ったというクリニックにたどりつくが、そこは第三外科のOBが開いた病院だった…。
 テレビドラマ化もされた「女医・倉石祥子」シリーズ、第7弾が電子オリジナル作品として登場!

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

医学論文捏造殺人事件

amazon Kindle

『医学論文捏造殺人事件』

霧村悠康・著

大学病院という迷路で、医師は倫理を捨ててしまったのか

 東京近郊のホテルで女性の変死体が発見されたが、身元に関する手がかりは何一つ出てこない。同じ頃、都内のホテルで開催された日本代謝病遺伝子学会では、国立O大学大学院に所属する二十八歳の医師が注目を集めていた。世界最高峰の科学誌に若くして論文が掲載されたのだ。ところが、その論文に捏造疑惑が持ち上がる……。
 医療ミス、論文捏造、殺人、これらの要素はどうつながっていくのか。殺害現場に遺された謎のメッセージ"Oldosn"とは、被害者のダイイング・メッセージなのか。現役医師だから書ける、衝撃の医療ミステリー!
 ※本書はだいわ文庫から刊行された『脳内出血』を大幅に加筆修正、タイトル変更したものです。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

細菌No.731

amazon Kindle

『細菌No.731』

霧村悠康・著

秘匿された731部隊の遺産は、世界を死滅させる細菌兵器なのか

 東京のど真ん中にある新宿青空公園。ここでホームレスが連続して死亡した。自然死として処理された遺体から、孤高の医師・古都波(ことなみ)は血中リンパ球の異常を見つける。同じ頃、遠くアメリカでは数十年間変異を続ける未知の細菌が研究されていた。
 隠蔽された戦争の闇、悪魔の人体実験……。ホームレスの死はパンデミック(爆発的感染)への引き金となるのか?
 黒い欲望の恐怖を描く、驚愕の医療ミステリー! 文庫版から全面改稿して電子でついに復刊。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

神魔の火焔

amazon Kindle

『神魔の火焔』

霧村悠康・著

その力は神か悪魔か…湯煙の向こう側に見えた人間の愚かさ

 形成外科医・奇羅明典は、文豪温泉探訪クラブの同窓会で湯ヶ島温泉に来ていた。この地には、苦い想い出が残る。大学三年生の夏期休暇中、中学時代から付き合っていた恋人・桜井志都美が、ここで行方不明になったのだ。
 温泉宿「夢迷荘」へ向かうバスに偶然乗り合わせた美女。志都美が好きだった沈丁花の香りがするこの女性が、その晩、死体となって発見される。志都美の面影を追い、事件の周辺を調査し始めた奇羅の目の前に、やがて第二、第三の殺人が起きて…。
 東日本大震災における原発事故、薬物の化学実験室、封印されたトンネル、「川波ノート」に記された謎の暗殺集団…。やがてそれらのキーワードが、一つに集約されていく。「経済効果」という美名に踊らされた愚かな人間たちを描く、衝撃のミステリ作品。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。

月光の大死角

amazon Kindle

『月光の大死角』

志茂田景樹・著

大観音像で起きた密室殺人事件の謎を追う!

 高原に建てられた23メートル余の大観音。その開眼供養式前夜、観音像内で殺人が起きた。
 殺されたのは、建立者の岩本大作。大作は秘書の香田やよいとともに内部に入り、彼女の目の前で刺殺されたのだ。
 だが、奇怪なのはそれからだった。逃げのびたやよいの証言で警察は現場へ向かったが、死体はどこにもなく、血痕もない。しかも大観音入口には鍵がかかり、封印されたままだった……。大観音は、完璧な密室だったのだ!

 密室殺人、死体消失の大トリックを展開する本格推理の力作。

●志茂田景樹(しもだ・かげき)
静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。

愚者の夜・賢者の朝

amazon Kindle

『愚者の夜・賢者の朝』

十河 進・著

娘を喪った男が化粧品業界の闇を暴くセンチメンタル・ハードボイルド

 アートディレクターの外村は、4年前の悲劇からまだ抜け出せず、苦悩していた。
 4年前の渋谷で、トルエン中毒の少年が改造銃を乱射したことにより、愛娘を喪ったのだ。
 ある日、外村は、娘とそっくりな手の専門モデル・佑子に出逢う。だが、撮影後に佑子を送った外村は車を降りたところで、謎の男たちに囲まれてしまう。
 佑子の父親は、通販を中心に急成長した新興の化粧品会社の研究員だったが、会社の金と新製品のデータを持ったまま行方不明になっていた。その父親の消息を求めて、化粧品会社に雇われたリサーチ会社の男が、佑子を見張っていたのだ。
 化粧品の広告にたずさわってきた外村は佑子の父親の調査を始めるが、そこで知ったのは自然素材の化粧品に大麻が使われているという事実だった。佑子の父親は、大麻研究者の資格を持ち、新製品を開発していたのだ……。

●十河 進(そごう・すすむ)
1951年、香川県生まれ。1975年に中央大学文学部文学科フランス文学専攻を卒業し、出版社に入社。広告写真誌『コマーシャルフォト』副編集長、カメラ誌『フォト・テクニック』編集長などを経て、現在は常務取締役。1999年からメールマガジン『日刊デジタルクリエイターズ』にコラム『映画と夜と音楽と…』を連載。それをまとめた『映画がなければ生きていけない1999‐2002』『映画がなければ生きていけない2003‐2006』(水曜社)によって第二十五回日本冒険小説協会特別賞『最優秀映画コラム賞』を受賞。2010年に『映画がなければ生きていけない2007‐2009』(水曜社)を刊行。

太陽が溶けてゆく海

amazon Kindle

『太陽が溶けてゆく海』

十河 進・著

ネットで囁かれる、16年前に自殺したアイドルの死の真相とは!

 専門誌出版社に勤める"私"は、ある日、世界的な企業である東京品川電機広報部長の神田に呼び出され、副社長の豊田と引き合わされる。神田から見せられたのは、16年前に自殺した早崎アンナの死の真相を巡る、ネット掲示板での応酬だった。そこには、早崎アンナの失恋相手が、当時、東京品川電機広報部で彼女の担当だった現部長・神田だと書かれていた。
 かつて、写真誌編集部にいた私は、神田と組んで東京品川電機のCMタレントだった早崎アンナをグアムで撮影した。そのロケの2週間後にアンナが自殺したのだった。私にとっても、辛く悲しい、忘れられない事件である。
 フリーペーパーの制作発注と引き替えに神田と豊田の依頼を受け、ネットの書き込みをした犯人を探るため、私は東京品川電機の社員を調べ始める。だが、そこには、次期社長の椅子を巡る派閥の熾烈な争いが……。

●十河 進(そごう・すすむ)
1951年、香川県生まれ。1975年に中央大学文学部文学科フランス文学専攻を卒業し、出版社に入社。広告写真誌『コマーシャルフォト』副編集長、カメラ誌『フォト・テクニック』編集長などを経て、現在は常務取締役。1999年からメールマガジン『日刊デジタルクリエイターズ』にコラム『映画と夜と音楽と…』を連載。それをまとめた『映画がなければ生きていけない1999‐2002』『映画がなければ生きていけない2003‐2006』(水曜社)によって第二十五回日本冒険小説協会特別賞『最優秀映画コラム賞』を受賞。2010年に『映画がなければ生きていけない2007‐2009』(水曜社)を刊行。

黄色い玩具の鳥

amazon Kindle

『黄色い玩具の鳥』

十河 進・著

失踪した友人の妹、そして複雑に錯綜する男女の関係…

 23年前の早朝、"私"は、ある友人の電話で起こされた。数日前に街で見かけた、友人の妹・礼子が失踪したという。母親の頼みで礼子を探し始めた私は、その追跡行の果てに礼子を見つける。しかし彼女は、ナイフで背中を刺されて死んでいる父親の横で、手首を切って倒れていたのだった…。  また、その前夜、私の大学時代の友人だった影山が新宿のアパートで殺されていた、というニュースが流れた。数日前に、私が街で見かけた礼子と一緒にいた男、それは間違いなく影山だった。一体、影山と礼子にはどんな関係が…?  影山の勤める建設会社は、礼子の父親が勤める「加藤建設」と、入札を巡って激しい闘いを繰り広げていた。加藤建設の創業社長は10年前に建設現場で事故死している。今は妻のまさ江がオーナー社長として君臨しているが、実権は専務の黒沢が握っているという。  私は、これらの事件になにか関連性がありそうな気がしてならなかった……。

●十河 進(そごう・すすむ)
1951年、香川県生まれ。1975年に中央大学文学部文学科フランス文学専攻を卒業し、出版社に入社。広告写真誌『コマーシャルフォト』副編集長、カメラ誌『フォト・テクニック』編集長などを経て、現在は常務取締役。1999年からメールマガジン『日刊デジタルクリエイターズ』にコラム『映画と夜と音楽と…』を連載。それをまとめた『映画がなければ生きていけない1999‐2002』『映画がなければ生きていけない2003‐2006』(水曜社)によって第二十五回日本冒険小説協会特別賞『最優秀映画コラム賞』を受賞。2010年に『映画がなければ生きていけない2007‐2009』(水曜社)を刊行。

ロックド・イン症候群

amazon Kindle

『ロックド・イン症候群』

米山公啓・著

事件の鍵を握る男の意識はからだの中に閉じこめられていた

 インターネット医療相談『電脳メディカル・クリニック』に電子メールで飛び込んできた、奇妙な依頼。ドクター探偵・勾坂俊介が真実に迫るうちに、患者の身体を実験台にした医療犯罪が隠されていることに気づく。しかし、卑劣な病院の事実を暴けるのは、「ロックド・イン症候群」の患者だけだった…。はたして植物人間の患者には証言することができるのか?

 最新医療を駆使するドクター探偵・勾坂の活躍を描いた、傑作ミステリー第1弾。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

ディメンティア

amazon Kindle

『ディメンティア』

米山公啓・著

大病院の相続をめぐる骨肉の争いは、美貌の依頼人の遺伝子が解決の糸口に

 50億円もの巨額の遺産を遺し、大病院の理事長が死んだ。相続を受けた者が病院経営の実権を握ることにもなる…。すべては遺言時の理事長が「ディメンティア(認知症)」だったのかで決まる。相続指名を受けた女性の依頼を受けて、調査に乗り出した勾坂俊介が見つけ出した解決の鍵は"遺伝子"だった。

 最新医療を駆使するドクター探偵・勾坂の活躍を描いた、傑作ミステリー第2弾。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

ハーレクイン症候群

amazon Kindle

『ハーレクイン症候群』

米山公啓・著

ドクター探偵・匂坂の名が広まり、ついに彼の頭脳に挑戦者が現れた

 片頬だけが赤く染まる「ハーレクイン症候群」。勾坂俊介の運営するネット上の医療相談『電脳メディカル・クリニック』に、稀な症例の相談が寄せられた。その相談は10億円にも上る銀行員の横領事件へと繋がっていく。それは自身の欲望のためには手段を選ばない"狂気を放つ医者"が、勾坂に対して送りつけた挑戦状だった。医者の能力を暴走させる男が、銀行支店長と一緒に仕組んだ罠とは? 最新医療技術である「組織染色」が狂気を暴く。  最新医療を駆使するドクター探偵・勾坂の活躍を描いた、傑作ミステリー第3弾。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

エイリアン・ハンド

amazon Kindle

『エイリアン・ハンド』

米山公啓・著

双子の看護師たちの死の謎を追って、勾坂俊介が院長の過去に迫る

 自分の意思とは関係なく手が動き、一時的にコントロールを失う病気「エイリアン・ハンド徴候」を持った病院長。彼の失われた過去には暗い影が付きまとっていた。院内には、かつて原因不明の死をとげた二組の双子の看護師の奇妙な噂が飛びかっていた。美貌の看護師に襲いかかる殺人遺伝子プログラムの正体とは? すべての謎と真相は、体内に隠された冷たく小さな器械として息づいていた…。

 最新医療を駆使するドクター探偵・勾坂の活躍を描いた、傑作ミステリー第4弾。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

神の島 医療査察官ドクター貴崎

amazon Kindle

『神の島 医療査察官ドクター貴崎』

米山公啓・著

患者たちが治療を拒否し喜々として死んでいく、謎の老人介護病院

 複雑化した病院経営の実態を調査するために作られたKIS(国立医療査察機関)。その一員である貴崎邦良が調査のために潜入したのは、離島にある有料老人ホームと病院とが併設された小湊病院だった。この病院に入院する患者たちは、喜々として治療を拒否して死んでいくという異常な状態が続いていた。そこに存在していたのは、病院長の狂気の妄想だった…? 貴崎と悪魔の医師との対決の幕があがる。
 老人医療のあり方に疑問を投げかける、社会派医療ミステリー!

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

記憶 メモリーズ

amazon Kindle

『記憶 メモリーズ』

米山公啓・著

その老人の脳には、記憶を抹殺する特殊な手術痕があった!

 医師・高尾仁志が当直の夜、急患が運ばれてきた。それが、鉄筋で串刺しになった老人・浮島との出会いだった。「記憶」を研究する高尾は、CGを使いバーチャルな過去を再現する画期的な方法に着手していた。そのおかげでアルツハイマー病の浮島の記憶は蘇り、なんと感情までも表現できるようになる。しかし、彼の脳内には特殊な手術痕が! 浮島の娘と名乗る麗衣の出現で、高尾は、封印されていた過去の事件へと巻き込まれていく……。
 十年前の誘拐事件に端を発した巨悪に青年医師が敢然と挑む、衝撃の医学サスペンス。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

沈黙野(完全版)

amazon Kindle

『沈黙野(完全版)』

米山公啓・著

権力闘争、企業との癒着……俗物が蠢めく医師の世界で優先されるのは医療ではない

 市場開放という巨大な波は、銀行、証券業界などを襲うだけにとどまらず、津波となって医療の現場までをも飲みこもうとしていた。
「あなたが本気で教授になりたいなら、簡単なことじゃないですか。データを私に10例分渡してくれればいい」
 研究費が欲しい大学病院准教授の窪田は、製薬会社の沢田から治験データの捏造を求められた。私立医大の教授選。新薬治験に伴う裏金。地域医療に絡む利権をめぐる怪しい動き。家庭崩壊を乗り越え、あと一歩で教授の座へ…。欲望渦巻く病院の実状を描いた衝撃の問題作。
 文庫版から大幅に加筆修正され、現代に甦った医療サスペンスの名作がついに電子版で登場! 電子版あとがきを収録。

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

胎内余罪

amazon Kindle

『胎内余罪』

新津きよみ・著

遠い過去の薄明の彼方からよみがえる、恐ろしくもどこか甘美な記憶の断章

 精神科医・有坂周平の前に現れた岡元ゆず子は、自分には双子の妹がいて、小さい頃事故で死んだ、と告げて消えた。その後、作家・並木亜砂子の担当編集者となったゆず子に、亜砂子は幼い頃の記憶に触発される奇妙な懐かしさを感じた…。突然ふたりの前に現れたゆず子の奥深くに隠された記憶は、何を告発しようとしているのか。長篇サイコ・サスペンス。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

匿名容疑者

amazon Kindle

『匿名容疑者』

新津きよみ・著

届いた原稿は殺人報告書、自分が未解決殺人事件の犯人であるという…

 推理作家・岡本州太郎の許に一通の原稿が送られて来る。差出人の名は"匿名容疑者"。アシスタントの相野田成美が代読すると、この物語はノンフィクションであり、自分は未解決殺人事件の犯人だ、という内容だった。やがて届いた第二便には犯行現場、被害者名などが記されていた。事件に興味を持った成美は、警察の捜査に協力するが…。現代社会に潜む危険な陥穽を描く本格長編ミステリー。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

正当防衛

amazon Kindle

『正当防衛』

新津きよみ・著

正当防衛で兄を殺した女を、自らの作品の中で告発する女

 推理作家の庄司桐子は、テレビの画面に現れた女の顔を見て愕然とする。偶然、店に押し入った連続殺人犯を説得して自首させた、早坂志歩美。彼女こそ、十年前、桐子の兄を殺害しながらも、現場の状況から正当防衛とみなされ、不起訴となった女だった。兄の無実を信じ続ける桐子は、十年前の事件の真相を、自らの作品で告発しようとするが…。女同士の息づまる対決を多重構造で描く長編ミステリー。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

階上に住む女

amazon Kindle

『階上に住む女』

新津きよみ・著

手紙に記されたおぞましい秘密、無気味に交差する猜疑と憎悪

 所沢にある二世帯住宅の二階に引っ越した共働き夫婦の阿部なつきと数彦。大家の兄弟夫婦が同居する予定だったが、兄夫婦の海外赴任で間借り人を探していたのだ。一階は大家の弟夫婦・河野祐二と史子。夫婦二組の奇妙な同居は、二人の女に軋轢をもたらし、なつき宛ての手紙が消失したことで、運命の歯車は予期せぬ展開に…。心理の奥底に潜む歪んだ陥穽を捉えた長編ミステリー。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

隣の女

amazon Kindle

『隣の女』

新津きよみ・著

「私にも、殺したいほど憎む人がいる」と隣に住む女は告白した

 ステンドグラス作家・羽田野祥子は、妹をもて遊び、自殺に追い込んだ男・森嶋吾郎を殺そうと刃物を手に待ち伏せをしていた。そんな彼女の前に、アイと名乗る謎の人物が現れた。「ぼくが、かわりに殺してあげましょうか」……一週間後、森嶋は自宅近くの公園で頭を割られ、死体となって発見された。次の日、祥子は隣に住む主婦・宮脇まゆみに、「わたしにも殺し屋を紹介してほしい」と頼まれる。殺意を抱く二人の女性心理を描く長篇サスペンス。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

