• 2025/2/22
  • 『ユアボイス』
     新任の美術教師・岡里菜は、赴任先の中学校で、二年前に亡くなった恋人と同じ声の持ち主・五十嵐薫と出会う。この男子生徒は、絵画に関するある不思議な能力を持っていた。この特殊な能力を使って、二人は過去の殺人事件の解明に挑む……。ややSFっぽい要素がプラスされたミステリ小説です。

    『ル・オタク フランスおたく物語』
     数年前の実写版『シティーハンター』なんかが顕著ですけれど、我々日本人が思っているより、フランスでは日本のマンガやアニメに憧れる人は多いようです。なぜ、どのような経緯で日本のオタク文化は広まっていったのか……。本書ではパリの「20世紀末ジャポニズム」の実態をレポート。日仏両国の文化の違いを説明しながら、フランスでのオタク文化の受容状況を紹介します。さらにこの電子版では、ウェブ「論座」に寄稿した4本の関連記事をボーナストラックとして収録した豪華版となっています。

    『弱者のための喧嘩術』
     合法・非合法をひっくるめて、さまざまな「喧嘩術」を紹介した奇書、『弱者のための喧嘩術』が電子で復刊しました! いやー、かなり過激ですね。怪文書の書き方や警察に因縁をつけられた時の対処法など、まさに「弱者のための」ノウハウが、著者の実体験と共に詰め込まれています。読んで笑い飛ばすのか、それとも実践するのか、それはあなた次第? ともあれ、弱者は泣き寝入りすることが多い日本社会、その実態を記した貴重なルポとして、非常に興味深い内容です。電子版まえがきも追加収録されていますので、是非!この機会にダウンロードしてみてください〜。

新刊案内

ユアボイス

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NEW『ユアボイス』

新津きよみ・著

忘れられるはずがない……二年前に何者かに殺された、最愛の恋人と同じ声

 二十三歳の美術教師・岡里菜は、初めて受け持った中学校で耳にするはずのない声を聞く。二年前、何者かに殺された里菜の恋人と同じ声。その声の持ち主である男子生徒・五十嵐薫は、ある不思議な能力を持っていた。ふたりは絵画を通じて、次第に教師と生徒という壁を越えて心を通わせていく。やがて里菜は、薫の特殊能力を使って、かつての殺人事件の解明に挑む……。
 さまざまな世代の男女の揺れ動く心を、丁寧にすくい上げたサスペンス・ミステリーの傑作。

●新津きよみ(にいつ・きよみ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。

ル・オタク フランスおたく物語

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NEW『ル・オタク フランスおたく物語』

清谷信一・著

日本のアニメ・マンガといったオタク文化は、なぜどのような経緯でフランスで広まったのか

 今でこそ「ジャパン・クール」とか「アニメやマンガは日本の誇るコンテンツ」などとオタク文化がもてはやされ、海外で通用する数少ない日本の商業文化、ソフトパワーであることは多くの日本人が認識している。だが前世紀は、多くの日本人がこれほど外国でオタク文化が受け入れられるなどと考えてはいなかった。1980年代末に発生した「連続幼女殺害事件」などの影響もあって「オタクは気持ち悪い」という風潮が強かった。特に役所はマンガ、アニメ、ゲームなど「下劣なシロモノ」は文化としては認めていなかった。フランスとオタク文化の親和性はきわめて高い。今やフランスはオタク大国となっている。これは国民性なども多く影響している。(「はじめに」より)
 日本のマンガとアニメに憧れる、パリの「20世紀末ジャポニズム」の実態をレポート。日仏両国の文化の違いを説明しながら、フランスでのオタク文化の受容状況を紹介する。さらにこの電子版では、ウェブ「論座」に寄稿した4本の関連記事、電子版まえがきを追加収録している。

