• 2023/11/29
  • 『逆転!戦国大合戦』1〜2巻
     桐野作人先生の『逆転!戦国大合戦』シリーズ全2巻が電子で復刊しました! 全2巻、といっても続きものの長篇2冊ではなく、戦国架空戦記の短篇がそれぞれ5本収録されておりまして、どの作品から読んでも問題ありません。戦国時代の有名な合戦、たとえば関ヶ原や本能寺の変で起こったかもしれない“if”を元に、その後の歴史を超リアルに描きます。運命のさじ加減で変わる、驚愕の戦国物語! 是非この機会に読んでみてください〜。

    『新・読み解き三国志』
     小説・漫画・映画・ゲームでも人気の三国志。でもその多くは「三国志演義」を元に創作されたものでして、より史実に近い「正史」ではどう描かれているのか。そのあたりの疑問に答えるのが本書です。「正史」をベースに、周辺の歴史書・記録、「演義」との違いなど、データ重視で解説していきます。おおまかなストーリーは頭に入ってるぞ、という人にはぴったりで、三国志の世界にどっぷり浸かることのできる内容となっております。

    『「三国志」覇者の謀略 中原に覇を唱える劉備=孔明激闘録』
     三国志関連本をもう1冊。こちらは蜀の英雄、劉備玄徳と諸葛亮孔明の二人の生涯を追った雑学本です。かなり細かいところまで研究・解説していますので、三国志マニアならば必読!だと思いますよ〜。オススメ!

    『愛欲岬』『千曲川殺人事件』『萩・秋吉台殺人事件』
     ハードボイルド、官能、バイオレンスなどなど幅広い作風を持つ広山義慶先生ですが、この3作品は旅情ミステリ。京都府宮津、信州千曲川、山口県秋吉台を舞台に、連続殺人事件の謎を追います。いかにも2時間ドラマの原作になりそうな内容で、この手の作品が好きな人は見逃せないですよ〜。

    『痴態』
     本作も殺人事件もののミステリなのですが、警察が霊能者・北里青州の協力を得て捜査を進めるという異色の作品。実は既刊の『情炎』の続編的内容で、登場人物も同じです。なので、できれば『情炎』を読了してからのほうがよろしいかと思います。

    『闇狩り』
     ヤクザやチンピラなど裏社会の物悲しいストーリーを描いた短編8タイトルを収録しています。1本目の「豚と短刀」は血みどろの復讐劇ですし、「雅美のベンチ」のような純愛物語までと、実に多彩な内容となっています。

新刊案内

逆転!戦国大合戦(1)

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NEW『逆転!戦国大合戦(1)』

桐野作人・著

歴史的文献から導かれた“if”を合戦に持ち込み、新たに構築された戦国絵巻

 東西両軍が一進一退する関ヶ原に激震が走った。松尾山にある一万五千の小早川秀秋勢が動き、福島正則勢を崩壊させたのだ。家康は小早川の離反に激怒し、石田三成は快哉を叫ぶ。東軍勢は総崩れになり、情勢の急変は南宮山の毛利ほか西軍諸将に伝わった。家康は騎馬五百騎にて退却。一方、三成は一兵も損することなく、三河を抑えた……。運命のさじ加減で変わる、驚愕の戦国架空戦記を五篇収録。

*風雲関ヶ原 西軍奇跡の逆転勝利
*武田信玄、怒濤の天下取り
*上杉謙信、乾坤一擲の大決戦
*山崎の天下争奪戦
*真田幸村の赤備え、徳川軍を打ち砕く

●桐野作人(きりの・さくじん)
1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。

逆転!戦国大合戦(2) 本能寺の変

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NEW『逆転!戦国大合戦(2) 本能寺の変』

桐野作人・著

歴史の裏を読み、確かな考証の上に組み立てられた異色の戦国合戦

 明智光秀が愛宕山に参籠し、里村紹巴らと百韻の連歌会に臨んだのは、天正十年五月二十八日のこと。その席で光秀の詠んだ発句「ときは今あめが下しる五月かな」に重大な疑念を感じた紹巴は、本能寺を訪れ、京都所司代・村井貞勝に光秀の謀反の想いを打ち明ける。信長の行動は素早かった。本能寺が不首尾に終わったとき、光秀は……。信憑性のある歴史の可能性を追究した戦国架空戦記を五篇収録。