生死不明

amazon Kindle

『生死不明』

新津きよみ・著

夫が突然失踪してから3年、待ちつづける妻に恋人が出来たが…

 「お願い、あなた、帰ってこないで」池畑弘子の夫が行方不明になってからもうすぐ三年。生活のために開いた書道教室も軌道に乗り、彼女には好きな男性も現れた。そんなある日、彼女のもとに「ご主人は生きています」という匿名の手紙が届いた。あと数日で裁判所に離婚の訴えを提起できるのに…。夫の知られざる過去が暴かれていく中で、彼女に幸せは訪れるのか。女と男の真実と闇を描く長編ミステリー。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

同姓同名

amazon Kindle

『同姓同名』

新津きよみ・著

結婚して「田中緑」になった女と、もうじき「田中緑」になるはずだった女

 勤め先が倒産し、故郷に戻った唯木緑は、幼なじみの田中紀之と婚約した。が、結婚式の準備に追われていたある日、出張先の横浜で紀之が、男にからまれた女性を助けようとして刺殺される。「タナカミドリ」という言葉を残して…。緑は単身上京し、犯人と逃げた女性の「目撃者」を探すためにビラ配りを始めるが…。思いがけない偶然に追いつめられていく女性たちの姿を描く、心理サスペンス長編。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

危険な恩人

amazon Kindle

『危険な恩人』

新津きよみ・著

売れない役者だというその青年は、やがて平凡な主婦の心の中にも侵入していく

 線路に落ちた娘・美希を助けてくれた、行きずりの美青年。堂本良子は、新聞記事がきっかけで、その男性・伊吹渉と再会した。売れない役者だという彼は、危険な魅力に満ちていた。その時、良子と伊吹のいる部屋をじっと見つめている刑事が二人いた…。伊吹は、その後、堂本家にうまく入り込み、美希ともすっかり仲良くなったが…。良家の人妻の、危険な美青年に魅かれていく女心を描ききる、長編サスペンスの傑作。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

純白の殺意

amazon Kindle

『純白の殺意』

新津きよみ・著

グルメライター水沢風味子・周富徳の殺人レシピ

 中華名人・周富徳と料理評論家・門野哲哉の論争に巻き込まれる形になってしまったグルメライターの風味子は、自宅に押しかけてくるテレビのリポーターに辟易していた。そんな騒ぎのなか、なんと門野が仕事場のマンションで死体となって発見される。しかも、なぜか死体には塩がかけられていた…。やがて、第二、第三の事件が起きるのだが、ある不思議な共通項が存在すること気づく。「最初は、塩。次は、砂糖。そして、こしょう?」三種類の調味料が、いずれも事件に関与しているのは、偶然なのだろうか。そして、真相を追いかける風味子は、犯人がひた隠しにしてきた悲しい過去へと辿り着く…。グルメライター水沢風味子が連続殺人事件の謎に肉薄する、長編サスペンス。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

殺意のスーパーあずさ2号

amazon Kindle

『殺意のスーパーあずさ2号』

矢島 誠・著

通勤ラッシュで混雑する新宿駅のトイレで、血まみれの刺殺死体が発見された!

 朝の通勤ラッシュで混雑する新宿駅。そのトイレで、血まみれの刺殺死体が発見された。被害者は長野県諏訪市から出張してきた中年のビジネスマンで、『スーパーあずさ2号』で着いた数分後に殺されたらしい。新宿東署に設置された捜査本部には一課の腕きき刑事たちが顔を揃えたが、鉄道警察隊から派遣された特別捜査係の新米刑事・川久保にとっては、生まれて初めての殺人事件の捜査であった…。
 錯綜する謎と凶悪犯人を追う若き捜査官の活躍を描いた長篇ミステリ、「鉄道捜査官」シリーズ第1弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

殺意の寝台特急北斗星2号

amazon Kindle

『殺意の寝台特急北斗星2号』

矢島 誠・著

ブルートレインの個室寝台で、全裸の女性死体が発見された!

 札幌から十六時間の長旅を終えて上野駅に到着した『北斗星2号』の個室寝台で、全裸の女性死体が発見された。被害者は17歳の高校2年生で、夏休みを利用した北海道旅行の帰途に、何者かに首を絞められて殺されたらしい。現場に残された携帯電話の記憶装置から被害者の交友関係を調査した結果、四人の容疑者が浮かび上がった。だが、彼らは女子高生とは不釣り合いな社会的地位のある男たちだった…。
 錯綜する謎と凶悪犯人を追う若き捜査官の活躍を描いた長篇ミステリ、「鉄道捜査官」シリーズ第2弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

殺意のサンライズ特急瀬戸

amazon Kindle

『殺意のサンライズ特急瀬戸』

矢島 誠・著

新型寝台特急で起きた殺人事件、そこに仕掛けられた巧妙なアリバイトリック!

 11月9日、サンライズエクスプレスの車内でハプニングが起きる。東京駅の駅長宛てに届けられた不審な手紙に、鉄道警察隊は不測の事態に備えて、車内に特捜係の刑事を配して警戒を強めた。だが、個室寝台で会社役員が何者かに絞殺されるという最悪の事件が起きてしまった。警察への挑戦ともとれる大胆不敵な犯行は、刑事たちの闘志に火をつけたが…。
 錯綜する謎と凶悪犯人を追う若き捜査官の活躍を描いた長篇ミステリ、「鉄道捜査官」シリーズ第3弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

死者の暗号殺人事件

amazon Kindle

『死者の暗号殺人事件』

矢島 誠・著

手紙に遺された「暗号」が示す、殺意の証明と意外な真犯人

 「ふじをでるふじにふじさんをくわえる。
 この言葉の謎が解けたら、それに新湯富士と小佐渡富土を乗せて。
 そうすれば、ある一つの場所が分かるはず」
 事務所開きしたばかりの探偵社に、差出人のない郵便が届く。自殺とされている美山紀美江の死に不審を抱く調査依頼だった。それには、謎めいた手紙が同封されており、中に書かれた暗号を解読すれば、すべての謎が解けるという。
 差し出し人はいったい誰なのか、そして紀美江の手紙にある大金のありかを示す暗号の意味は? 興味をそそられた所長の亀浜欧次は調査に乗り出すが、その先々で関係者が殺されてしまう。そして、ついに暗号が解かれ、事件は一挙に解決したかに見えたが…。本格推理ミステリ長篇。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

函館・追憶の殺人海峡

amazon Kindle

『函館・追憶の殺人海峡』

矢島 誠・著

青函連絡船に秘められた想い出が、連続殺人を呼ぶ!

 1億2000万円を持って失踪した夫のことで相談にのってほしい、と友人の塚田夢子に頼まれ、函館にやってきた元アイドルスター紅林真紀。その彼女が、函館港に浮かんだ絞殺死体の第一発見者になってしまう。被害者は失踪中の塚田の知り合いで、額に奇妙な数字が記されていた。さらに数日後、東京湾の運河から塚田の水死体が見つかり、額に同じような数字があった。東京と函館をつなぐ連続殺人に隠された真相を、真紀が追う。だが、第三の殺人事件が起こったあと、犯人らしき男は密室の中で自殺してしまった…。
 芸能界を引退した元人気アイドルが活躍する旅情ミステリー、第1弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

雲仙・天草 ロザリオの殺意

amazon Kindle

『雲仙・天草 ロザリオの殺意』

矢島 誠・著

映画プロデューサーがドラマ化しようとしていた20年目の真実とは…?

 島原・雲仙での同期会に出席した映画プロデューサー・佐崎祐作が、東京・赤坂の自宅で刺殺された。彼は20年前の同級生の自殺事件をドラマ化して、元アイドルスターの紅林真紀に主演を依頼していた。佐崎と親交のあった「週刊ジャパン」のデスクの企画で、特命記者として真紀が事件を追う。 手がかりは、死者のそばにあったロザリオと奇妙な手紙。やがて、見え始めた女の影が次の殺人を…。
 芸能界を引退した元人気アイドルが活躍する旅情ミステリー、第2弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

横浜・神戸 人形館の殺人

amazon Kindle

『横浜・神戸 人形館の殺人』

矢島 誠・著

消えたアンティークドールが犯人を知っている!?

 「火事で行方不明になった姉が宝物にしていたアイドルスター・紅林真紀のサイン色紙が、インターネットオークションに出され、その出品者・石田友雄の絞殺死体が多摩川で発見された。その真相が知りたい」。『週刊ジャパン』編集部に届いた一通の手紙は、神戸で印刷業を営む野辺昭一からのものだった。その後、昭一の姉・藍子がコレクションしていたアンティークドールも石田の部屋から見つかった。自分のサイン色紙と人形の謎を、「特命記者」真紀が追う。だが、第二の殺人が起こり、その死体も藍子の人形を抱いていた…。
 芸能界を引退した元人気アイドルが活躍する旅情ミステリー、第3弾!

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

平泉・義経伝説殺人事件

amazon Kindle

『平泉・義経伝説殺人事件』

矢島 誠・著

義経と静御前の伝説が招いた密室殺人の謎とアリバイ崩し

 東京渋谷のマンションで、妊娠6ヵ月の若い女性が殺された。岩手県観光振興会東京事務所に勤めていた彼女が交際していた相手は、岩手県平泉に住む男だった。警視庁の瀬戸際警部が捜査を開始すると、被害者の女性は義経を名乗る人物から脅迫を受けており、殺される直前に不可解な行動をしていたことがわかった。v  そして、義経の側室だった静御前に関する資料が発見され、平泉町で史跡の世界遺産登録を推進する動きが高まるなか、第二の殺人が…。みちのくの古都・平泉を舞台にした傑作旅情ミステリ。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

倉敷・白壁小路殺人事件

amazon Kindle

『倉敷・白壁小路殺人事件』

矢島 誠・著

謎の飛び降り自殺を遂げた美人OL、そして迷宮のような人間関係…

 「その親は、捜査に難癖をつけ、事故死として倍額の保険金をもらおうと企んでいるんじゃないのかね?」
 保険調査員・篠塚洋司は、倉敷中央警察署の警部補の言葉に強い反発を覚えた。一人娘を失った遺族の悲しみを、あまりにも理解しない無神経さに、激しい怒りが胸に湧き上がってきた。
 東京在住のOL・木内亜希子が、深夜の倉敷のマンションから謎の飛び降り自殺を遂げた。この事件に不審を抱いて調査を開始した篠塚だったが、次第に迷宮のように不可解な人間関係に巻き込まれていく。
 彼女の死は、本当に自殺なのか、それとも…。詩情豊かな白壁の街・倉敷を舞台に描く傑作旅情ミステリ。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

「北斗星」0文字の殺人

amazon Kindle

『「北斗星」0文字の殺人』

矢島 誠・著

血文字の暗号?残されたダイイングメッセージの謎を解け!

 ベンチャー企業の女社長・美川葉子の元に一本の電話が入った。ソフトウエア会社を経営している婚約者の丸山利貴が、寝台特急『北斗星一号』の個室で何者かに殺害されたという。
 腹部を刺され息絶えた丸山は、自らの血を使ってダイイングメッセージを残していた。しかし、その血文字は「犯人は、」と書かれたまま途絶えていて……。本格推理ミステリ長篇。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

シンデレラエクスプレス殺人事件

amazon Kindle

『シンデレラエクスプレス殺人事件』

矢島 誠・著

新幹線の座席に置かれたバラバラ死体の手首は何を意味するのか?

 日曜日の東京発最終新大阪行きの『ひかり』。この新幹線は、週末を東京の恋人とともに過ごし、この便で帰るとぎりぎり夜十二時の鐘が鳴る前に関西に戻れることから、「シンデレラエクスプレス」と呼ばれていた。
 この列車から切断された女性の左手首が発見された。発見者のコンパニオン・喜多村亜紀と櫛田範子は否応なく殺人事件に巻き込まれてしまう。そして亜紀のもとに届いた謎の手紙の意味とは何なのか。
 やがて事件は意外な結末をむかえることに……。本格推理ミステリ長篇。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

特捜女豹警視白鷺1 共犯

amazon Kindle

『特捜女豹警視白鷺1 共犯』

龍 一京・著

大都市での凶悪犯罪に挑む、美貌の女警視・二見川白鷺の活躍!

 凶悪犯罪に挑む警視庁機動捜査隊。覆面パトカーを駆って、日夜活躍する猛者たちを率いる、28歳の美貌の女警視、二見川白鷺。そんな彼女のもとへ、元部下の秋沢知美の強姦殺人の知らせが入る。女としての怒りに燃えながらも、冷静に捜査をする白鷺。だが、知美の第一発見者の女性までがレイプされる。さらにクロに近い容疑者が死体となって、事件は闇の底へと沈むかに見えたが…。
 死体に隠された謎に迫る長篇警察小説「特捜女豹警視白鷺」シリーズ第1弾。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

特捜女豹警視白鷺2 連殺

amazon Kindle

『特捜女豹警視白鷺2 連殺』

龍 一京・著

惨殺された美女たち、事件は怨恨だけなのか? 女警視が闇の謎を追う!

 東京の高円寺でカメラマンの原真子が惨殺され、次いで、女性弁護士が目白で刺殺体で見つかった。美貌の女警視・白鷺が率いる警視庁機動捜査隊新宿分駐署の捜査班は、重要参考人として、離婚調停中の真子の夫の行方を追った。一方、真子と弁護士の二人は、産業廃棄物処理に絡んで、黒い噂が流れる業者を取材中だったことが判明する。だが、その業者が謎の死を遂げ、ついには魔の手が白鷺にも迫ってくる…。
 好評の長篇警察小説「特捜女豹警視白鷺」シリーズ第2弾。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

特捜女豹警視白鷺3 擬装

amazon Kindle

『特捜女豹警視白鷺3 擬装』

龍 一京・著

欲望の犠牲となり殺された美人女優! 偽装された罠から真犯人を炙り出す!

 モデル、女優として売り出し中の駒井亜子が殺された。所轄内事件に駆けつけた警視庁機動捜査隊新宿分駐所の女警視白鷺は、被害者が行なっていた美容整形の裏に殺意の真相を見出し捜査を開始した。だが、重要参考人の男たちが次々と殺され事件は暗礁に乗り上げる。一方、殺された男と大物代議士との癒着から、代議士の贈収賄を内偵していた捜査二課の刑事が行方不明に。やがて、事件の闇から真犯人にたどり着く女警視だが…。
 好評の長篇警察小説「特捜女豹警視白鷺」シリーズ第3弾。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

特捜・女刑事官

amazon Kindle

『特捜・女刑事官』

龍 一京・著

華やかな業界の底でうごめく欲望と利害のきしみが、さらなる犠牲の血を求める

 三雲宝石店が襲われ、翌日、生首が宝石ショーの会場に届けられる猟奇事件が発生した。指名手配された店の支配人は宝石を持ったまま惨殺され、さらに店の筆頭株主の都議会議員も死体となっていた。何故関係者が次々と…。苦悩する警視庁の北条千里刑事官は、やがて怨恨の線から迷宮入りした15年前のある事件に真相が隠されていたことを掴むが…。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

毒牙

amazon Kindle

『毒牙』

龍 一京・著

次々と起きる殺人事件の謎に、美貌の女刑事が立ち向かう

 ルポライターの加藤悦子が毒殺された。警視庁捜一の北条千里刑事官は、悦子が狙った特ダネに絡む殺人と判定し、捜査を開始する。同じ頃、姫路と別府で、二十年前の体外受精治療に携わった医師二人の殺害事件が起きる。北条刑事官は、現代医療の最先端治療を受けた夫婦を調べるうち、悦子が掴んでいた、驚くべき事実を知ることになる。だが、後手後手に回る警察を嘲笑うかのように、第四の殺人が…。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

女豹の危機

amazon Kindle

『女豹の危機』

龍 一京・著

連続殺人を追い、不動産詐欺集団の悪辣な罠に陥った女豹

 マンションの密室で、プロパンガス中毒による変死体が発見された。警視庁捜査一課の北条千里刑事官は、被害者の時価十億円の土地、建物が何度も転売されていることから、大規模な不動産詐欺グループの暗躍を直感する。登記簿から売買に絡んだ人物を捜査する千里だったが、奸智に長けた詐欺組織の罠が仕掛けられる。縛りあげられ、猿轡をかまされてガス室に監禁された特捜女刑事は…。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

追跡

amazon Kindle

『追跡』

龍 一京・著

白骨死体で発見された女性と、冷血な殺人鬼を結んだ意外な接点とは

 札幌の家屋撤去現場で、白骨死体が発見された。被害者の井口朋絵は、二年前に『ミスすずらん』の女王の座を辞退して行方不明になっていた。警察は、死体の上の部屋の元住人、東敏夫を重要参考人として追い始めた。警視庁捜査一課の北条千里は、東の立ち回り先を訪ねるが、そこで凌辱され虐殺体となった女性に対面することになる。さらに連続する殺人の謎と、そして冷血な殺人鬼の意外な正体は…。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

標的

amazon Kindle

『標的』

龍 一京・著

撲殺された男女、生命工学で利権を争う暗闘と殺人

 失踪した小野川利美の「殺される!」という緊迫した電話が事件の始まりだった。警察庁捜査一課の北条千里は、利美の恋人で生命工学研究者・松山勇二の身辺を探る。そこには高価な天然香料を人工的に造る松山の技術に群がる利権争いがあった。利美がこの暗闘の罠に陥ったことを直感した千里だったが、犯人は、利美の両親を惨殺し、さらに関係者を次々に襲っていった。犯人の次なる狙いを読んで、女刑事が東北道を駆ける。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

刑・惨殺

amazon Kindle

『刑・惨殺』

龍 一京・著

鉄格子の密室を巨悪が支配する……暴力と凌辱のハード・アクション

 麻薬の不法所持で勾留中の容疑者・中原雅美が留置場内で自殺した。彼女を死に追いやったものは? 担当の巡査部長・宇佐美は、背後に麻薬の麻売組織が絡んでいると推理し、部下と共に独自の捜査を開始する。生前の雅美を知るうち、その自殺に疑問を抱く宇佐美。一方、留置場内ではもう一つの事件が芽ばえつつあった…。宇佐美に組織の罠が忍び寄る!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

刑・犯殺

amazon Kindle

『刑・犯殺』

龍 一京・著

放火の容疑をかけられた男、その陰に隠された謀略とは?

