『ひとり』
新津きよみ・著
死んだはずの親友がわたしの中で生きている……?
中学2年の夏、桃子は親友のすみれと旅行をしていたが、乗っていたバスが崖下へ転落、桃子以外の全員が亡くなった。それから18年後、かつての悲劇をトラウマとして引きずりながら生きてきた桃子の周囲で、独り暮らしの女性を狙った連続殺人事件が発生。奇妙なことに、遺体の側には「ひとり」と書かれた不気味な紙が置かれていた……。
生と死で別たれても続くふたりの友情を描く、長編ホラー・サスペンス小説。
●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
『ネフィリム(1) 羽前都市核』
日野鏡子・著
何者かに誘拐されたごく普通の女子高生、本人も知らなかったその正体は“神の子孫”!?
あたし、岸野絵梨亜、十七歳。平凡な高校二年生だったんだけど、ある日突然、運命の歯車が奇妙な方向に回りはじめたの。それというのもすべて、あの誘拐魔のせい。ネフィリムだの、神の子孫だの、特殊能力だの、あたしには何もわからない。言いたいことはただ一つだけ。お願い、あたしを何も知らなかった頃に戻して。羽前都市核に帰して!
近未来SFファンタジー、『ネフィリム』シリーズ第1弾。電子版あとがきを追加収録。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。
『ネフィリム(2) セシルの目』
日野鏡子・著
ユーロ都市核に潜入した絵梨亜と柾樹……固い絆で結ばれた二人の運命は!?
あたし、岸野絵梨亜。十七歳。やっと柾樹とのコロニー生活にも慣れてきた。ファースト・キス、そして誓い……。ずっとこんな生活が続けばいいけど、そうも言っていられない。特務機関の動向を探りに、ユーロ都市核のデータバンクに潜入した、あたしと柾樹。でも案の定、セレンの襲撃が……。ねぇ、柾樹、あたしを置いていかないでね!
近未来SFファンタジー、『ネフィリム』シリーズ第2弾。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。
『ネフィリム(3) 少年宮殿』
日野鏡子・著
強大な能力を駆使して対立する柾樹とセレン、そしてセシルの目を受け継いだ絵梨亜の決断は!?
ヒンドゥー民族共同体で偶然に遭遇した少年エドウィン。彼のおかげで、あたし、岸野絵梨亜は、やっと柾樹と再会することができたの。でも、クシュカの街で再びセレンの襲撃にあい、柾樹は倒れてしまった。あたしには、彼の生死さえわからなくて……。セレン、あたしはあなたを絶対に許さない。愛する柾樹と引き離すあなたを許さないわ!
近未来SFファンタジー、『ネフィリム』シリーズ第3弾。完結篇。
●日野鏡子(ひの・きょうこ)
1966年生まれ。東京都北区赤羽で育つ。豊島岡女子学園卒。東洋大学文学部印度哲学科在学中にSF誌からデビュー。以降ライトノベル中心に多数上梓。代表作『エルンスター物語』『桜の國の物語』など。こよなく愛するもの・猫猫猫自由ネコネコ。