『ウィーン薔薇の騎士物語(1) 仮面の暗殺者』
高野史緒・著、瀬口恵子・イラスト
密談を偶然盗み聴いた事から国を揺るがす大陰謀へと巻き込まれる
十九世紀末、栄華と退廃の都ウィーン。「音楽とともに生きたい!」唯一の夢を叶えに少年フランツは不安と期待を胸に音楽の都を訪れた。新しい職場、そして仲間たち。夢の生活を得たのも束の間、密談を偶然盗み聴いた事から国を揺るがす大陰謀へと巻き込まれ!? 様々な思惑を華麗な調べに乗せて仮面舞踏会の幕が上がる……。
音楽の都ウィーンを舞台にしたジュヴナイル・ミステリ、『ウィーン薔薇の騎士物語』第1弾。
●高野史緒(たかの・ふみお)
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』で第55回星雲賞日本長編部門受賞。著書に『赤い星』、『翼竜館の宝石商人』、『まぜるな危険』、『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』等がある。
『ウィーン薔薇の騎士物語(2) 血の婚礼』
高野史緒・著、瀬口恵子・イラスト
死でありながら生である命、永遠の孤独、血の誘惑……哀しき恋の結末は?
フランツのソロデビューの席上、彼が奏でる旋律が最高潮を迎えた時、一人の若き令嬢の命が途切れた。それは死を呼ぶ舞踏曲なのか。だが事件はまだ始まりにすぎなかった。ブダペシュトへと向かったはずのフランツは忽然と消息を絶ち、ウィーンでは野心と欺瞞に彩られた妖しい舞踏会が再び幕を上げる。事件の陰に隠された哀しき恋の行方は……。
音楽の都ウィーンを舞台にしたジュヴナイル・ミステリ、『ウィーン薔薇の騎士物語』第2弾。
●高野史緒(たかの・ふみお)
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』で第55回星雲賞日本長編部門受賞。著書に『赤い星』、『翼竜館の宝石商人』、『まぜるな危険』、『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』等がある。
『ウィーン薔薇の騎士物語(3) 虚王の歌劇』
高野史緒・著、瀬口恵子・イラスト
偽りの王が歌い上げるワグナーのオペラ……華やかな歌劇の結末は!?
十九世紀末、退廃の都ウィーン。名誉あるバイエルン王御前演奏会の選考会に挑む、薔薇の騎士四重奏団。同じ舞台上に現れたライヴァルの姿は、なんと麗しき狂王ルートヴィヒ二世だった。「まさか……あれは誰だ?」人々の驚愕と感嘆の眼差しの中、かの王と生き写しの美丈夫が朗々と歌い上げる歌曲は、悲劇か喜劇か。陰謀の香り漂う歌劇の幕が今上がる……。
音楽の都ウィーンを舞台にしたジュヴナイル・ミステリ、『ウィーン薔薇の騎士物語』第3弾。
●高野史緒(たかの・ふみお)
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』で第55回星雲賞日本長編部門受賞。著書に『赤い星』、『翼竜館の宝石商人』、『まぜるな危険』、『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』等がある。
『ウィーン薔薇の騎士物語(4) 奏楽の妖精』
高野史緒・著、瀬口恵子・イラスト
奏者を呪い殺すとさえ言われるヴァイオリン、そして関係者を襲った殺人事件の謎
力量無き奏者を狂気に落とすという幻のヴァイオリン「シレーヌ」。フランツを「黒い森(シュヴァルツヴァルド)」に招いたベルンシュタイン公爵は、その伝説の名器の弾き手を捜しているという。折も折、黒い森で殺人事件が起きる。それはシレーヌを巡る争いなのか、はたまた公爵を狙う陰謀なのか。渦中に巻き込まれた音楽少年フランツは……。
音楽の都ウィーンを舞台にしたジュヴナイル・ミステリ、『ウィーン薔薇の騎士物語』第4弾。
●高野史緒(たかの・ふみお)
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』で第55回星雲賞日本長編部門受賞。著書に『赤い星』、『翼竜館の宝石商人』、『まぜるな危険』、『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』等がある。
『ウィーン薔薇の騎士物語(5) 幸福の未亡人』
高野史緒・著、瀬口恵子・イラスト
莫大な遺産を手にした未亡人……欲得意地が絡み合い、もつれにもつれた恋の行方は?
一国の財政を左右するほどの遺産。それを引き継いだ「幸福の未亡人」ことハンナの喪明け舞踏会の演奏依頼が、ジルバーマン楽団に舞い込んだ。しかし会場は予想通り、未亡人のハートを射止めんと群がった紳士達で大混乱の大混戦。フランツたち薔薇の騎士四重奏団も騒動の渦に巻き込まれてしまう。様々な思惑や頑なな意地が交錯する中、真実の恋の行方はいかに……。
音楽の都ウィーンを舞台にしたジュヴナイル・ミステリ、『ウィーン薔薇の騎士物語』第5弾、完結篇。巻末に「電書版あとがき」を追加収録。
●高野史緒(たかの・ふみお)
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』で第55回星雲賞日本長編部門受賞。著書に『赤い星』、『翼竜館の宝石商人』、『まぜるな危険』、『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』等がある。