 警視庁六本木警察署に男が連行されてきた。留置場担当の巡査部長・宇佐美が派出所勤務の時、世話をした少年・古山だった。勤めていた電気店が火災にあって失業し、煙草を一箱盗んで逮捕されたのだ。担当の刑事に事情を聞くと、電器店の火事は放火の疑いがあり、古山に容疑がかかっているという。古山には少年時代に放火の前歴があって不利。それでも古山を信じる宇佐美は事件を追う…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

刑・奪殺

amazon Kindle

『刑・奪殺』

龍 一京・著

欲望の街を流れる黒いカネ、地下銀行組織に挑む一人の男

 新橋で強盗殺人事件が起こった。奪われたのは現金ではなく、手形と小切手のみ。現金に比べ警備が甘いという盲点をつく事件だった。留置場勤務の宇佐美は、勾留中の容疑者・滝沢が香港マフィアを相手にした地下銀行に関わっていたことを聞き、彼をマークする。一方、婚約者に八千万円もの大金を借りた旅行会社社長がタイで失踪。しかもその婚約者も行方不明らしい。宇佐美は捜査を開始した。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

重殺

amazon Kindle

『重殺』

龍 一京・著

犯人を目撃した警官の卵! 東京・神戸を結ぶ事件の糸口は…?

 マンションから女が墜落死した。第一発見者の北王子は、兵庫県警の警察官採用試験に合格し、警察学校入学を目前に控えていた。事情聴取に応じながらも、刑事たちの捜査ぶりに羨望と不安を覚える北王子。やがて学校生活が始まった。「見習生」と呼ばれ、厳しい教官に怒鳴られ、反発を覚えながら過ごす警官の卵たち。そんなある日、北王子が目撃した事件が教材として取り上げられることになった。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

断殺

amazon Kindle

『断殺』

龍 一京・著

轢き逃げ事件と第二の事件を結ぶ凶悪犯の影とは…?

 警察学校へ入学して半年。北王子政彦が実務修習で交番勤務に就いたその日、轢き逃げ事件が起きた。被害者の女性は多額の借金があったにもかかわらず銀行でローンを組み、中古車を購入していた。だが、肝心の車が見当たらない。一方、追跡した白バイ警官と共に事故死した加害者は覚醒剤の常習者だった。二人の関係は? 先輩と聞き込みを始めた北王子だが、その途中、第二の事件に遭遇する…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

新宿闇警察

amazon Kindle

『新宿闇警察』

龍 一京・著

特殊技能を持った選りすぐりの九人の刑事が、犯罪組織に挑む!

 新宿の交番勤務の若い警察官が、何者かによって射殺された。刑事になりたいという夢のために、無謀にも単身で覚醒剤密売の実態を調べていたのだ。捜査を任された特命捜査班、別名『セクション9』の刑事たちは、事件の背後に、ある組織の存在を知る。捜査課、鑑識課、交通機動隊など各部署から招集された個性的な九人の刑事たちが、新宿歌舞伎町を舞台に、法では裁くことのできない凶悪犯罪組織を壊滅する!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

偽りの街

amazon Kindle

『偽りの街』

龍 一京・著

新宿歌舞伎町で暗躍する巨大組織! 敢然と立ち向かう特命捜査班の運命は?

 レイプ、クローン詐欺、戸籍売買、拳銃密売、恐喝…。多種多様な犯罪が頻発し、醜い欲望の渦巻く大歓楽街・新宿歌舞伎町。組織的かつ巧妙に仕組まれた法では裁くことの出来ない凶悪犯罪に、捜査課、鑑識課、交通機動隊などの各部署から選り抜かれた、特命捜査班『セクション9』の個性的な九人の刑事たちが命をかけて挑む!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

渇いた街

amazon Kindle

『渇いた街』

龍 一京・著

凶悪化する犯罪! 警視庁特命捜査班の捜査が犯人を追いつめる!

 東京都内の駐車場にとめてあった乗用車の中から、男の死体が発見された。鑑識の結果、被害者は睡眠導入剤で眠らされた後、鋭利な刃物で頸動脈を切られ死亡したものとみられた。警視庁の各課から選ばれたエリートで構成された、特命捜査班『セクション9』の絹田歩夢と武田哲郎は、事件の真相を追って捜査を始めるが…。被害者の男の汚れた過去と、驚愕の結末とは? 九人の刑事たちの魂が新宿の街に谺する!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

眠らない街

amazon Kindle

『眠らない街』

龍 一京・著

敵討ちを誓う妹の魂の叫びと特捜刑事たちの怒りの咆哮!

 結婚を間近に控えた女性が、顔にタオルを掛けただけの全裸死体で発見される。絞殺でも刺殺でもなく、いったい死因は? 女性失踪者を捜す刑事たちがまた、彼女のマンションに行くと、そこにも同様の死体が…。連続殺人の様相を見せる事件に、刑事たちは色めきだつ。捜査線上に浮かんだ男は、女刑事・絹田歩夢が乳ガン検診で訪れた病院の院長だった…。警視庁特命捜査班『セクション9』の刑事たちが卑劣な犯罪に挑む!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

情殺

amazon Kindle

『情殺』

龍 一京・著

偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の真相を暴け!

 捜査中の事故によって声を失った元警察庁公安課の刑事・大文字満は、そのキャリアを生かして東京・中野に探偵事務所を開いていた。行方不明になった中国人女性の調査を依頼された大文字は、さっそく彼女の足取りを追うが、事情を知っていると思われた女は何者かによって殺されてしまう。偽札、覚醒剤、地下病院…複雑に絡み合う凶悪事件の陰には驚くべき真実が隠されていた。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

炎殺

amazon Kindle

『炎殺』

龍 一京・著

強姦、殺人、高級車窃盗、その裏に隠された哀しき真実を探せ!

 東京都内の公園の池で、男性のものと見られる指先の切り落とされた二本の腕が発見された。その残忍な手口から、痴情怨恨、異常快楽殺人両面からの捜査が行われるが、成果は得られなかった。一方、元公安刑事の私立探偵・大文字満は請け負った浮気調査を進めるうちに殺人事件に巻き込まれてしまう。そして、一見繋がりのないように見えた二つの事件は意外な展開を見せ始める…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

慟哭(どうこく)

amazon Kindle

『慟哭(どうこく)』

龍 一京・著

連続殺人、カード偽造、高齢者の弱みにつけ込んだ詐欺犯罪を叩け!

 警視庁北沢西警察署捜査二課の警部が何者かによって惨殺された。一方、カード詐欺にあった女性からの依頼を受け事件の背後関係の調査を始めた元公安刑事の私立探偵・大文字満の前に新たな殺人事件が…。そして、浮かび上がる、時効となった幼児誘拐殺人事件。連続殺人、カード偽造、高齢者の弱みにつけ込んだ詐欺。それらの事件は次第に一本の線上につながり、驚くべき真相が明らかになっていく。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。

霊南坂殺人事件

amazon Kindle

『霊南坂殺人事件』

矢島 誠・著

東京・名古屋・京都を結ぶ謎の殺人事件を解くカギは…?

 東京・霊南坂に隣接するホテルで、遺書を残して女性が自殺した。ウエディングベルを夢みた同級生の死に、疑惑を抱く松田弘美は、その背景を探りはじめる。さらに二日後、京都のマンションで、元刑事が墜落死した。事故死として処理されたが、この決定に不満を持つ上原恭平刑事は、ある事実から秘かに真相究明に乗り出した。  二つの事件が、名古屋で繋がった時、六年前に同じ手口で葬られた、サラリーマンの死が浮かんできた。巧妙に仕組まれたトリックに、弘美と上原の挑戦は続く…。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

「六大都市」Kの殺人

amazon Kindle

『「六大都市」Kの殺人』

矢島 誠・著

日本各地に送られたバラバラ死体! 猟奇殺人は警察への挑戦か?

 東京、大阪、名古屋、札幌、神戸の大学や警察署に送られてきた、女性のバラバラ死体と脅迫状。そして、京都駅に到着した急行「きたぐに」の寝台から首が発見されたのは、脅迫状が指定した五月十七日夜十一時のことだった。鑑識の結果、六大都市で発見された死体は同一人物と判明。被害者・福富名美の周辺を捜査する、京都府警の熱血漢・上原恭平刑事の前に、四年前に同じ「きたぐに」で起きた不可解な事件と田口明子の自殺が浮かびあがってきた。
 妹の無残な死を追う姉・真美子と上原刑事の行く手に、第二、第三の殺人が発生する。そこに意外な犯人の素顔が…。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

名古屋殺人事件

amazon Kindle

『名古屋殺人事件』

矢島 誠・著

捜査の行く手で起きる謎の殺人、その影に三十年前の伊勢湾台風が…

 名古屋城内での中年男性の変死体と仁四郎作の陶器が発見された。その陶器は三十年前清洲で起きた惨殺事件の現場から盗まれたものであった。事件は犯人寺本が伊勢湾台風で水死したため、被疑者死亡で解決していた。だが、寺本の母親の不可解な死から、急転、捜査中の事件は意外な方向へと進んでいった…。その黒い渦は、やがて、陶芸界の重鎮、重原惣平から独立を許された、堀田光一とその恋人・聡子の二人を巻き込んでいく。
 三十年の歳月を経て、いま、名古屋城内に、信じられない犯人の素顔と驚愕のどんでん返しが待っていた…。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

時の殺意 京都

amazon Kindle

『時の殺意 京都』

矢島 誠・著

京都・仙台を遮断する"時刻表の壁"を破ることはできるのか…?

 「はんにんは、きょうと…」
 京扇子の老舗『扇美堂』の職人が謎の言葉を遺して殺された。折から建都千二百年記念に湧く京都で個展開催中の新進写真家・志麻星也は、この事件で、『扇美堂』の娘でかつての恋人・美寿々にまで容疑が及んだことを知り、真相解明に乗りだす。さらに、彼の個展から消えた写真と第二の殺人の符号が…。
 二つの死を結ぶ奇妙な糸と、古都に錯綜する時間の罠。犯行を不可能にする時刻表の壁に挑む志麻の前に、大きな謎が立ちはだかる。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

鎌倉XX(ダブルエックス)の殺人

amazon Kindle

『鎌倉XX(ダブルエックス)の殺人』

矢島 誠・著

古都鎌倉の旧家に隠されたXXの謎とは?

 「八八○×・八八○×」
 意味不明の数字を残して、長野から鎌倉へ旅立ち、消えた男。さらに、彼の行方を追った女性編集者が失踪した。彼女を捜すべく、伝統工芸の鎌倉彫・第二十六代柴宮家を訪れたルポライターの北沢瞬一は、男の訪問を確認したが、新たに柴宮夫人の絞殺事件を知らされた。
 柴宮家の娘・早紀子と真相究明に乗りだす北沢。だが、二人の前に第二、第三の殺人が…。謎の数字が解き明かされた時、意外な犯人像が浮かび上がる。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

金沢・名菓の老舗殺人事件

amazon Kindle

『金沢・名菓の老舗殺人事件』

矢島 誠・著

古都を舞台に描く婚約旅行殺人事件の結末は…?

 中谷小百合は、二十四歳のOL。老舗の菓子店『島一』の跡取り息子・桑島亮一との婚約を決めるため、彼の実家がある金沢を訪れた。だが、到着早々『島一』の従業員が浅野川で殺されたと聞かされる。さらに、亮一は"婚約者を金沢に連れてくるな"という脅迫文をうけとっていたと告白した。ふたりは招かれざる客なのか…。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

長崎の暗号殺人事件

amazon Kindle

『長崎の暗号殺人事件』

矢島 誠・著

長崎の旧家で起きた不審死には"踏み絵"の謎が関係していた

 長崎の旧家で、長男の婚約披露パーティーの最中に、館の主人が「ふみえに…」の言葉を残して死んだ。警察では、過失死か自殺と判断するが、不審に思う家族の依頼を受けて、『誠実探偵社』の面々が真相究明に乗り出す。関係者の話から、主人が他人に内緒で"踏み絵"を購入していたことが分かる。さらに起こる第二、第三の殺人事件。そして、発見された"踏み絵"の裏に残された不思議な言葉はいったい何を意味するのか。好評『死者の暗号殺人事件』に続く、亀浜欧次探偵の名推理。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

超高層街殺人事件

amazon Kindle

『超高層街殺人事件』

矢島 誠・著

容疑者には確実なアリバイが…! 元刑事が執念で殺人事件のトリックを暴く

 槌音高く再開発が進む西新宿。この一画にあるエメラルド街のバー『リリー』で、ママ・富田百合子が殺害された。腹部を包丁で刺され、倒れた回転椅子の傍らには割れたグラスの破片が散らばり、カウンターの上には不審なドライヤーがおいてあった。前夜閉店までママと一緒だったアルバイト嬢・友美も間をおかず殺される。『リリー』の常連客で元刑事の高見沢麗男とその助手・立花伊緒は、謎の美女連続殺人事件の解明に果敢に挑戦する。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

殺人二都物語

amazon Kindle

『殺人二都物語』

矢島 誠・著

暗い過去を持つ男と心に深い傷を負った女が殺人事件で交錯する

 東京の神田神保町で学生時代を送り、現在も編集者としてそこで働く男の許に、一通の手紙が届いた。それは十四年前の夏の日に起きた悲しい事件について書かれてあった。彼は驚愕した。その事件の真相は、誰も知らないはずだった。彼と、彼が殺した女以外は…。彼は一刻も早く手紙の差出人を始末しなければと思った。十四年前のように、誰にも知られずに…。  殺人者の心理的葛藤、事件を追う女性新聞記者の活躍。二転三転するストーリー、意外な結末…。本の街・神田神保町と、杜の都・仙台を舞台に展開する愛憎のドラマ。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

信州安曇野Mの悲劇

amazon Kindle

『信州安曇野Mの悲劇』

矢島 誠・著

死体に残された謎の文字「ちくまがわのうらみ」は何を意味するのか

 奈津美は信州松本に本拠をかまえる医薬品メーカー森沢製薬の令嬢だが、わけあって、東京で派遣社員をしながら一人暮らしをしている。そんな彼女が久方ぶりに松本に帰省すると、縁談が用意されていた。気の進まない奈津美は、両親や親類に説得され、やむなく見合いだけは承知したが、その席上、森沢製薬会長の訃報が入った。彼の遺体は安曇野を流れる穂高川の河原で発見され、他殺の線が強いという。そして、死体のそばには「ちくまがわのうらみ」という文字が残されていた…。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

東京「新・山の手」Yの殺人

amazon Kindle

『東京「新・山の手」Yの殺人』

矢島 誠・著

血の海に沈んだ美女は、謎の暗号「ひ・に・み・ず」を残して息を引き取った

 死文字(ダイイングメッセージ)「ひ・に・み・ず」を残し、東京世田谷区のマンションで服部綾子が殺害された。四文字の謎を追って、敏腕・狭間研二刑事と新人・大岡進太郎刑事が捜査に着手する。一方、思わぬところから事件に関わることになったデザイナー林田美樹は、友人たちの助けを借りて謎を解明していくが…。
 関係者が次々と襲われ、連続殺人事件へと発展していく。逆転に次ぐ逆転、本格暗号ミステリー。

●矢島誠(やじま・まこと)
1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。

海老茶娘探偵帖

amazon Kindle

『海老茶娘探偵帖』

胡桃沢耕史・著

昭和初期の女学生が次々に舞いこむ難事件を解決! 傑作ユーモアミステリー

 古文の苦手な女子大生・三ノ宮邦子の楽しみは、82歳の今でもカクシャクとした葵お婆ちゃんに古文の手解きを受けながら、名門女子大に通った頃の冒険話を聞くこと。大好きなホームズを原文で読破したお婆ちゃんが影響されて級友3人と結成した、"海老茶娘探偵局"。この探偵局が難事件を次々と解決し、何と鬼の警察からも一目置かれるまでになってしまって…。昭和の良き日の迷推理。ノスタルジックな痛快ロマン。

●胡桃沢耕史(くるみざわ・こうし)
1925年東京生まれ。府立六中(現新宿高校)、拓殖大学卒。『近代説話』同人。昭和30年、『壮士再び帰らず』(筆名・清水正二郎)で第7回オール讀物新人賞、58年、『天山を越えて』で第36回推理作家協会賞、同年『黒パン俘虜記』で第89回直木賞を受賞。『翔んでる警視正』シリーズ、『旅人よ』、『ぼくの小さな祖国』、『女探偵アガサ奔る』、『ぶりっこ探偵』、『夕闇のパレスチナ』、『闘神』など著書多数。

赤い王国

amazon Kindle

『赤い王国』

山崎光夫・著

都心で発生した謎の病原体! 戦慄の医療パニック・サスペンス!