*電子版まえがき
*文庫版「はじめに」
*Chapter1 世界に広がるオタク文化
*Chapter2 日本アニメがいかにしてフランスに上陸したか
*Chapter3 フランス・オタク界の殿堂「トンカム」
*Chapter4 「フランス・オタク界のボス」ドミニクの青春
*Chapter5 海の向こうのオタクな奴ら
*Chapter6 日本のオタクは世界に通じる
*Chapter7 ル・オタクその後。
*文庫版「あとがき」――爛熟期に入ったオタク文化とその国際化
*電子版特別収録@「ジャパンエキスポ」にみるフランスのオタクたち(上)
*電子版特別収録A「ジャパンエキスポ」にみるフランスのオタクたち(中)
*電子版特別収録B「ジャパンエキスポ」にみるフランスのオタクたち(下)
*電子版特別収録C「クールジャパン」を初めて体現した山口小夜子

●清谷信一(きよたに・しんいち)
1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。日本ペンクラブ会員。2003〜08年まで英国の軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」日本特派員。現在ドイツの防衛専門誌「European Security and Defence(英字誌)」日本特派員。「東洋経済オンライン」「Japan in Depth」などのニュースサイトにも寄稿。特に防衛調達の問題点に強い。著書に『国防の死角』(PHP)、『専守防衛』(祥伝社新書)、『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『自衛隊、そして日本の非常識』(河出書房新社)、『弱者のための喧嘩術』(幻冬舎アウトロー文庫)、『こんな自衛隊に誰がした! 戦えない「軍隊」を徹底解剖』(廣済堂出版)、『不思議の国の自衛隊 誰がための自衛隊なのか!?』(KKベストセラーズ)、『ル・オタク フランスおたく物語』(講談社文庫)、『軍事を知らずして平和を語るな』(石破茂との共著/KKベストセラーズ)、『アメリカの落日 「戦争と正義」の正体』(日下公人との共著/廣済堂出版)など多数。

弱者のための喧嘩術

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NEW『弱者のための喧嘩術』

清谷信一・著

どこまで制裁を加えるか? それはあなたの内面にある自身を規律する「掟」次第だ

 官僚は平気で嘘をつく。警官は犯罪者の集団である。「日本は法治国家である」と思うな。……随分と物騒な話をするなあ、と思われる読者もおられるかもしれない。だが、これには理由があるのだ。実際問題として、我が国では司法や警察などがまともに機能していない。だから、どんな手段を用いてでも自分の身は自分で守らなければならない。本書では合法・非合法をひっくるめて、さまざまな「喧嘩術」を紹介している。できうる限りまっとうな手段でトラブルを解決するにこしたことはないのだが……。電子版まえがきを追加収録。

第一章 自分の身は自分で守れ
第二章 法律に強くなれば喧嘩に勝てる
第三章 巨悪組織との戦い方
第四章 実戦の心得を指南する
第五章 独立して生き抜く方法

●清谷信一(きよたに・しんいち)
1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。日本ペンクラブ会員。2003〜08年まで英国の軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」日本特派員。現在ドイツの防衛専門誌「European Security and Defence(英字誌)」日本特派員。「東洋経済オンライン」「Japan in Depth」などのニュースサイトにも寄稿。特に防衛調達の問題点に強い。著書に『国防の死角』(PHP)、『専守防衛』(祥伝社新書)、『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『自衛隊、そして日本の非常識』(河出書房新社)、『弱者のための喧嘩術』(幻冬舎アウトロー文庫)、『こんな自衛隊に誰がした! 戦えない「軍隊」を徹底解剖』(廣済堂出版)、『不思議の国の自衛隊 誰がための自衛隊なのか!?』(KKベストセラーズ)、『ル・オタク フランスおたく物語』(講談社文庫)、『軍事を知らずして平和を語るな』(石破茂との共著/KKベストセラーズ)、『アメリカの落日 「戦争と正義」の正体』(日下公人との共著/廣済堂出版)など多数。

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