*本能寺脱出! 信長の運命やいかに
*進めば往生極楽、仏敵信長を討て
*上杉・武田連合軍、遠州に姿を現す
*関白政権に対抗する東国政権の帰趨や如何
*関が原決戦、三成渾身の謀略戦を制す

●桐野作人(きりの・さくじん)
1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。

新・読み解き三国志

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NEW『新・読み解き三国志』

桐野作人・著

正史『三国史』から時代背景、人間関係、戦争を詳しく読み解く

 小説、マンガ、ゲームと絶大な人気を誇る「三国志」。本書は、一般に知られている“演義"の世界観を踏まえつつ、“正史"に基づいて、時代背景、人間関係の真実に踏み込んでいる。特に重視したのは戦争の記述。合戦の配置図などをまじえ、難解な史実を著者の見解も合わせてわかりやすく解説。初心者からマニアまで楽しめる1冊。

第一章 三国志の前史と社会背景
 『三国志』の『正史』と『演義』はどう違うのか
 後漢王朝はなぜ衰退したのか
 清流派と濁流派って何?
 民衆の蜂起が三国志のはじまり
第二章 群雄の政略と軍略
 董卓の奪権はなぜ可能だったのか
 董卓と呂布の因縁と結末
 袁紹はなぜ群雄の旗手になれなかったのか
 曹操はほんとうに乱世における姦雄なのか
 曹操台頭の秘訣とは一体どんなものだったのか
 曹操はなぜブレーンと武将に恵まれたのか
 関羽・張飛はなぜ劉備に心酔したのか
 劉備ははたして凡将か名将か
 呂布は三国志随一のトリックスター
 孫堅・孫策の強さと弱点とは?
第三章 三国志を彩る戦争T
 水関の戦い
 ?州争奪戦
 宛城攻防戦
 下?の戦い
 官渡の戦い
 長坂坡の戦い
 赤壁の戦い
第四章 諸葛孔明の登場と戦い
 諸葛孔明と劉備の「三顧の礼」、本当はどうだったのか
 「天下三分の計」の非凡と弱点
 荊州争奪戦で得をしたのは誰か
 周瑜の知られざる「天下二分の計」
 周瑜の死にまつわる謎とはどんなものか
 劉備入蜀のバランスシート
 馬超にみる西涼軍閥の実態
 関羽はなぜ非業の死を遂げたのか
 曹操はなぜ帝位に就かなかったのか
 関羽・張飛の死で劉備はキレたのか
 「五虎将軍」とは誰のことをさすのか
 諸葛孔明の北伐は無謀だったのか
 孔明の好敵手司馬懿とはどんな人物だったか
 三国に仕えて繁栄した諸葛一族
第五章 三国志を彩る戦争U
 巴蜀攻略戦
 合肥の戦い
 定軍山の戦い
 樊城の戦い
 夷陵の戦い
 蜀漢軍の南征
 第一次北伐
 第二次北伐
 第三次北伐
 第四次北伐
 第五次北伐
 蜀平定戦
第六章 三国志きらめく軍師列伝
 荀ケ
 賈?
 程c
 魯粛
 陸遜
 ?統
最終章 三国鼎立の最終勝利者は誰か
 その後の三国の動向
 司馬懿の活躍と卑弥呼
 司馬懿と曹爽の対決
 三国鼎立の終焉

●桐野作人(きりの・さくじん)
1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。

「三国志」覇者の謀略 中原に覇を唱える劉備=孔明激闘録

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NEW『「三国志」覇者の謀略 中原に覇を唱える劉備=孔明激闘録』

桐野作人・著

三国志における数々の名場面において、劉備はいかに動き孔明はいかに献策したのか

 権謀を縦横に駆使する魏の曹操、漢再興の大義をかかげる蜀の劉備、果断と忍で魏と蜀に対抗する呉の孫権……。後漢末期の動乱に始まった三英傑の戦いを中心に、劉備玄徳、諸葛亮孔明の政略と軍略のすべてを解き明かす。三国志研究の名著が電子で復刊!