 そびえる都庁、瞬くネオン。雑多な人々が行き交う国際都市新宿…。その地下を突如ネズミが跋扈(ばっこ)し始めた。赤子をかじり、停電を引き起こし、都市機能を蝕むネズミの異常繁殖。時同じくしてネズミが原因とみられる致死性の奇病が流行、医療チームの必死の努力にもかかわらず、犠牲者だけが増えていく。なぜ新宿だけが…。
 欲望渦巻く大都会の病理か、国際的な陰謀か。そして"赤いカミュ"とは…? 緊迫のサスペンス巨編。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

スリープ・ウォーカー

amazon Kindle

『スリープ・ウォーカー』

杉元伶一・著

記憶を失った私立探偵は病院を抜け出し、自らの足取りを追って調査を開始した

 元興信所の冴えない調査員だった相葉潔は女とカネでしくじり、ささやかな探偵事務所を開き細々と生計を立てていた。タフでなければ、残金六百八十円で生きていけない、優しくなければ誰も金を貸してくれない…。しかし、彼はある夜、何者かの襲撃をうけて一時的な記憶喪失(逆行性健忘)に陥る。
「おれが請けた依頼は何だったんだ? 誰と会っていたんだ?」
 相葉は彼の担当医となった型破りな美人女医・木村瑤子の協力を得ながら、欲にまみれた"怪事件"の核心へ一歩一歩近づいて行く…。

●杉元伶一(すぎもと・れいいち)
1963年、埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部中退。大学在学中に『東京不動産キッズ』で小説現代新人賞を受賞。現代を鋭く切りとる才筆で文壇の注目を浴びる。著書に、映画化された『就職戦線異状なし』『スリープ・ウォーカー』(講談社)などの他、漫画原作として『国民クイズ』(太田出版)がある。

凍樹

amazon Kindle

『凍樹』

斎藤 純・著

美術館学芸員の人妻と年下のミュージシャン、禁欲的な"愛"の形

 美術館の学芸員・高桐布結子は、美術界から抹殺された天才画家・柾木ススムの絵をきっかけに、年若いジャズトランペッター・佐久間檀と出逢う。男と女、絵画と音楽。互いに心を触発し、愛と快楽が交差する芳醇な時間が二人の間に生み出されるのだが…。大人の愛とその切なさを清冽な筆致で謳う、純愛小説。

●斎藤純(さいとう・じゅん)
小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。

幻獣

amazon Kindle

『幻獣』

末永直海・著

一度だけの関係を持った男に復讐を誓う哀しい女

 三十歳の誕生日、誰からも祝福されず、一人で職場へ向かう女。その職場には、たった一度だけ体の関係になったことがある男がいた。二年もの間、執念深く待ち続ける女は悔し紛れに「結婚するのよ、私」と嘘をついてしまう。引っ込みがつかなくなった女は、やがて復讐を思いつき…。週刊誌「女性セブン」で連載され好評を博した官能ミステリー。

●末永直海(すえなが・なおみ)
1962年福岡県北九州市に生まれる。漫画家小林よしのりの秘書、ホステス、旅回り演歌歌手など数多くの職歴を経て、1996年デビュー作となる「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞。2002年「百円シンガー極楽天使」が文化庁の主催する海外輸出小説、昭和〜平成の優れた日本文学27作品に選出され、アメリカ、イギリス、ロシアで翻訳刊行される。

濡れた心

amazon Kindle

『濡れた心』

多岐川 恭・著

第4回江戸川乱歩賞受賞作品

 女子高生の純粋な同性愛を阻む悪意、そして少女らをあざ笑うかのように重くのしかかる殺人事件。その裏には、いかなる悪魔的意思がひそんでいるのか…? 日記や手記を取り入れた斬新な構成が人間関係や動機を際立たせる文学的探偵小説。澄明な美文で清らかな同性愛をうたいあげ、江戸川乱歩賞に輝いた名作が電子書籍で復刊。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

変人島風物誌

amazon Kindle

『変人島風物誌』

多岐川 恭・著

変わり者たちが住む孤島、そこで起こった連続殺人を扱った本格ミステリ

 我利我利亡者の地主、不気味な絵を描く洋画家、弾けなくなった天才ピアニスト、元博徒の顔役、腺病質な少年、書かない小説家……といった人々が住む孤島"変人島"に続発した事件の犯人は?

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

私の愛した悪党

amazon Kindle

『私の愛した悪党』

多岐川 恭・著

冒頭にプロローグとエピローグを並列、連作風の構成が粋なユーモア人情ミステリ

 生後八ヵ月の女児が誘拐され、身代金を要求される。だが、警察の介入に気づいた犯人は接触してこず、赤ん坊は行方不明のまま時が経つ。二十年後、下町に住む三人の娘のうちの誰かが、誘拐された娘らしいとわかってきたのだが…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

的の男

amazon Kindle

『的の男』

多岐川 恭・著

標的の男を巡り、あの手この手の秘策を凝らす刺客たちのドラマ

 極悪非道な強腰で成り上がった実業家・鯉淵丈夫は、過去買った恨みも数知れず。肚に据えかねた七人が鯉淵めを亡き者にしようと秘策を凝らすが、憎まれっ子世に憚るを地で行くこの男、そう簡単には死んでくれそうもない。連作倒叙ミステリ。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

お茶とプール

amazon Kindle

『お茶とプール』

多岐川 恭・著

不動産会社社長のお屋敷で起こった怪死事件を巡る本格ミステリ

 雑誌社に勤める輝岡亨は、星加邸を訪れた折、居合わせた人々の間に漂う違和感を察知する。その場の不穏な雰囲気が、やがて人ひとりの死を招くことに。殺害された人物は皆に疎んじられ、誰もが殺意寸前の感情を抱いていた。果たして犯人は誰なのか? そのトリックは? また、亨の身辺は、怪死事件以後、様々に騒がしくなっていく…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

氷柱

amazon Kindle

『氷柱』

多岐川 恭・著

隠者のような生活を送っていた男が犯罪行為に手を染めていく過程を描く

 街の一角に三万坪の居を構えて住む風変わりな男……名は小城江保、人呼んで氷柱(つらら)。彼は、ある日遭遇した少女の轢き逃げ事件を契機に、自身が途惑うほどの情熱に衝き動かされ、犯罪行為に手を染めていく。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

おやじに捧げる葬送曲

amazon Kindle

『おやじに捧げる葬送曲』

多岐川 恭・著

入院中の元刑事が見舞客の話を聞いてベッド・ディテクティヴを務める

 不治の病で入院中の元刑事「おやじさん」が、見舞いに訪れる探偵の「おれ」から、事件の話を聞く。十億円の宝石盗難事件、被害にあった宝石商殺害事件、これらを世間話のように語るうちに、やがて「真相」が徐々に明らかになっていくが…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

人でなしの遍歴

amazon Kindle

『人でなしの遍歴』

多岐川 恭・著

おれを殺そうとしている者は、いったいだれなのだろう?

 体調が思わしくない、気力も湧かない。生きていても仕方がない。半ば厭世観に囚われた篠原喬一郎は、三度命を狙われたとき、甘んじて殺されてやろうとさえ思った。しかしその相手だけは知っておきたい。喬一郎は、悪行の限りをつくした自分の半生を振り返り、恨みを抱いているであろう犯人候補者六人の許へ赴いた…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

静かな教授

amazon Kindle

『静かな教授』

多岐川 恭・著

完全犯罪を狙った犯罪者の視点から殺人事件を描く倒叙ミステリ

 うそ寒い家庭生活を送る大学教授は、孤高の学究生活を乱す虚栄心の強い妻を冷ややかな目で見ていた。やがて教授は、彼女を排除すべく"可能性の犯罪"を試みる。目論見通り妻の殺害に成功するが、そのとき家に居合わせた助手に疑いがかかる。そして捜査が進むにつれて、念入りに固めた嘘が、少しずつ剥がれて落ちていき…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

京都で消えた女

amazon Kindle

『京都で消えた女』

多岐川 恭・著

初恋の女を捜す男が京都をたずね歩き、ついに辿りついた女の過去は男を驚愕させた!

 私立探偵・土屋の初恋の女・波津美が京都で失踪した。波津美は京都で、土屋の学生時代の友人で会社社長の大隈と結婚していた。大隈から波津美の捜索を依頼された土屋は、新幹線の中で知り合った三千子を助手に波津美の足跡を追う。そこには、土屋が知らない波津美の影が落ちていた…。二転三転する意外性豊かなストーリー展開、旅情あふれるミステリ。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

長崎で消えた女

amazon Kindle

『長崎で消えた女』

多岐川 恭・著

二つの失踪事件が複雑にからみあい、依頼人と探偵との虚々実々の駆け引きが始まった!

 私立探偵・二本松秋彦は、会社役員・新開に依頼され、二億円を持ち逃げした社員を見つけ出すため、潜伏先と思われる長崎へ飛んだ。二本松は現地で、人妻の行方を追っている女探偵・藍川真奈と知り合い、親密な関係になる。ところが、二本松は奇怪な殺人事件に巻き込まれてしまい、否応なく真犯人追及に走り回る。長編トラベルミステリーの傑作。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

仙台で消えた女

amazon Kindle

『仙台で消えた女』

多岐川 恭・著

仙台・鳴子で起きた連続殺人事件の謎、本格推理と愛憎ドラマの鮮やかな融合!

 美貌の人妻・瀬戸溶子が突然消えた。が、ある夕刊の風景写真の中に彼女によく似た女が仙台の街を背景に映し出されていた。やがて杜の都・仙台と鳴子峡で連続殺人事件が発生。溶子の謎の正体とは? 溶子を追う数人の怪しげな男たち。そして、探偵役のカメラマンと女子大生が最後に見た恐怖の大どんでん返しとは…。

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。

悪党 小説・中国共産党

amazon Kindle

『悪党 小説・中国共産党』

森田靖郎・著

面の皮は厚く、腹は石炭よりも黒く生きる……「チャイナ・ドリーム」の行く末は、黄金夢か悪夢か

 新宿・花園神社で男の惨殺死体が発見された。臓器は切り出され、性器まで切り落とされていた。そして、手には赤い布地のネッカチーフが…。ベテラン刑事・深森とソイチ(組織犯罪対策部)の浅尾は、被害者の足取りを追っていくうち、"ZERO"と題されたパスワード付きメールに辿りつくが…。天安門事件、黄色い雀たちの行動、ジェノサイド・オリンピック、エイズ村、盲流(マンリュウ)、臓器売買ビジネス、狂乱の中国株市場、習近平の金脈、香港の学生デモ、気功集団の学習者弾圧……。政治・経済の両面から浮かび上がってきたキーワードが、中国共産党の本質をあぶり出す。
 ノンフィクション作家が描く、事実に基づいた驚愕の長篇サスペンス。電子オリジナル作品。

●森田靖郎(もりた・やすろう)
作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。

女たちの殺意

amazon Kindle

『女たちの殺意』

松村比呂美・著

5人の女が抱いた「殺意」の行方は…? 傑作心理サスペンス

「仕事辞めちゃったのよ」夫の姉・久里子がまた転がり込んできた。主婦・時子は無神経でルーズな久里子の行動がいちいち目障りで仕方ない。大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。時子のストレスは、いつしか殺意にまで上り詰める…。(「暖かい殺意」)
 平凡な女たちがありふれた日常の中で、ふと芽生えさせた殺意。それがどんどん葉を広げていく様をリアルな筆致で描く。オール読物推理小説新人賞・最終候補作品二編を含む短編集。第4回新風舎文庫大賞ミステリー部門賞受賞作。

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

ふたつの名前

amazon Kindle

『ふたつの名前』

松村比呂美・著

平穏な家庭に潜むふたつの優しい殺意

 高齢者向けの結婚相談所"サードライフ"で働く保奈美。控えめな母、義理の関係だが優しい父との平凡な家庭に育ち、仕事では女性社長からの信頼も厚く、何の問題も見当たらないはずの彼女を、ときおり「不安」としか言いようのない発作が襲う。保奈美がその正体を探りはじめたとき、平穏な家庭がひた隠しにしてきた哀しい事件が蘇る。長篇心理サスペンス。

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

幸せのかたち

amazon Kindle

『幸せのかたち』

松村比呂美・著

仕事、家庭、友情……最後に選ぶのは? 戦慄の長篇心理サスペンス

 駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

果実の誤解

amazon Kindle

『果実の誤解』

松村比呂美・著

彼女の鬱屈した"想い"はやがて全ての歯車を狂わせていく

 物静かな性格の千春には妹が一人いた。妹といっても実の妹ではなく、実の母親が死に、家に転がりこんできた女が生んだ腹違いの妹。その妹は昔から何かと人のものをほしがった。人のものが羨ましく見えて、なんでもほしがる性格なのだ。そのくせ、それが自分のものになると全く興味を示さなくなる。そんな妹が次にほしがったのは、千春の婚約者…。(「熟れた柿」)
 心理サスペンスの名手が贈る、電子オリジナル短篇集。
・熟れた柿
・堕ちたグミ
・溶ける日
・ザクロの秘密
・杏の誤解
・マスカットの空

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

ママさん探偵 律子の事件簿

amazon Kindle

『ママさん探偵 律子の事件簿』

松村比呂美・著

主婦仲間のお悩み解決! 妊娠中も出産後も、律子の推理がキラリと光る

 週刊誌記者を夫に持つ律子は、ある日、編集部に届いた「悩み相談メール」をこっそり見てしまう。そこには「最近、留守の間に誰かが部屋の中に入っているような気がする」という同世代の女性からの投稿があった。持ち前の好奇心と正義感に駆られた律子は、謎を解明するべく、単身乗り込んでいくが…。(「第一話 ベランダの謎」)
 妊娠していても、新米ママになってからも、家でじっとなんてしてられない! ついついご近所トラブルに首を突っ込んでしまう律子の活躍を描いたライトミステリ。電子オリジナルの連作短篇集。

・第一話 ベランダの謎
・第二話 傘の中
・第三話 フィフティ・フィフティ
・第四話 秋の幽霊
・第五話 うちの子が一番

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

落ちる

amazon Kindle

『落ちる』

多岐川恭・著

人間の危うい心理が生々しく描かれる、珠玉の推理短篇集

 第40回直木賞を受賞した短篇集『落ちる』より、自己破壊衝動に駆られる危うい精神状態の男の物語「落ちる」のほか、多彩な趣向に満ちた初期の秀作ミステリ4本を収録。
・落ちる
・猫
・ヒーローの死
・黒い木の葉

笑う男

amazon Kindle

『笑う男』

多岐川恭・著

静かな語り口で人間の悪意と苦悩を描く、珠玉の推理短篇集

 第40回直木賞を受賞した短篇集『落ちる』より、完全犯罪かと思われた事件の皮肉な露顕「笑う男」のほか、多彩な趣向に満ちた初期の秀作ミステリ5本を収録。
・笑う男
・私は死んでいる
・かわいい女
・みかん山
・二夜の女

博士号剥奪 女医・倉石祥子

amazon Kindle

『博士号剥奪 女医・倉石祥子』

霧村悠康・著

患者の命を利用して計画された報復行為の全貌を暴く

「胆嚢癌見落としで術後二ヵ月で死亡?」患者の家族から、抗議文書が届いている。どうもおかしい。裏で操っているのは、現在医療裁判で争っている寺下記念病院のようだ。死因に疑問を持った女医・倉石祥子は、神山烈火・蘭子たちと共に行動を開始。しかしそこには、寺下幸一院長の二重三重に張り巡らされた罠が待ち構えていた。自身の医学博士号取得のため日夜研究に追われながらも調査を続ける祥子は、やがて寺下の"過去"に気付く…。
 テレビドラマ化もされた「女医・倉石祥子」シリーズ、第8弾が電子オリジナル作品として登場!

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。

さらば、わが暗黒の日々

amazon Kindle

『さらば、わが暗黒の日々』

河野典生・著

仕事でバリに降り立った私は、仕組まれた"偶然"により事件に巻き込まれてゆく

 私の躰はくの字に折れ曲がっていた。やがて二人の人間が私を抱え、彼らが海浜の水際を歩いていることがわかる。やがて私の躰は、どさりと降され、同時に大きく左右に揺れた。そう遠くない場所で、早口のインドネシア語の会話がきこえる…。
 バリに来てから、奇妙な人影が常にまとわりついていた。現地のガイドと警察、民族音楽グループ、オーストラリア人の大富豪、そして日本で死んだはずのあの女。やがて殺人事件が起きて、その陰謀が徐々に明らかになっていく…。
 インドネシアのバリ島を舞台にくりひろげられる、正統ハードボイルド長篇。

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

他人の城

amazon Kindle

『他人の城』

河野典生・著

失踪した女の部屋には〈私〉が雑誌に書いた戦争混血児に関する記事が残されていた

 人はみな心の中に他人には窺い知れない孤独な城を持っている。しかしその秘密の城が白日の下にさらされる時、思いもよらぬ悲劇が生まれることもある。ハーフの美少女〈真理〉の失踪。これが〈私〉の四日間、だが四年にも感じられた暑い長い秋の始まりであった…。
 本格ハードボイルド・ミステリの傑作。第62回直木賞候補作品。

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

黒の闘魂

amazon Kindle

『黒の闘魂』

広山義慶・箸

総裁候補にかかってきた謎の脅迫電話、その背後にいる敵の正体とは!?

 次期総裁選出馬を目指す深沢龍則に、正体不明の脅迫電話がかかった。政治生命を断つという脅しだった。調査を依頼された元警視庁刑事の尾形一刀は、深沢の人間性に惹かれ、協力を約束する。深沢には、過去に一つだけ他人にいえない秘密があった。ある女性を、彼女が深沢の子供を妊娠していると知りながら、政治家になるために捨てたのだ。脅迫者がその事実をつかんでいるのか!? 尾形は早速女性の行方を追う。一方深沢は、彼を担ぎ出そうという若手グループと、それに敵対する派閥との争いに巻き込まれてゆく…。永田町を舞台に、男たちの熱い闘いが始まった。
 権謀術数渦巻く政治の世界、そしてその裏で暗闘する調査員・ヤクザ・警察…。ハードバイオレンス・サスペンスの傑作、第1弾。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

黒の謀殺

amazon Kindle

『黒の謀殺』

広山義慶・箸

失意のまま死んだ元首相が残した謎の告発、永田町に蠢く魔物とは!?