プロローグ
 桃園の結義
天之章
 虎牢関(190)
 徐州(193〜194)
 小沛・下?(198〜199)
 官渡(200)
地之章
 長坂坡(208)
 赤壁(208)
 荊州四郡(208〜210)
 成都(211〜214)
 定軍山(219)
 樊城・麦城(219)
 夷陵(221〜222)
人之章
 南征(225)
 北伐(227〜234)

●桐野作人(きりの・さくじん)
1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。

愛欲岬

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NEW『愛欲岬』

広山義慶・著

灯籠流しの夢のような光景から浮かび上がった殺人事件の真相

 山梨県警のもとに、青木ヶ原樹海で拾われた女性の遺書が届けられた。そこにはある殺人事件に関する秘密が綴られていた。丹後宮津の灯籠流しに手掛かりを掴んだ捜査陣は、三十年前に失踪した一人の女性を炙りだす。一方、丹後経ヶ岬で投身自殺した恋人の死因に疑問をもった松倉陽子は、彼の隠された過去を追って宮津へと辿り着く。二つの死が意外な糸で結ばれたとき驚愕の事実が……。長篇ミステリ。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

千曲川殺人事件

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NEW『千曲川殺人事件』

広山義慶・著

姉の投身自殺の謎、そして二転三転する連続殺人事件の驚くべき真相は!?

 銀座の高級クラブの女・片品桐子が、信州は千曲川で水死体となって発見された。現場の状況から警察は自殺として処理するが、桐子の妹である麻子はその死に疑問を抱く。そんな時、死んだはずの桐子から武田紬の反物が麻子に送りつけられてきた。麻子は独自の調査を開始し、姉の影を追って紬の工房を訪ねるが、そこでは紬糸の染色家・島岡一生が何者かによって殴殺されていた……。長篇ミステリ。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

萩・秋吉台殺人事件

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NEW『萩・秋吉台殺人事件』

広山義慶・著

父が汚職事件の渦中に自殺!? 警察の見解に納得できない一人娘は独自に父の足跡を追う

 東南アジアへ出張したはずの父が、山口県秋吉台で焼死体で発見された。汚職事件の中心人物として地検に追われる代議士秘書の覚悟の自殺か。捜査陣をはじめ誰もがそう判断したが、父の出張前の言動から“父は殺された”と確信する娘の華村江利子は、その死の真相を探るため父の足跡を辿って古都・萩を訪れた。だが、江利子をマークする尾行者の影……。白いカルスト台地を血に染め、事件の焦点はやがて意外な人物を浮かび上がらせた! 長篇ミステリ。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

痴態

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NEW『痴態』

広山義慶・著

時効を目前に控えた弁護士殺害事件! 公の捜査とは別に、霊能者への手助けを依頼したが……

 警視庁特別捜査班チーフ・山崎警部は、まもなく十五年目の時効を迎える未解決の事件に苛立っていた。秋村弁護士が暴力団員の前川に刺殺され、アタッシェ・ケースを奪われた事件だった。時効を一ヶ月と六日後に控えたある日、被害者の娘・弥生が現れた。以前、特捜班に助力し、難事件を解決したことのある霊能者・北里青州の協力を取り付け、亡き父の無念を晴らしたいという……。既刊『情炎』の続編となる長篇ミステリ。

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

闇狩り

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NEW『闇狩り』

広山義慶・著

妻子殺しの犯人を追い詰める凄惨な復讐劇、ヤクザ者との悲恋を描いた純愛物語

 残虐きわまりない手口で妻と娘を殺され、復讐の野獣と化して、執拗に犯人を追う元刑事の男……。腕に彫った刺青に翻弄され、どこまでいってもヤクザな人生から逃れられない運命の女……。都会の闇の片隅にのみ生きることを許された者たちを描いた短篇小説集。

*豚と短刀
*明子曼陀羅
*橋の下の伝説
*雅美のベンチ
*岬の女
*初恋さがし
*夢殺人――殺したいの
*ゴロウに捧げる殺人

●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。

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