 十年前に一億円の不正献金問題で総理総裁の座を追われ、失意のまま六年前に死亡した島倉武明。彼の七回忌法要の翌日、渕上は未亡人から遺書を渡される。その内容を一読した渕上は驚愕する。そこには現総理の高延と、当時島倉派にいた吉原に関する告発が書かれていたのだ。渕上は、警視庁での渕上の後輩で有能な公安刑事だった尾形一刀に調査を依頼。さっそく調べを開始した尾形だが、肝心の吉原が謎の交通事故で死亡していることがわかる。さらに、吉原とつきあいのあった会計士が行方不明となり…。そして、強大な敵の影が尾形に迫る。
 権謀術数渦巻く政治の世界、そしてその裏で暗闘する調査員・ヤクザ・警察…。ハードバイオレンス・サスペンスの傑作、第2弾。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

人狩り稼業

amazon Kindle

『人狩り稼業』

広山義慶・著

失踪・蒸発・行方不明人を専門に追い、標的を情け容赦なしに白日の下にさらす

 警察での家出人捜索願いの受理件数は年間10万件近くにも上る。10年間の刑事生活に見切りをつけた花川兵介は、失踪・蒸発・行方不明者を専門に追って潜伏先を暴く"人狩り稼業"に手をそめた。初めての客からの依頼は、一年以上前にクラス会のため上京したまま行方が分からなくなった、仙台の建築業者の捜索。彼を捜し出すため、花川は猟犬のように各地を嗅ぎ回る。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

人狩り稼業 受難篇

amazon Kindle

『人狩り稼業 受難篇』

広山義慶・著

失踪者・行方不明人捜しの専門家・花川兵介が、詐欺の常習犯を追って北海道へ飛ぶ

 逃亡者を追う苛烈な道。警視庁の元刑事・花川兵介は失踪者・行方不明人を専門に追う私立探偵である。美貌の女弁護士・杉浦景子の色香に負けた彼は、自戒を破って犯罪がらみの依頼を受けてしまう。標的は20億円もの被害を出した詐欺事件の主犯・手島克彦。女から女を渡って潜伏している手島の身辺に迫る花川は、突如、凶暴な男たちに襲撃された。奴らは何者なのか。孤立無援・満身創痍の花川は、"人狩り人"の矜持に賭けて、獲物を追い詰めるべく、手島の女たちを操って奴を焙り出す。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

虚構の街1

amazon Kindle

『虚構の街1』

広山義慶・著

芸能界の事故処理屋(トラブル・シュター)が人間の欲望、打算、野心が渦巻く闇へ切り込む

 芸能界に揉め事は絶えない。女優の不倫発覚を揉み消して、五百万円を稼いだ神子三郎の次の依頼主は、歌謡界の大御所、桂木聖仁だった。何者かに命を狙われているという。そこへ一見何の脈絡もなく別の事件が舞い込んだ。桂木の誕生パーティーに出席していた人気俳優の香村純一が、付近の海岸で溺死寸前のところを釣り人に救出されたのだ。香村純一、通称"ジュン"こそ、上司を殴って警視庁を辞めた神子三郎に、生きるよすがを与えた三十年来の友だった。
 愛、嫉妬、友情、憎悪…。芸能界に人生の縮図を具現化した、本格ハードボイルドシリーズ第一弾。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

虚構の街2 毒牙

amazon Kindle

『虚構の街2 毒牙』

広山義慶・著

芸能界の事故処理屋(トラブル・シュター)・神子三郎が打った大博打とは…?

 深夜、愛人との至福の時間を電話のベルが打ち破った。「すぐに来てくれ。尾けられている」ジュンこと、香村純一からの電話だった。現場に急行し、襲撃者三人を相手に一汗流した神子三郎は、彼らの正体を知り一驚する。二ヵ月前に自殺した新人タレント里中結子の実父が送り込んだ極道だった。結子は自殺する直前、父親に電話を入れ、「香村純一にフラれた」と洩らしたという。だが、ジュンにやましい点がないのもまた事実だ。一人の無垢な少女を死に追いつめたのは誰なのか…?
 華やかな舞台の裏に潜む"悪"を暴き出す事故処理屋(トラブル・シュター)が活躍する、本格ハードボイルドシリーズ第二弾。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

殺(あや)める 捜査一課・瓜生田洋1

amazon Kindle

『殺(あや)める 捜査一課・瓜生田洋1』

龍 一京・著

自動車会社と運輸省の贈収賄に絡んだ刺殺事件と脅迫事件! 二つを結ぶ点と線を追う刑事の苦悩

 安田自動車工業の社長秘書・藤井一恵が自宅で刺殺され、会社の最高幹部三人の元へ脅迫状が届いた。警視庁捜一の瓜生田洋(うりゅうだひろし)は怨恨の線から調べ始め、容疑者の一人として運輸省交通局の課長が浮かび上がるが、彼も刺殺され捜査は難航を極めた。三つの事件を結ぶ点と線を追う瓜生田は、ある証言から、過去に起きた交通事故にすべての事件を解くカギを見つける。そして辿り着いた意外な人物に…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

拷殺 捜査一課・瓜生田洋2

amazon Kindle

『拷殺 捜査一課・瓜生田洋2』

龍 一京・著

女性のバラバラ死体が発見された! 被害者の身元は判明せず捜査は難航するが、捜査本部に女性の失踪を告げる電話が…

 黒いビニール袋に入れられた女性のバラバラ死体が、都内の神社の境内から発見された。頭部と両手部分がないその死体は、被害者の身許すら分からず、事件の長期化を予想させた。そんな中、警視庁捜査一課の部長刑事・瓜生田洋は、遺体に残された手術前痕を手がかりに事件を追い始める。そして、医療事故を取材中だったフリージャーナリストの女性が、失踪しているとの情報が…。さらに病院関係者を追う瓜生田の眼前で第二の殺人が発生した!

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

刑事爆炎 捜査四課・実相寺丈1

amazon Kindle

『刑事爆炎 捜査四課・実相寺丈1』

龍一京・著

都知事にかかってきたテロ予告電話、不法残留中国人の集団脱走、この二つの事件を結ぶ意外な事実とは!?

 東京都知事室に「東京を火の海にする…」という脅迫電話がかかってきた。犯人の狙いは何なのか。混乱する都庁。その夜、入国管理局の収容所が襲われ、警備官を殺害、不法残留の中国人が大量脱走した。ふたつの兇悪事件を結ぶ意外な事実に気付いた警視庁捜査四課の実相寺は、怒りに燃えて、一匹の猟犬と化し、陰謀の核心に肉薄していった。長篇ハードサスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

刑事兇殺 捜査四課・実相寺丈2

amazon Kindle

『刑事兇殺 捜査四課・実相寺丈2』

龍一京・著

中国進出をもくろむ日本企業、その裏に隠されていた悪質犯罪に爆発する刑事の怒り!

 北京行きの中国航空機が成田を離陸直後、爆破された。墜落機には警視庁捜査四課・実相寺のネタ元が…。たんなるチンピラだった男がなぜ北京に? 男の行動に不審を抱いた実相寺は、事件を探るうち、その背後に中国進出をもくろむ日本企業の暗躍を知る。真相究明のため北京に飛んだ実相寺。だが、そんな彼を襲ったのは凶弾の洗礼だった。長篇ハードサスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

港町ヨコハマ 異人館の秘密

amazon Kindle

『港町ヨコハマ 異人館の秘密』

山崎洋子・著

横浜の町を人力俥を引いて走りまわる元気少女・おりんの名推理!

明治38年、関東大震災で大打撃を受ける前の、横浜がもっとも華やいだ時期。少女おりんは、昼間、名門ミッションスクールに通うおしとやかな女学生。夜は、俥夫として、港町ヨコハマを駆けめぐる。横浜一豪華なホテルから飛び降り自殺をしようとしていた同級生を見つけたおりんは、「悪魔からの手紙」におびえる級友を救うため、俥引きで鍛えた脚力と、持ち前の好奇心を武器に、謎に挑む。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

怨讐 銀狼(ウルフ)刑事・本郷義久1

amazon Kindle

『怨讐 銀狼(ウルフ)刑事・本郷義久1』

龍 一京・著

その鋭い眼光から銀狼刑事と渾名される捜査一課の警部・本郷が、犯人を執拗に追いかける!

 池袋の墓地霊園で発見された焼死体、それは目黒北署・平井巡査部長の無惨な姿だった。彼は三年前、不動産会社社長の拉致事件で犯人の一人を逮捕した刑事だった。一方、その社長が再び何者かに一億円を要求されるという脅迫事件が発生。捜査にあたる警視庁捜査一課の警部・本郷義久は相次いで起きた二つの事件に注目。過去の事件との関連と背後に潜む謀略に迫るが…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

掠奪の凶弾 銀狼(ウルフ)刑事・本郷義久2

amazon Kindle

『掠奪の凶弾 銀狼(ウルフ)刑事・本郷義久2』

龍 一京・著

悪を許すまじ! 企業の内部権力抗争とそれに絡む暴力団の存在を嗅ぎつけた銀狼刑事・本郷の活躍!

 羽田空港近辺でタクシー運転手が射殺され、乗っていた女性が何者かに拉致された。女性は、退官後公証人をしている元検事の愛嬢だった。検事と旧知だった元警視庁警部の本郷義久は、かつての上司に依頼され彼女の行方を追う。だが調査を進める本郷は、事件の背後に、ある企業の内部権力抗争とそれに絡む暴力団の存在を察知。犯人の放つ凶弾がさらなる犠牲者を生む中、本郷は醜悪な欲望に駆られた犯人に肉薄するが…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

潜入捜査 女警部・志摩冴子

amazon Kindle

『潜入捜査 女警部・志摩冴子』

龍 一京・著

セックス業界に蠢く巨悪を壊滅せよ! 華麗なる敏腕女警部の活躍!

 眠らない街、東京・新宿。不夜城に群れ集う若者たちが様々な人間ドラマを描き、多くの犯罪が派生する。警視庁生活保安課に籍を置く28歳の独身警部・志摩冴子は、ある夜目撃した美人双子姉妹の飛び降り自殺に、強い疑問を抱いた。調べるほどに、背後では暴力団の影がちらついていたのだ。冴子は、捜査四課の暴力担当の刑事・草本英男の協力を得て、謎の気孔師が組織を通じて、少女たちに売春させている証拠を掴むべく、男の経営する治療院に潜入するが…。殺人・強盗・恐喝・強姦などの凶悪事件を描いた連作短編集、警察小説・官能サスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

危険なあなた

amazon Kindle

『危険なあなた』

山崎洋子・著

しあわせそうに見えるが、歳月は五人の女たちにそれぞれの重荷を背負わせていた

 あの女が私を殺そうとしている! 売れっ子デザイナーの妻・千鶴の周囲で次々と起こる不審な事故。背後に夫の裏切りを感じた千鶴の胸に、密かな意志が芽ばえた…。しあわせなはずの日常にふと生じる、心の隙間を揺るがす危険な旋律。連作短篇サスペンス5話。
・あじさい色のレディ
・曼珠沙華の夜
・ボニーに首ったけ
・騒々しい悪魔
・あなたのいない夜

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

屍薬 捜査一課・桐生恭介1

amazon Kindle

『屍薬 捜査一課・桐生恭介1』

龍 一京・著

殺人事件の裏に潜むコカイン汚染……若い女性を狙い、死に至らしめる組織犯罪の構造を暴く!

 新宿のホテルで若い女性が殺された。被害者が売春を行っていたことから、捜査一課の刑事・桐生恭介と菅原阿季枝は、斡旋した女性に着目する。だが直後、犯人と目される元暴力団員がその女性と情交中惨殺され、事件は意外な方向へ…。捜査が進むにつれ、背後に浮かび上がる麻薬に塗れた人脈。薬を利用し弱者を食い物にする真の犯人に肉薄できるか?

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

奪掠 捜査一課・桐生恭介2

amazon Kindle

『奪掠 捜査一課・桐生恭介2』

龍 一京・著

老人ホームを舞台に多額の金が動いている? やがて結びつく殺人事件と失踪事件の謎とは!

 自由が丘で銀行員が三千万円を奪われ殺された。その金は埼玉県の特養老人ホームに勤める医師が預けたものだった。捜査を開始した捜査一課の桐生恭介警部補らは、そのホームから老人男性が失踪した事件に着目、男の銀行預金一億円が消失している事実を知る。なぜ銀行と福祉施設を巡り事件が絡み合うのか。汚れた金の複雑な動きに迫る桐生たちだが、事件はさらなる殺人を生む。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

屍猟 捜査一課・桐生恭介3

amazon Kindle

『屍猟 捜査一課・桐生恭介3』

龍 一京・著

猟奇殺人事件の背後に蠢く、汚れた野望と歪んだ欲望……狂気の犯罪に挑む決死の捜査!

 宮城県青根温泉郷で若い外国人女性の他殺死体が発見された。捜査を進める警視庁捜査一課の桐生警部補らは、ホステスである被害者が関わっていた管理売春の存在と複数の同僚女性が失踪している事実を知る。女たちの背後を洗うにつれ浮かびあがる容疑者と道路公団の汚職の構造。桐生は鍵を握る男に肉薄するが、その人物は何者かに殺され、桐生たちの身辺にも怪しい影が…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

刑事疑殺 捜査一課・桐生恭介4

amazon Kindle

『刑事疑殺 捜査一課・桐生恭介4』

龍 一京・著

自己破産に追い込まれた女性、その弱みにつけ込む管理売春組織に執念の捜査で立ち向かう!

 眠らない街、東京・新宿。不夜城に群れ集う若者たちが様々な人間ドラマを描き、多くの犯罪が派生する。警視庁生活保安課に籍を置く28歳の独身警部・志摩冴子は、ある夜目撃した美人双子姉妹の飛び降り自殺に、強い疑問を抱いた。調べるほどに、背後では暴力団の影がちらついていたのだ。冴子は、捜査四課の暴力担当の刑事・草本英男の協力を得て、謎の気孔師が組織を通じて、少女たちに売春させている証拠を掴むべく、男の経営する治療院に潜入するが…。殺人・強盗・恐喝・強姦などの凶悪事件を描いた連作短編集、警察小説・官能サスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

デンパサールの怪鳥

amazon Kindle

『デンパサールの怪鳥』

河野典生・著

市場で子供に売りつけられた怪鳥の鈴、そこにはあるメッセージが刻まれていた

 カメラマンの高木がバリ島・デンパサールの市場で手に入れた鋳物製の鈴。帰国後、奇怪な鳥人の型をしたこの土産物をテレビ局に提供したところ、番組放映後に佐伯という初老の男から連絡が入った。どこで手に入れたのか、ぜひ話を聞かせて欲しいという。そういえばあの鈴には、鳥人の胸の部分にだけ鮮やかな真紅の塗料が塗りつけられていて、釘で引っかいたような文字で「T・N」と刻まれていた。(「デンパサールの怪鳥」より)
 人間の孤独とクールなサスペンスを描いた表題作の他、短篇小説6本を収録。
*デンパサールの怪鳥
*ロング・イエロー・ロード
*ポカラ、ペワ・タール湖畔
*やつらの棲む街
*あいつらの世界
*インター・コンチネンタルの客

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

アガサ・クリスティ殺人事件

amazon Kindle

『アガサ・クリスティ殺人事件』

河野典生・著

何者かによって『オリエント急行殺人事件』が再現される!?

 名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった! 45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。ポワロの手には、〈かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる〉との脅迫状が…。全世界のクリスティ・ファンに挑戦する本格推理小説の傑作。

●河野典生(こうの・てんせい)
1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

タブー

amazon Kindle

『タブー』

山崎洋子・著

虚構を演じ続ける女たちの"タブー(禁忌)"とは

 暴露本『スキャンダルへの招待』を書いたのち渡米した、フリーライター有藤久美が一年半ぶりに帰国すると、見知らぬ女が久美の本名を使って結婚し、さらには殺害されていた。女はいったい何者で、何が目的だったのか。久美は、女の遺した手記を手掛りに、謎の過去へと踏み込んでいく。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

禁じられた吐息

amazon Kindle

『禁じられた吐息』

山崎洋子・著

近親相姦、同性愛など甘く危険な罪の味を知った女たちを描くミステリアスロマン

 取引先の接待でSMショーを観に連れて行かれた大手家具メーカー広報責任者唐沢江里子は、平凡な外見をした調教師に惹かれるものを感じていた。その男と再会し、妖しい一夜をすごした江里子を待ち受ける罠とは…。(「甘い血」より)
 近親相姦、SM、同性愛…。背徳の裏側にひそむ官能の罠。甘く危険なサスペンス短編集。
・蜜の肌
・月の吐息
・甘い血
・熱い闇

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

破戒殺人

amazon Kindle

『破戒殺人』

龍 一京・著

警視庁捜査一課が殺人事件を追ううちに、悪徳医師の正体が次第に明らかになっていく

 六本木のマンションで情事の最中の男女が何者かに襲われた。顔に硫酸をかけられ、男は腹部を滅多刺しにされていた。被害者は産婦人科を経営する院長とその愛人。警視庁捜査一課は怨恨の線で捜査を開始、医師を巡る異常な人間関係と不自然な金の流れに迫る。だが、その矢先起こった放火による第二の殺人現場から、女性の頭蓋骨が発見され、捜査を阻む新たな壁が…。規律に生きるべき医師たちの崩壊した倫理を抉る長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

極刑 新宿東警察署事件ファイル1

amazon Kindle

『極刑 新宿東警察署事件ファイル1』

龍 一京・著

司法の名の下で蹂躙された被害者家族、そして彼らの怒りが呼ぶ連続殺人!

 早朝の新宿歌舞伎町で、都議会議員がマンションの十二階から吊され、遠隔操作で爆殺された。被害者が所有していた多額の資産から、容疑は議員の妻と秘書に向けられた。ところが、同じ歌舞伎町でロシア製のトカレフを使った射殺事件が発生。議員が外国人ショークラブのオーナーだったことも判明し、捜査線上にロシアン・マフィアが浮上する。
 迫真の長篇警察小説、「新宿東警察署事件ファイル」第1弾。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

殺命 新宿東警察署事件ファイル2

amazon Kindle

『殺命 新宿東警察署事件ファイル2』

龍 一京・著

殺人事件の背後に浮かんできた恐るべき生殖医療犯罪とは?

 新宿百人町で、下腹部を数十ヵ所もメッタ刺しにされた女性弁護士の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の三田川部長刑事と所轄署の懸命の捜査で、浮かび上がった恐るべき犯罪。製薬会社、大学病院、そして不妊に悩む夫婦に精子や卵子を供給する会社…。生殖医療をめぐる組織に巣くう犯罪者たちの実態が次々と暴かれる。
 迫真の長篇警察小説、「新宿東警察署事件ファイル」第2弾。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

重犯

amazon Kindle

『重犯』

龍 一京・著

轢き逃げ、覚醒剤、暴力団……荒んだ街を整復師・東希子が駆ける!

 柔道整復師の寺一東希子は、スピード違反を取締中の白バイ警官が轢き逃げされた現場を目撃した。しかも、逃走した車の助手席には五年前、同じように轢き逃げで殉職した片山の娘・清花が乗っていた。不安を隠せぬまま東希子は警察の捜査に加わり…。長篇サスペンス小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

熱帯夜

amazon Kindle

『熱帯夜』

山崎洋子・著

我が子を殺めた女に手を差しのべた女性弁護士と女流評論家だが、裁判が進むにつれて二人の神経は引き裂かれていく

 評論家の燈子は、子供を無認可保育所で死なせた経験を本にして、世に出た。弁護士の真希子は、身勝手な夫に悩んでいる。二人は、生活苦から我が子を歩道橋から投げ落とした石川信子を救うため、共闘を約した。果たして信子に殺意はあったのか。働く女性の困難な状況を訴えようとする真希子と、マスコミの関心を集めたい燈子の思惑は微妙にずれ始め…。現代女性の心理のひだを巧みに描くサスペンス。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

七姫伝説 恋の墓標

amazon Kindle

『七姫伝説 恋の墓標』

山崎洋子・著

殺人事件の背景に秘められた、もうひとつの悲しい漂流伝説

 丹後の老舗呉服店に嫁ぎ、しっかり者の若妻らしく振舞う夏生。イベント事務所を経営するやり手の克美。かつて同じ男を愛し、死に追いやった二人が、観光イベントをきっかけに再会する。風光明媚な丹後地方には、七人の美しい女達の物語が伝えられているのだ。羽衣天女、乙姫、間人皇后、小野小町、安寿姫、静御前、細川ガラシャ。だが、それを利用した街おこしイベントの企画さなか、殺人事件が発生した…! 姫たちの伝説が謎に迫る長篇ミステリー。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

長崎・人魚伝説

amazon Kindle

『長崎・人魚伝説』

山崎洋子・著

壮大な夢半ばにして憤死した平賀源内が遊女・瑠璃に仕掛けた大いなる「秘密」とは?

 江戸吉原の遊女の娘として生まれ、長崎丸山の遊廓へ売られていった瑠璃。謎の獄死をとげた天才・平賀源内は、自らの夢を幼い日の彼女に託していた。だが、その秘密は瑠璃本人さえ知らなかった…。
 長崎遊学を口実に、瑠璃に接近する名高い絵師・司馬江漢とその弟子・弥吉。江漢を助けるオランダ大通詞・吉雄幸作。江漢の動静を探る出島乙名の北島藤十郎…。男たちに翻弄される瑠璃の運命は? そして源内の壮大な夢とは? 時代の奔流と、男に翻弄される薄幸な女の謎を描く時代ミステリー。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

薔薇の恋唄

amazon Kindle

『薔薇の恋唄』

山崎洋子・著

イタリアの地で複雑にからみ合う女の愛憎、そして謎の美女の悲しい過去とは…?

 映画の主役に抜擢された元アイドル藤岡みのりは、ロケハンのためイタリアに飛んだ。この映画のモデルは、新宿ゴールデン街のアイドル的存在であった南条水晶子。ところが彼女はかなわぬ恋と知りながら、二十年前宝石強盗までして恋人を追い、ベニスで消息を絶っていた。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベニス。足跡を追うごとに深まる謎。やがてみのりは自分の生いたちに疑問を持ちはじめる…。波乱にみちた謎の美女の足跡を辿る、サスペンス長編。

●山崎洋子(やまざき・ようこ)
1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。

ママさん探偵 律子の事件簿2

amazon Kindle

『ママさん探偵 律子の事件簿2』

松村比呂美・著

探偵に憧れる新米ママがベビーカーと共に探偵事務所へ突撃!?

 調査員募集のチラシを見た律子は、ベビーカーを押しながら探偵事務所を訪れる。子供連れならではの聞き込み捜査ができるのではないかとテスト採用され、子供写真を専門に扱っている『ベビーフォトつばめ』のスタッフ失踪事件の調査を依頼されるが…。(「第一話 律子、ホンモノの探偵になる 前編」)
 愛娘・佑香と一緒に街を走りまわる新米ママ・律子の活躍を描いたライトミステリ。電子オリジナルの連作短篇集。

・第一話 律子、ホンモノの探偵になる(前編)
・第二話 律子、ホンモノの探偵になる(後編)
・第三話 キッズランドの幽霊
・第四話 凶器は何だ?

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

逃亡者

amazon Kindle

『逃亡者』

龍 一京・著

逃亡中の殺人犯が偶然から人の命を救うことに……人間の心の闇を描く問題作

 渋谷のラブホテルで売春婦が殺害された。鉈(なた)で頭部を一撃される残忍さだった。北玉川署の刑事たちは、四年前に管内で起きた殺人事件と手口が同じことから、逃亡中の被疑者・有沢に疑惑の目を向ける。有沢は幼い頃母に捨てられ、養父に育てられたが、暴力に耐えかね養父を殺害したのだ。その有沢は、大分の母の墓前を訪れていたが、倒れている女を発見し助けることに…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

女狼街

amazon Kindle

『女狼街』

龍 一京・著

暴力団が運営するソープランドにたった独りで潜入捜査した女刑事は…

 同じ銀行の女子行員ばかりがつぎつぎに変死を遂げ、事件の容疑者となってしまった恋人の無実を証明すべく、女刑事・藍崎みずきは単身敵地に乗り込むが、強引な超法規的捜査を上司に咎められ、謹慎を言い渡される。裏でつながっていた暴力団と銀行、弁護士…。そして意外な黒幕の正体は!? 官能バイオレンス・サスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

謀奪

amazon Kindle

『謀奪』

龍 一京・著

男なんて信用できない、だから今度は私たちが男を利用してやる……女ふたりが計画した復讐とは?

 テレビ制作会社局に勤める28歳の田川叶は、わずか半年の間に続けて両親を亡くした。父は、借金を苦にして自殺してしまったのだ。だが叶は、父を騙した男・桑野弘康の存在を知っていた。両親のために桑野への復讐を誓った叶だが、女ひとりではどうすることもできない。そんな彼女の前に、高山末有という女性が現れた。末有もまた卑劣な男どもに騙され、復讐の機会を待つ女性だったのだ…。詐欺犯罪の本質を鋭く抉る長篇ハード・サスペンス。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

凶逆 おいらん渕殺人事件

amazon Kindle

『凶逆 おいらん渕殺人事件』

龍 一京・著

婚約者殺害の容疑者にされた女が、警察の捜査網をくぐりぬけて真犯人を追う!

 路上放置されたベンツの車内で毒殺死体が発見された。被害者は練馬の歯科医・阿南隼人。被害者の身辺を洗う中野東署は、婚約者である竹越美央と阿南との間の不自然な金の流れに着目。さらに事件の目撃者が現れたため、美央の犯行は確定的かと思われた。一方、事件の背後に自分を陥れようとする者がいることを知った美央は、真相究明のために行動を開始する。美央は目撃者の男に事実を質すべく彼の部屋を訪れるが、そこで彼女が発見したのは、阿南の家系の詳細な調査書と、阿南殺害と同じ手口で殺された男の死体だった。調査書に記された"おいらん渕"という地名の謎を追って札幌に飛んだ美央。だが、彼女はそこで衝撃の過去を知ることに…。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

虚構捜査 小説スパイ学校

amazon Kindle

『虚構捜査 小説スパイ学校』

龍 一京・著

身分を隠して日本国内で暗躍する北朝鮮工作員との行き詰まる攻防!

 交番勤務の警察官・飛田淳は、やさしい性格ながら人一倍の正義感を持ち、犯罪や社会の矛盾に憤っていた。語学、柔剣道、射撃ともに優秀なことから警備課への転属命令が下る。諜報工作員(スパイ)としての厳しい訓練と教育を受けたあと、上司の指示で外国人女性をマークするが、逆に何者かに襲撃されて飛田に危機が迫る。麻薬、偽札、拉致監禁と縦横無尽に振る舞う外国人組織は絶対に許せない…。正義感に燃える諜報工作員の男が社会の矛盾に果敢に挑む。長篇警察小説。

●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。

わたしはここにいる、と呟く。

amazon Kindle

『わたしはここにいる、と呟く。』

新津きよみ・著

「さがす」をテーマに女性の深層心理を様々な角度から描く

 確かなものが欲しかった。絶対に自分を裏切らないものが…。萌子は幼い頃、母親に捨てられたことが原因で、確かなものしか求めず、なにも信じられない大人になっていた。そんなとき父親が亡くなった。葬儀で再会した叔母から、母親の居場所を教えられ、萌子は戸惑う…。どうか気づいて。わたしを見つけて。「さがす」をテーマに綴られた七つの物語。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

孤独症の女

amazon Kindle

『孤独症の女』

新津きよみ・著

七つの家族のカタチ……最期は結局一人になる

 弟夫婦の子供、翔が生まれたとき「あら、目元が由希によく似ているわね」と言ったのは由希の母親だった。似ていたのは顔だけではなかった。成長していく翔から、絵の才能を垣間見る由希。画家になることが夢だった由希は、翔に絵の始動をするようになる。次第にその思いは過剰なまでに強くなる。しかし大きく育つ翔から、絵を描く時間が他のものに奪われていき、憤りを隠しきれない由希は…。他六編、家族の繋がりを様々に描く珠玉の短篇集。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

手紙を読む女

amazon Kindle

『手紙を読む女』

新津きよみ・著

仲睦まじい母と息子に秘められた謎

 この手紙は、「十年後の自分に宛てた手紙」ではなく、「十年後の美恵子伯母さんに宛てた遺書」なのです……十年前、無理心中を図った妹夫婦。高須美恵子は、ただひとり生き残った甥の和彦を養子として引き取る。人気推理作家"高須史一"として第二の人生を歩み出した和彦と、アンチエイジング研究の第一人者である美恵子。二人に届くさまざまな手紙をめぐるミステリー連作集。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

時効を待つ女

amazon Kindle

『時効を待つ女』

新津きよみ・著

〈あのとき〉の事件がいまになって思わぬ姿をみせる

「落ち穂拾い班に入ったぞ」久しぶりに早く帰宅した夫が言った。時効間近の事件を再捜査する"落ち穂拾い"。十五年前のあの事件を、夫が担当するなんて…。(「時効を待つ女」より)
 女たちの日常と心理をリアルに描く、サスペンス・ミステリー短篇集。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

死者の伝言板

amazon Kindle

『死者の伝言板』

田中文雄・著

死体に込められたメッセージの謎を巡り二転三転する犯人像は…

 新聞の尋ね人の欄に自分の名前を見つけた会社員の伊東吾郎は、指定場所である東西大学へ出かけた。だが、尋ね主は現れず、同時刻、学内で学生の自殺事件が発生する。翌日、またも東西大学生による自殺事件が起き、吾郎は、二つの事件が昔の恋人・新田麗子と共作したミステリーそのままの擬装殺人であることに気付いて慄然とする。第三の殺人を阻止するため物語から予想される現場へと向かった吾郎は、あろうことかすでに殺されていた三人目の被害者の証言により、殺人犯として逮捕されてしまう…。モダン・ホラーの第一人者が描く、本格長篇ミステリ。

●田中文雄(たなか・ふみお)
1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。

ヒポクラテスの暗号

amazon Kindle

『ヒポクラテスの暗号』

山崎光夫・著

政府要人の寿命が一ヵ月単位で予測されている!? 謎の怪文書をめぐって政財界が揺れ動く

「さっき演壇で挨拶した室縄通産大臣だけどな。今月いっぱいもたないだろう。三年前からわかっているんだ」
 健康長寿科学シンポジウムにふらりと現れた五十過ぎの汚い男は、不敵にもそう宣言した。製薬会社に勤める西畑は、酔っ払いの戯れ言だと思っていたが…。やがて、全閣僚の寿命を一ヵ月単位で予測した"ヒポテーブル"なる怪文書を目にして、西畑は男の行方を探し始める。一方、細胞手術(セル・サージェリー)という世界初の手法で執刀された肝臓移植手術の経過報告に、永田町は耳をそばだてていた。肝機能障害を噂される首相の緊急入院、その裏では政財界を巻き込んだ陰謀が蠢いていた…。先端医学情報が国政を揺さぶった六ヵ月を描く、驚異の医学サスペンス。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

殺意の演奏

amazon Kindle

『殺意の演奏』

大谷羊太郎・著

人気司会者が自室で死体となって発見された! 残された暗号日記は遺書なのか、それとも…?

 芸能ショーの司会者、細井道夫が死体となって発見された。部屋は内鍵が下ろされた密室で、死因はガス中毒。机に、遺書とみられる暗号日誌が残され、暗号を解読した捜査当局は、自殺と断定し、捜査を打ち切った。が、解読されたはずの暗号が二重構成と判明するや、事件は、がぜん複雑な相を帯びてきた…。
 第16回江戸川乱歩賞を受賞した本格長編ミステリ作品。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

死を奏でるギター

amazon Kindle

『死を奏でるギター』

大谷羊太郎・著

持ち主が次々に死ぬという呪われたギター! 時を経て解明された密室殺人のトリックとは?

 平凡なサラリーマン若杉に突如かけられた殺人容疑。見知らぬ男の他殺死体が持っていたメモに、自分の名が記されていたというのだ。しかも被害者が秘匿していたギターは、34年前に若杉が所有していたものだった。薄幸の女リリーの思い出に導かれて、若杉は34年前の謎に挑む。持ち主が次々に死ぬという一台の不吉なギターをめぐって、過去と現在が絡み合い、そして、恐るべき殺人計画の全貌が解き明かされる…。
 第13回江戸川乱歩賞最終候補となった『美談の報酬』を大幅に加筆修正、改題された本格長編ミステリ作品。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

虚妄の残影

amazon Kindle

『虚妄の残影』

大谷羊太郎・著

密室トリックの謎は過去に迷宮入りした殺人事件とどうつながるのか?

 三津田建業創立20周年祝賀会で、社長三津田良造は創業時の秘話を披露したのち、死体となって発見された。部屋は密室状態、死因は毒薬による中毒死であった。捜査が進展するにつれ、三津田の暗い過去とともにその秘話の裏側が明らかにされる。
 戦時中に行方不明となった山下財宝、クレーン会社専務殺人事件、警備員殺害事件……みえざる糸がたぐられ、複雑にからみあって事件の核心が"密室"へと収斂してゆく。
 第15回江戸川乱歩賞最終候補となったとなった本格長編ミステリ作品。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

巡業殺人(1) 殺人予告状

amazon Kindle

『巡業殺人(1) 殺人予告状』

大谷羊太郎・著

密室トリックの殺人事件が暴く、芸能界の内幕

 芸能プロの社長・神山が密室状況の社長室で殺された。東北巡業の打ち合わせのため偶然居合わせた下請けプロのマネージャー・松原は、事件の直前、専務の桑田が沈痛な面持ちで社長室から出て来るのを目撃していた。捜査は難航したまま、松原の率いる人気歌手一行の巡業は始まった。数日後、同行の司会者・花野のもとに一通の脅迫状が送られてきた。殺人予告状。そして、花野は…。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

巡業殺人(2) 死の部屋でギターが鳴った

amazon Kindle

『巡業殺人(2) 死の部屋でギターが鳴った』

大谷羊太郎・著

密室でギターが鳴り響き、一人の人気歌手が殺された

 密室の楽屋で不気味なギターの音が響き、そして人気歌手・芦田真美の死体がそのわきに転がって発見された。果たしてギターを掻き鳴らしたのは、死ぬ間際の真美か、あるいは犯人だったのか? その時刻、現場近くにいたのはマネージャーの松原直人だけで、容疑者と目された彼は単独で殺人トリックに挑戦せざるを得なかった。そして次々に浮き彫りにされるそれぞれの青春の過去と謎は…。
 第12回江戸川乱歩賞の最終候補作『四つのギター』を改稿・改題した本格長編ミステリ作品。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

安楽処方箋

amazon Kindle

『安楽処方箋』

山崎光夫・著

医学雑誌に掲載された「医師に見破られず自殺する方法」の謎は解明できるのか

「医師に見破られず自殺する方法ありや」医家向け専門雑誌に掲載されたこの質問に対し、謎の投書が寄せられた。「有リ。但シ、影響多大ト思ワレルニ付、茲ニハ記サズ」……編集部の塩谷は、昨年から頭にこびりついて離れない自分の母親の経緯を考えると、その内容はとても人ごととは考えられなかった。彼は、その手紙に使用されている横罫便箋に小さく印刷されていた「東京養成院」の活字を手掛かりに、差出人を探すことを決意する。(「安楽処方箋」より)
 現代における生と死の意味を鋭くえぐる小説現代新人賞受賞作「安楽処方箋」、直木賞候補作「サイレント・サウスポー」「詐病」他を併録した医療ミステリ短篇集の名作。

*安楽処方箋
*サイレント・サウスポー
*詐病
*カルテの軌跡

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

レッドライン・カルテ

amazon Kindle

『レッドライン・カルテ』

山崎光夫・著

政府要人の健康管理のため、という名目で密かにカルテが出回っている!?

「概ね健康」と公式発表されているVIPの遊説先に何故医師団が随行するのか……胸中にくすぶる疑念が次第に膨れあがってゆく。専門医たちが集まる「極秘の会合」、その真の目的は何なのか。(レッドライン・カルテ)
 花札一枚を看護婦に差し出して藤森医師に取り次ぎを頼んだ過去からの客人。男は何の礼を言いに現れたのか。一方、藤森の心の裡では苦い思い出が広がっていく。(第二外科時代の余罪)
 八ケ岳の避難小屋で生死の境をさまよう登山者。猛吹雪のなか、急性の盲腸で一人の男が倒れた。麻酔も道具も満足にない状態。わずかな材料で手術に踏み切れるのか。(八ケ岳モルゲンロート)
 人と医療の関係を改めて見つめ直す、医療サスペンスの中篇3本を収録。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

菌株(ペニシリン)はよみがえる

amazon Kindle

『菌株(ペニシリン)はよみがえる』

山崎光夫・著

第二次大戦の秘話を背負った「M179」と呼ばれる菌株を巡り医薬品業界の思惑が踊る

 突然もちあがった抗生物質博物館設立プラン。展示の目玉にすべく、わが国初のペニシリン菌株を追い求める旅が始まった。ドイツと日本をまたいで忍びよる妨害の手、迫り来る危難……一体なぜ? 菌株に何かの因縁があるとでもいうのだろうか。戦後五十年を経て、医学界をわき立たせ、同時に震えあがらせるペニシリンの秘密とは何か。衝撃の医療サスペンス小説。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

生命(いのち)のサイレン 救急女医・五條史子

amazon Kindle

『生命(いのち)のサイレン 救急女医・五條史子』

山崎光夫・著

生と死がせめぎあう救急医療の現場に、若き女医が挑む

 孤独な老人、虐待された幼子、ヴィザ切れの外国人労働者、犯罪者、あるいは政府要人……。救急病棟に運び込まれた人々の群れ、その過去、そして現在が、女医・五條史子の前に立ちふさがる。
 サイレンが鳴り響く、赤いランプが回る、ストレッチャーが音をたてて運び込まれる。「生命徴候(バイタルサイン)チェック!」オペ室で、集中治療室で、現代社会に病み、傷ついた者を救うべく、彼女の闘いが始まった。
 現代医療の原点を問う、衝撃の医学小説。連作短篇集。

●山崎光夫(やまざき・みつお)
1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。

地図にない谷

amazon Kindle

『地図にない谷』

藤本 泉・著

その部落へはなぜ立ち入ってはいけないのか……そして、村民が次々と急死する風土病の謎とは?

 大学の夏休みに郷里へ帰った帯金多江は、鬼兵衛谷をレポートに取り上げようととしたが、なぜか母の強い反対にあった。だが、許婚者とともに秘かに探索に乗り出し、「いきなり病」と呼ばれる風土病を調べるうち帯金家が谷の歴史に深くかかわっていることに気付く。あまつさえ、一八〇年に及ぶ谷への弾圧の張本人が帯金一族にあったことと同時に、多江は恐るべき自分の出生の秘密を知る。
 第17回江戸川乱歩賞最終候補となった「藤太夫谷の毒」を改題。伝奇ミステリーロマンの名作。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

呪いの聖域

amazon Kindle

『呪いの聖域』

藤本 泉・著

父の像を求めて辺境に向かう青年の運命は、不気味な老婆たちが握っていた…

 飛行機事故で死んだ父の遺体を引き取りに行った山戸東介は意外な事実を聞いた。事故機の機長こそ本当の父であり、しかも自殺ではないかというのである。不思議な糸に導かれて東介は、外来者を片端から殺す陸の孤島・雪花里(つがり)村に引き寄せられていく…。無気味な世界を描く長編伝奇推理の傑作。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

時をきざむ潮

amazon Kindle

『時をきざむ潮』

藤本 泉・著

第23回江戸川乱歩賞受賞作品

 三陸の辺鄙(へんぴ)な海岸で、双生児を思われる学生の遺体が車の中から発見された。地元警察署には、別の学生の捜査依頼が出されていたが、高館刑事は二つの事件のつながりを直感し、接点を求めて捜査を開始する。事件の舞台となった白蟹村は古い伝承と習俗をもつ閉ざされた社会であった。刑事の執念の捜査が、まさに核心に迫ったとき、古代伝承は不気味に甦る。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

呪者の殺意

amazon Kindle

『呪者の殺意』

藤本 泉・著

家族のためにもあの父を殺さねばならない……ねぶた絵に秘められた怨念、この世の地獄に、娘はおびえ戦慄する!

 ねぶた寺といわれる銀舟寺の住職は、高名なねぶた絵師だった。娘の早子は、人を人とも思わぬ横暴な父への怨念に燃えながら反逆のねぶた絵を描く。だが、どうやらこの家には、父に対して殺意を抱く人間が他にもいるらしい…。
 呪われた宿命と業が物語の進展とともに浮かびあがる。津軽のねぶた祭りをクライマックスとする謎の殺人とこの世の地獄を風土色豊かに描き、読者を底知れぬ恐怖にひきずりこむ伝奇推理、心理サスペンスの傑作。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

針の島

amazon Kindle

『針の島』

藤本 泉・著

他所者を受け付けようとしない島人たち……彼らが唄う不気味な俗謡に秘められた意味とは?

 山形県酒田沖に浮かぶ羽里島(はりじま)。この島を偶然おとずれた新米刑事の五十嵐は、奇妙な墜死事件に遭遇した。死者は古びた神社の急な石段を転落していた。謎のダイイング・メッセージを受け取った五十嵐は、独断で捜査を開始。すると、この三年間に同じ場所で毎年墜死事件が起こり、身許を示す所持品も何者かに抜き取られていた。しかも、死者はいずれも東京のM石油の幹部社員だった。そして盲目の巫女が、五十嵐の死を予告する…!?

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

呪いの聖女

amazon Kindle

『呪いの聖女』

藤本 泉・著

雪深い東北の山間と赤坂の街を貫く戦慄の罠

 億万長者、石郷岡宗次郎が殺害された。過去20年間に彼の妻と実子5人も奇妙な死を遂げていた。石郷岡の莫大な財産を相続する養女・妙に甲地刑事は疑惑を抱くが、彼女には完璧なアリバイが…。だが石郷岡の邸で見た神棚と不思議な風習を追って、甲地は妙の故郷岩手へ飛ぶ。そしてそこで発見したものは、恐るべき怨念の交錯と堆積であった。禁忌を犯した彼を待ちうけるものは…。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

偽装捜査 北陸慕情二人の女

amazon Kindle

『偽装捜査 北陸慕情二人の女』

霧村悠康・著

温泉旅館の歴史の中に埋もれた、医者の誤診、死亡事故、白骨死体の謎とは?

 北陸能登半島にある温泉地・柚河。その田舎町に診療所を開いている麻生正智医師の様子がおかしいと言うので、麻生医師と親戚関係にある長尾警視正とその部下である胡桃沢刑事らが様子を見に行く。しかしそこには、誰もいない病棟を廻診してぶつぶつと独り言を喋り続ける麻生医師の姿があった。やがて麻生医師は、「ゆのや」という温泉旅館にまつわる思い出話を語り出す。聞くとはなしに聞いていた胡桃沢刑事たちだが、やがて顔色を変える。この医者は、三年前に火事で全焼した「ゆのや」の焼け跡から出てきた白骨死体……その秘密を知っている! やがて麻生医師の"告白"は、ある女性の哀しい人生と、長い年月をかけて複雑に入り組んでしまった人間関係についても言及していく……。
 鄙びた温泉街を舞台に繰り広げられる衝撃の医療ミステリ。電子オリジナル作品。

●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。

蝶たちは今…

amazon Kindle

『蝶たちは今…』

日下圭介・著

第21回江戸川乱歩賞受賞作品

 旅先で間違えた他人のバッグから出てきた一通の手紙。それは女から男にあてたものだった。バッグを返すべく、手紙の差出人を訪ねてみると、意外にもその女性は三年前に死んでいた。しかも受取人まで故人! 死者同士で交わされた手紙の謎の背後には、忌まわしい出来事が…。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

血の色の花々の伝説

amazon Kindle

『血の色の花々の伝説』

日下圭介・著

殺人トリックが次の殺人トリックを招く……そして恐るべき負の連鎖の果てには?

 情事のもつれの果てに生じたガス爆発が多くの人の死を招いた。その事故は偶然か故意か? そして十数年、生き残った関係者の間に、不可解極まる殺人が続発。一連の事件を解く鍵は、珍種のサクラソウという。愛憎渦まく数奇な人生を背景に、謎が謎を呼ぶ…。トリックの名手が贈る会心のミステリー長編。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

花の復讐

amazon Kindle

『花の復讐』

日下圭介・著

その殺人トリックを暴いたのは現場に残されていた花だった!

 花や鳥や虫……これらには人間の常識では推し量れない鋭敏な感覚と不思議な習性がある。そして人間がこれら自然界の生き物をまったく無視し去るとき、見事に人間は裏切られるのだ。技巧派の俊才が、小さな生物たちを鮮やかな論理のなかに散りばめ、澄明な文体で描き上げた異色のミステリ短編集。

*黒い葬列
*雲雀はなぜ殺された
*花の復讐
*あじさいが知っている
*朝に散る
*蜂と手まり

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

血ぬられた光源氏

amazon Kindle

『血ぬられた光源氏』

藤本 泉・著

伯父の女性遍歴はただならない、ましてや彼女たちのほとんどが不審死を遂げている

『源氏物語』研究の権威者である大学教授・洞院一史が起こした交通事故。彼は一命を取り留めたが、同乗していた若く美しい教授夫人はこの世を去った…。洞院家に居候している姪の京子は、事故に疑問を抱き、恋人の黒鍬文夫とともに伯父の過去を探っていく。やがて暴き出されたものは、醜悪な女出入りだった。本妻を三度も事故で失い、また数々の女たちが疑惑につつまれて死んでいた。光源氏を地で生きた、世にもまれな殺人鬼に挑む京子だが…。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

ガラスの迷路

amazon Kindle

『ガラスの迷路』

藤本 泉・著

社会主義国で殺された恋人の無念を晴らすため、日本人青年が単身乗り込んで調査にあたる

 ガラス工芸に生きる大浜海多は、恋人・磯西数子の突然の心中事件を知った。場所は数子がガラス器製作の研修で訪れていたチェコスロバキアの首都プラハで、しかも相手は親友の中務秋男だった。数子への追憶を胸に、遺骨引き取りにプラハへ行った大浜は不審な点に気づき、事件を調べ始めたが、警察権力の壁に行く手をはばまれる…。
 圧殺された"1968年の春"以後のプラハを舞台に、権力者の腐敗と庶民の沈黙の底に流れる世界を鋭く抉る。第30回日本推理作家協会賞長編賞候補作品。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

暗号のレーニン 革命の父のミイラの秘密

amazon Kindle

『暗号のレーニン 革命の父のミイラの秘密』

藤本 泉・著

万人に公開されていながらなお不可解な「レーニンのミイラ」を巡る謎とは

 八重浜健(やえはま・たけし)はモスクワにあるレーニン廟見学者の長蛇の列のなかにいた。何かしらとほうもなく威圧的できびしい雰囲気。その過剰なほどの警備は、社会主義国家・ソビエト連邦の"聖地"を如実に示す光景だった。このモスクワで、八重浜の祖父も父も、レーニンのミイラに何らかの関係があるという「暗号文」を追い、そしてそのせいで消されてしまった。そんな思いが彼の中にあった。遺された暗号文を解読するため動き出した八重浜だが、やがて暗殺者の手がのびて…。

●藤本泉(ふじもと・せん)
1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。

悪夢は三度見る

amazon Kindle

『悪夢は三度見る』

日下圭介・著

「絹代さんを殺したのは、わたしの兄です」突然訪問してきた雪子と名乗る若い娘はそう語った

 二年前、何者かに毒殺された水島絹代。彼女の家を、犯人の妹だと名乗る娘が訪れた。犯人は自殺し、殺人を告白した遺書が残されていたのだと語る。しかし、その男と被害者を結ぶ糸はどこにもない。なぜ彼女は殺されたのか? 絹代の兄である浩一と謙二は謎を追ううちに、過去に起きた北見沢泰子という女性の飛び降り自殺との関連性に気付く。そして、地蔵の影をともなって、悪夢がよみがえってくる…。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

ころす・の・よ

amazon Kindle

『ころす・の・よ』

日下圭介・著

恋人に捨てられ、傷ついた心の隙間に忍び込む殺意

 恋人に捨てられ、傷ついた心に芽ばえる殺意。もう戻って来ない楽しかった日々と訣別するため、女は完全犯罪を計画する…。微妙に揺れ動く女心の翳りを描く表現作「ころす・の・よ」をはじめ、暑く重苦しい夏の殺人事件と蛍を象徴的にからませた「暗い光」、スラリー仕立ての「阿美の女」、日常生活の盲点を突く「盲点のひと」など、本格推理の佳作を七編収録したミステリ短編集。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

優しく埋めて

amazon Kindle

『優しく埋めて』

日下圭介・著

それは一本の電話から始まった……失われた記憶をたどって過去が亡霊のように甦る

 警察を退職して警備会社に勤める渡会栄治は、ある朝見知らぬ女からの電話で起こされた。その女、大友康子の夫が十四年前に渡会に世話になったという。しかし康子の話はどうも要領を得ない。夫がどんな名前でどんな人間だったか調べて欲しいというのだ。気になった渡会が康子に会いにいくと…。失われた記憶に過去が錯綜する「流れ藻」を始め、9本の短編を収めたミステリ短編集。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

名前のない死体

amazon Kindle

『名前のない死体』

日下圭介・著

元警視庁の刑事が殺された事件と、昭和三年に満州で起きた暗殺事件の関係は……驚くべき昭和史の内幕が明かされていく

 十年前、何者かに刺殺された父の墓参りに訪れた寺坂健吾。彼は、墓地で増渕という老人と、その孫娘の美奈子に声をかけられる。老人は、元警視庁の刑事だった寺坂の父に命を救われたことがあるといい、真犯人を探し出す手伝いを美奈子にさせるという。寺坂の父が現職時代に関わった事件の中で、中国人と思われる二人の人物が殺害されたものがあった。これが父の死に深い関係があると知った寺坂だが、当時の調査を続けるうち、昭和三年に満州で起きた中国要人暗殺事件とのつながりにも気づく。昭和史の常識を覆す父の死の真相と真犯人とは…。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

ママさん探偵 律子の事件簿(3)

amazon Kindle

『ママさん探偵 律子の事件簿(3)』

松村比呂美・著

ベビーカーの愛娘と共に街のトラブルを解決する、新米ママ探偵の活躍!

 大好きなジンベイザメを見に水族館へやって来た律子。娘の佑香、夫の佑一郎と共に楽しんでいると、館内に「迷子のお知らせ」が流れた。青いジャンパーに青い野球帽、七歳の男の子…。その後、何度も何度も繰り返される放送。こんなに見つからないなんて、事件の可能性もある? 律子の顔が、探偵になった。(「第三話 水族館」)
 子供連れならではの潜入調査とキラリと光る推理力。ベビーカーを押しながらの異色探偵・律子の活躍を描いたライトミステリ。電子オリジナルの連作短篇集。

・第一話 フクロウの置物
・第二話 あの子に会いたくて
・第三話 水族館
・第四話 いちばん幸せな場所

●松村比呂美(まつむら・ひろみ)
1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。

ひかり号で消えた

amazon Kindle

『ひかり号で消えた』

大谷羊太郎・著

東京・名古屋を疾走中の密室空間「ひかり号」から、男の姿が消えた!

 人気評論家・磯部俊明がTV局の仕事を終え、人目を避けるようにして「ひかり号」に乗車。留守宅の妻・道子に怪電話がかかって来た。磯部を誘拐し、その証拠に真珠のネクタイピン、カフスセット、ブルーのハッカパイプを送るという。道子は茫然とした。磯部が愛用している四本のカラーパイプのうち、ブルーを選んで渡したのは、他ならぬ道子だったのだ。犯人は何故そのことを知っているのだ…?(「ひかり号で消えた」より)
 密室・アリバイトリックの名手が贈る、珠玉のミステリ短編集。

*トリオプレーの密室殺人
*聖書と札束
*殺意の二重奏(デュエット)
*金と女の結末
*麻薬(ヤク)は囮さ
*聞き慣れた声
*喪失の傷痕
*ひかり号で消えた

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

スキャンダル殺人事件

amazon Kindle

『スキャンダル殺人事件』

大谷羊太郎・著

芸能情報誌へのタレコミ電話が、恐るべき殺意を引き寄せた!?

『芸能スター情報』編集部は、デビューして間もない新人清純派スター・月永令子に関する密告電話(タレコミ)に色めきたった。「おどかないでね、彼女、以前チュウゼツ…」そこまで言った女の声が不意に途切れ、「やめて、苦しい。助けて」という悲鳴になって電話が切られた。翌日、電話を掛けてきたと思われる女を捜し出した時には、彼女は死体となっていた…。
 虚像の裏に渦巻くスター達の世界をミステリータッチで描いた表題作ほか、ミステリの傑作6編を収録。

*栄光と陥穽
*消えた指紋
*悪女のプレゼント
*消された死体
*スキャンダル殺人事件
*盗聴器
*死体はLを描いた

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

狙われた夜警たち

amazon Kindle

『狙われた夜警たち』

大谷羊太郎・著

エロス、サスペンス、そして殺人計画!? 男女の睦言から生まれた悲劇とは

 ガードマンが殺された。厳重な警備の盲点を巧みについた犯人は不敵にも、犯行現場にTAKERUという謎の文字を残していった。警備会社の若きエリート高沢は独自に事件の調査にのりだしたが、犯人は意外にも…。(「狙われた夜警たち」より)
 女の色香に惑わされた男たちを描いた本格ミステリ傑作選。

*二度消えた女
*二人の侵入者
*爆走音は死を招く
*狙われた夜警たち
*脅迫電話
*海鳴りの断崖
*不倫炎上

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

伊豆-猪苗代W殺人

amazon Kindle

『伊豆-猪苗代W殺人』

大谷羊太郎・著

二つの宝石商殺人事件の裏に隠された真相と巧妙な罠!

 宝石商を殺害し逃走中の男を偶然目撃してしまった小高昌夫とその婚約者。犯人と乱闘の末、婚約者は殺されてしまう。捜査は難航し、一転、疑いは昌夫に向けられることになった。容疑は晴れたもののいたたまれくなって故郷を離れ上京した昌夫だが、またもや宝石商殺人事件に巻き込まれる。なぜ彼は似たような殺人事件の現場に出くわすのか…? 二つの事件の裏に隠された謎に敢然と立ち向かう探偵・松平雪雄の推理が冴える。
 表題作の中編ミステリ他、四編の短編を収録。

*伊豆-猪苗代W殺人
*湖畔心中の罠
*臆病な誘拐犯
*犯人は通報者
*初恋の人さがします

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

殺人の二重罠(ダブル・トラップ)

amazon Kindle

『殺人の二重罠(ダブル・トラップ)』

大谷羊太郎・著

究極のトリック、驚異のアリバイ崩し……破れるか、二重罠の壁!

 都心・池袋の雑居ビル。長い夜を過ごすガードマンたちが、ドスン、という地響きの音を聞いた。慌てて現場に駆けつけると、窃盗犯が墜落死していた。また、同じビルの7階では宝石商が惨殺されていた。単純な強盗殺人事件かと思われたが、捜査主任・西岡修司警部は釈然としない。そして、浮かび上がった容疑者には“垂直のアリバイ”に守られていた…。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

鶯を呼ぶ少年

amazon Kindle

『鶯を呼ぶ少年』

日下圭介・著

ウグイスの声が導いたものは、森の中に隠された男の死体

「正夫に死体の話をしたのは、あくまで、でまかせでした。正夫が、あの山に登るのが恐ろしかった。山には忌わしい記憶があるのです。私と、正夫の母の…」あの山には近寄ってはいけない。特に、稲荷神社の祠には。あそこには“秘密”が埋められているから…。(「鶯を呼ぶ少年」より)
 第35回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した表題作の他、物悲しくも美しい珠玉のミステリ短編7本を収録。

*鶯を呼ぶ少年
*死はゆるやかに
*時には草色の血
*目撃者
*紅皿欠皿
*誘拐
*波がうたった死の詩

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

偶然かしら

amazon Kindle

『偶然かしら』

日下圭介・著

日常の現実は偶然に作用されることが多い……それは殺人計画も同じである

 もしも、あの時、釣りに行くのを中止しなかったら、もしも、あの時、顔見知りに会わなかったら…。偶然が重なって、一人の男が死んだ。ごく平凡に見えるこの事件に微かな違和感を抱いた刑事がいた。偶然性を扱った画期的な作品「偶然かしら」の他、一幕サスペンスの「歌で死ぬ」写真トリックを使った「仰角の写真」「印画紙の場面」など、9編収録のミステリ短編集。

*偶然かしら
*歌で死ぬ
*透明な糸
*消えない女
*健康のための殺意
*青い百合
*仰角の写真
*印画紙の場面
*長過ぎた一瞬間

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

北の聖夜殺人事件

amazon Kindle

『北の聖夜殺人事件』

大谷羊太郎・著

札幌で女性歌手が殺された! 痴情か怨恨か、暗闇に渦巻く殺意と血塗られた密室の謎

 雪の降りしきるクリスマス・イブ、札幌の芸人宿に偶然泊まり合せた十三人の客の中の一人が絞殺された。殺されたのは、ススキノのキャバレーで歌っている相原光子。容疑者として光子と深い関係にあり、その夜一緒だった浦山勇が浮かぶ。しかし、内鍵のかかっているほかの三つの部屋から、光子の所持品が発見され、捜査は混沌とした様相をみせはじめてきた…。(「北の聖夜殺人事件」)
 本格推理の醍醐味を充分に堪能させる、珠玉のミステリ短編集。

*北の聖夜殺人事件
*月光と鮮血
*二回目の偶然
*惨劇の家
*死の年賀状
*死者の踊り

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

完全密室殺人事件

amazon Kindle

『完全密室殺人事件』

大谷羊太郎・著

密室に隠された罠と横たわる美女の死体……なぜ賊は同じ部屋に二度侵入したのか?

 首都圏近郊のアパートで、一人暮らしのOL・平沼美奈子が襲われた。未遂に終わったものの、手口からこの地区で多発している痴漢事件の犯人の仕業とみられた。そして一ヵ月後、恐怖に駆られ引っ越した美奈子の部屋に入居したばかりの女性が絞殺された。警察は同一人物の犯行として捜査を進めたが、密室状態にあった殺人現場の謎を解くことができずに、事件は迷宮入りの様相を呈してきた…。著者会心の密室トリックと驚愕の結末。長編ミステリ。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

伊豆高原殺人事件

amazon Kindle

『伊豆高原殺人事件』

大谷羊太郎・著

警察に追われる男女が忍び込んだ山荘で見たものは!?

 地上げ屋の隠し財産を狙った男女は、まんまと数億円相当の金品を盗み出すことに成功する。ところが通行人に犯行を目撃されてしまう。逃げる二人は伊豆高原のある山荘に忍び込むが、住人は強盗に襲われ、殺される寸前だった。自分たちの立場を忘れ強盗を取り押さえた二人は、身を隠す場所を得る。しかし翌日の夜、軟禁した強盗は死体となって転がっていた…。見知らぬ山荘で繰り広げられる謎の惨劇と驚くべき結末とは? 表題作のほか4編を収録した本格ミステリ短編集。

*伊豆高原殺人事件
*激走の罠
*廃屋の美女
*交換劇の結末
*ことわざ連続密室殺人

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

ラベンダーの殺意

amazon Kindle

『ラベンダーの殺意』

大谷羊太郎・著

深窓の令嬢を襲う、巧妙に仕組まれた殺人トリックの罠!

 三角関係を精算するために、恋敵の池川由利のアパートを訪ねた世間知らずのお嬢様・神野祥子は、ふとしたはずみから由利を殺害してしまった。罪の意識におののき、夢遊病者のように深夜の街を彷徨する祥子はそのまま…。その数日後、失踪した祥子の妹から捜索依頼を受けた私立探偵の牧原慎介は、持ち前の鋭い観察力と俊敏な行動力で祥子の行方を追う。しかし、牧原の前にあらわれたのは死亡したはずの由利の姿と、驚愕の殺人トリックだった。長編推理サスペンス。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

やまびこ129号 逆転の不在証明(アリバイ)

amazon Kindle

『やまびこ129号 逆転の不在証明(アリバイ)』

大谷羊太郎・著

東北新幹線、空前のアリバイトリックを解明せよ!

 レイプ事件が発端となり、女が殺された。しかし容疑者は三人の証言者に支えられた鉄壁のアリバイで武装していた。大宮駅から宇都宮に向け東北新幹線「やまびこ129号」に乗った容疑者が、東京で犯行におよぶ事は可能なのか。はみ出し警部補・八木沢がつきとめた意外な真相とは…。長編本格ミステリの傑作。

●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。

新宿警察(1) 捜査篇 新宿警察

amazon Kindle

『新宿警察(1) 捜査篇 新宿警察』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

東京・新宿にある警察署を舞台に、燃えるような情熱をもった刑事たち

 聞込みは、運が左右する。不意に思いがけないことをきかれて、すらすら思い出せるものではない。それに、なにか大事な目撃をした者が、聞込みの時に居合せなければ、それきりである。それに喋るほうは無責任で、正確を期そうとするわけではない。それらの悪条件を克服するのは、犯人を捕えないではいられない情熱と運と、足が棒のようになるほど、根気よく聞込みをつづけることである。(「放火」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈捜査篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*新宿警察
*所轄刑事
*放火
*新宿西口ビル街殺人事件
*刺傷全身三十余カ所
*轢逃げ
*新宿その血の渇き
*新宿首狩り事件

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(2) 風俗篇 新宿心中

amazon Kindle

『新宿警察(2) 風俗篇 新宿心中』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

夢破れた若者の葛藤……そして彼らを餌にしようと犯罪組織が手を伸ばす

 特捜本部が設けられ、殺しの事件のベテランたちが、必死の活動を続けたからといって、ホシがあげられるとはかぎらない。とりわけこの種の偶発的な事件には、怨恨とか痴情とか金銭利害といった明確な特徴がなく、一つの線を深く追及してみることが出来ない。本庁の星野と所轄の山辺は、ジュクの暴力団関係を、一週間以上も洗ったが、まったく手応えがなかった。(「マリファナ」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈風俗篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*マリファナ
*新宿ぶろんど
*新宿その青い果実
*慈悲の報酬
*怨み雨
*新宿ゴキブリ
*新宿心中
*当然の復讐

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(3) 対決篇 復讐の論理

amazon Kindle

『新宿警察(3) 対決篇 復讐の論理』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

新宿の裏社会でうごめく人物を焦点にした、暗くて重い人間模様

 彼は死んだも同然だったのだが、そんな彼を迎え入れてくれる連中がなくはなかった。俗に悪党とよばれる犯罪者たちと暴力と悪事で暮している連中だった。彼はそれで新宿へ舞いもどり、この部屋へ住みつき、彼等の仲間になった。しかし彼はここではとうてい生きられなかった。彼はまともに将来がある人生にしか興味がないのであり、ここでは生きている気がしなかった。(「生きる気はない」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈対決篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*生きる気はない
*最も殺しやすい男
*逆怨みのバラード
*新宿真夜中ソング
*復讐の論理

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(4) 新宿 その暗黒の恋

amazon Kindle

『新宿警察(4) 新宿 その暗黒の恋』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

あこがれと希望をもってこの街に集まった若者たちは、いつしか金のために恋をも売り渡していた

 女は誰しもそうなのだが、とりわけ美人は美貌を鼻にかけ、それで人生をくるわせてしまう。彼女も、正にそういう一人で、美貌を武器に、この新宿の盛り場のキャバレーのマダムになったのだが、彼女が得たものは、いくらかましな物質的な自由と、美貌への過信くらいなものにちがいない。根来は、こういう種類の女を、数えきれないほど知っている。(本文より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は長篇「新宿警察 夜だけの恋」を収録。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*新宿警察 夜だけの恋

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(5) 純情篇 若い刑事

amazon Kindle

『新宿警察(5) 純情篇 若い刑事』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

鬼のように厳しく犯罪者に対する刑事にも自分の生活があり、大切な思いがある

 まったく男らしい奴という定評があり、彼は職務のためには死ななければならないと、覚悟をきめている。三十すぎなのに、まだ独身でいるのも、そのためなのである。それほどの男なのだが、人間にはかわらないのであって、そんな彼にも弱点がある。女のホシをあつかうのが苦手なのである。しかし今の気重さは、苦手以上のもので、ある種のやるせなさをともなっていた。(「ズベ公おかつ」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈純情篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*新宿製人魚
*新宿でかめろん
*ズベ公おかつ
*若い刑事
*女そのもののために
*新宿生餌
*新宿怨念節

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(6) 喜劇篇 新宿の夜の神々

amazon Kindle

『新宿警察(6) 喜劇篇 新宿の夜の神々』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

都会に生きる者の孤独や貧困に苛まれる人の危うさ、その人間ドラマを描く

 ストッキングや下着はそれを脱がせる手間からみると、一円にもならない程度の品物で、処分も面倒なのである。まともな物盗りなら、そんなものを盗って、手懸りをのこしたりしない。つまり盗る以上の気持ちが加わっているのであって、痴話喧嘩の揚句だとか、近親の怨みをかって、そんな目にあわされたという場合が多い。さんざん捜査をさせられ、結局、被害者と加害者に、申しわけありませんと詫びられたりする。(「しなやかな肢」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈喜劇篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*新宿の赤い空
*しなやかな肢
*甘い汁
*悪事の唄
*へんな夫婦
*新宿夜泣き花
*新宿湿地帯
*新宿の夜の神々
*下着泥棒
*花びらの鼓動

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(7) よるべなき男の仕事・殺し

amazon Kindle

『新宿警察(7) よるべなき男の仕事・殺し』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

殺しの依頼をする謎の美女、そして“仕事”を淡々と行う殺し屋は何を思うのか

 細身のシガーはむろん作業衣姿とは不釣合いな、贅沢なものだったが、ライフル同様それも彼の仕事の道具なのだった。彼はシガーの先端からのぼる白い煙の行方を見た。ほとんど風はなく、白い煙は真っ直ぐのぼって行き、五、六センチのところで揺らめき、速度を落し、ゆらゆらと乱れながら真上へのぼって消えていた。弾にとっては快適な旅になるにちがいない。(「よるべなき男の仕事・殺し」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は長篇「よるべなき男の仕事・殺し」と短篇1本を併録。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*殺しの角度
*よるべなき男の仕事・殺し

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(8) 人情篇 新宿裏町小唄

amazon Kindle

『新宿警察(8) 人情篇 新宿裏町小唄』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

時として哀れな者、弱者を相手にしなければならない刑事の宿命

 子供に罪はないのである。母親をぱくったあと、子供はどうするんだろうなどと思っていると、だんだん根来はしめっぽい気分になってきた。こういう気持ちは、思いがけない危険を招くおそれがある。それで根来は踏みこむ気になった。待機した連中へ、三浦がその旨を知らせてまわってきた。もうあたりはすっかり暗くなり、人通りもめっきり少くなっている。(「黒い膚」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈人情篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*新宿女絵巻
*田舎刑事
*黒い膚
*恋のあとさき
*純情無頼
*鴉のあしあと
*新宿あっぷだうん
*新宿が殺した男
*新宿裏町小唄
*新宿雪女郎
*勇気ということ

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(9) 活劇篇 真夜中の狩人

amazon Kindle

『新宿警察(9) 活劇篇 真夜中の狩人』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

うずまく欲望、愛、憎悪……眠らない街・新宿で起きた数々の難事件に挑む

 彼は昨夜十時すぎまでちんぴらの傷害事件に取組んでいたし、今日は非番なのだった。その彼を呼び出さなければならないということは、十時以後いくつかの事件がおきて、刑事たちは出はらっているということなのである。それはまた宇野が目の廻るようないそがしい目にあっているということなのである。まったく所轄の刑事は、ばかいそがしい。根来は四つの事件を抱えこんでおり、いま五つ目の仕事が舞いこんできたというわけである。(「優雅な死」より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈活劇篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。また、本巻のみの特別付録として、〈新宿警察〉全作品リストを掲載している。
*青い公園にて
*優雅な死
*刑事稼業
*女体輸出
*春の張込み
*真夜中の狩人
*赤い藁

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

新宿警察(10) あたしにも殺させて

amazon Kindle

『新宿警察(10) あたしにも殺させて』

藤原審爾・著、杉江松恋・監修

シャリーと呼ばれるその娘は、少女売春のかすりを取るような顔役だった

 一人二人でなく、数人の女の声がする。ほとんど同時に、どっと乱闘がおこったような音が聞えてきた。ちょうど根来が歩いている右側の路地からの騒ぎである。それで根来は、反射的に駈けだし、その路地の中をのぞいた。瞬間、目の前に、若い女が立ちはだかった。はっと根来が立ちどまると、まだ十六、七の黒っぽいツナギのような服のスケバンらしいのが、「見世物じゃないよ、いきなっ」と白い顎をしゃくった。(本文より)
 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は長篇「あたしにも殺させて」を収録。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
*あたしにも殺させて

●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。

罪の女の涙は青

amazon Kindle

『罪の女の涙は青』

日下圭介・著

奥飛騨山荘の怪火が呼び寄せた殺人事件と哀しき運命の女たち

 昭和五十二年夏、奥飛騨の山荘が全焼し、三人の娘が死傷した。それから六年後、南紀白浜の三段壁から男が墜死、房総の別荘で女性翻訳家が絞殺された。まったく関係がないように見えたこれらの事件について、「犯人は自分だ」との遺書を残し、デザイナーの七里梢が自殺してしまう。だが、梢を娘のように可愛がっていた喫茶店オーナーの木次喬は、彼女の死に不審を抱く。真相を究明しようと梢の足取りを追うが…。

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

隣人の殺意

amazon Kindle

『隣人の殺意』

日下圭介・著

二人は幸福そうに見える……だが、夫婦のことなんて人には分からない

 不動産業者・室津恒明が殺害された。容疑者・居郷幹夫が犯行時刻に喫茶店で人妻・山脇康子と会った、と証言したことから、康子のもとに警察の事情聴取がくる。居郷の証言を肯定した康子だが、室津の弟・明が不審を抱き、康子の友人・妙子に相談を持ちかける。康子の結婚までの経緯や、事件当日の不明瞭な行動、偶然起こったように見えた窃盗事件に秘められた謎を、独自の調査で掴んだ妙子は疑問を持ち、真相を康子に問い質すが…。(「待ちくたびれた妻」より)。
 日常に起こりうる殺人事件とその当事者心理を、迫真の筆さばきで活写した渾身の七篇を収録。
*待ちくたびれた妻
*六畳一間の殺意
*友情ある証言
*撮られたもの
*夫が消えてから
*素晴らしき隣人
*友情のアリバイ

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

瓶詰めの過去

amazon Kindle

『瓶詰めの過去』

日下圭介・著

三十年前に幼い二人の心をとらえた緑色の小瓶、その秘密が明らかにされたとき…

 わたしはこっそりと、例の小部屋に忍び込んだ。緑色の小瓶をポケットに仕舞うと、抜き足差し足で研究所を出、あとは一目散に林の中を駆け抜けたのだ。怖ろしかった。自分の行為が怖ろしかったのか、それは忘れた。木々の間から斜光になって射し込む陽光まで、無気味に思えたのを憶えている。(「瓶詰めの過去」より)
 読者を驚かせる逆転ストーリーの数々。切れ味鋭い本格ミステリ10篇を収録。
*旅先の女
*おやすみなさい、永遠に
*六年ぶりの夫
*瓶詰めの過去
*木の上の眼鏡
*バラの中の死
*黒い火
*炎天下の密室
*ひき逃げ
*ネガティブ

●日下圭介(くさか・けいすけ)
1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。

Copyright c ADRENALIZE All Rights reserved.