• 2023/10/6
  • 『美妖士』
     エログロ爆発、お下品さが突き抜けたド変態スラップスティック小説、『美妖士』が電子で復刊しました! 青春恋愛ラノベから警察小説、時代小説と幅広いジャンルを手掛けられてきた六道慧先生の作品群の中でも、かなり異色といえるのが本作。田舎からヨメ探しに出てきた純朴青年が「エンジェル・フィンガー」を駆使し、悪・正義に分派した美妖士(びようし)の闘いに終止符を打つ!……まぁとにかく、あらすじを読んでも理解不能、予測不能なぶっ飛びストーリーなのです。なお、電子版の表紙イラストは、漫画家の伊藤伸平先生に描き下ろしていただきました。この表紙からも尋常でない世界観が伝わるかと思います。笑

    『月鬼』1〜4巻
     全4巻からなる『月鬼(ムーンデビル)』シリーズは、ある意味六道慧先生らしいとも言える、王道の伝奇アクション・ライトノベル。超能力、物の怪、若き男女の悲恋……そして本シリーズの魅力の一つともいえるのが中華要素です。華僑一族に伝わる秘宝をめぐる暗闘を描いたお話なので、横浜、神戸、台湾、香港と各地の中華街を旅していきます。ミステリ要素も多く含まれていて、伏線を回収しつつ最終巻で堂々の完結。4冊一気読みするのがオススメです!

    『ローリング・ロンドン』
     ホラー小説家で映画評論家の友成純一先生が2年間移り住んだロンドン。1989年から1991年まで、彼の地での出来事を、失敗談はもちろんのこと、生活のすべてを洗いざらい書きまくった滞在日記です。いまのイギリス、ロンドンはだいぶ様変わりしているでしょうけど、当時の生活習慣を伝える貴重な記録といえます。なお、巻末には長〜い電子版あとがきを追加収録。紙の本を持っている人も、このあとがきのために再購入してもよいかも?

新刊案内

美妖士

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NEW『美妖士』

六道 慧・著

お下劣、猛烈、ビューティフル! 予測不能な展開にのけぞる妖しド変態小説

「父さんと母さんがまぐわうとこを見たい」「よいか、時雨。まぐわいは見るものではなくやるものだ」父の力強い励ましを背に、阿無村をあとにした赤木時雨。都会では女の子釣り放題かなあ。そんな期待を胸に抱いた純朴童貞青年を待っていたのは、性別不詳の美貌エステシャンだった!? 性欲、食欲、排泄、寄生虫。体が溶解する美少女に、ニューハーフ軍団、得体の知れない物体化人間などなど……とことん暴走するスラップスティック小説。電子版あとがきを追加収録。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

月鬼(1) 風の天宝輪

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NEW『月鬼(1) 風の天宝輪』

六道 慧・著

横浜で繰り返される、華僑の〈風〉一族に伝わる秘宝をめぐる暗闘

 満月は人を狂気にいざなうという。その恐怖の事件もやはり、満月の夜に起きた。横浜に住む華僑、〈風〉一族の若者がつぎつぎに何者かに拐われ、殺害された。犯人の狙いは、〈風〉一族が持つ秘宝“風の天宝輪”。そして魔の手は風一族の娘、瀧沢暁子にまで及んだ。謎の一団に襲われる暁子。その時、魔的なまでに妖しい美貌を持つ少年、劉アモンが彼女を救った。“風の天宝輪”をめぐる闇の戦いが激化する中、暁子はアモンに魅かれていく。横浜を舞台にくりひろげられる死闘の行方は……。
 ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第1弾。電子版あとがきを追加収録。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

月鬼(2) 火の霊宝輪

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NEW『月鬼(2) 火の霊宝輪』

六道 慧・著

神戸で起きた不可解な猟奇殺人、その陰には〈火〉一族の秘宝が深く関わっていた

 愛する少女・杏樹のため、非情な戦いを続ける魔少年アモン。秘宝“風の天宝輪”を手に入れた彼の次なる狙いは、〈火〉一族が守る“火の霊宝輪”であった。満月の夜、“霊宝輪”の守り手である〈火〉一族の当主が怪死を遂げる。〈火〉一族の周囲には、すでにアモンの巧妙な罠が張りめぐらされていた。一見、落ち着いたたたずまいを見せる神戸の街に、満月の狂気が妖しく躍る……。
 ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第2弾。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

月鬼(3) 地の神宝輪

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NEW『月鬼(3) 地の神宝輪』

六道 慧・著

台湾へ舞台は移って秘宝をめぐる闘いはさらに激化、〈地〉一族の謎を解き明かせるか

〈アルタイーラ〉の秘宝を求め、次々と罪を重ねていく魔少年アモン。彼に裏切られ、復讐の鬼と化した瀧沢暁子は、第三の秘宝“地の神宝輪”を手に入れんがため、台湾へと飛んだ。「許さない。あなただけは絶対にこの手で殺してやるわ、アモン」ところが“神宝輪”を守る〈地〉一族の長・地太龍は、すでに何者かによって殺害されていた。これもアモンの仕業なのか? 激化する秘宝の抗争、そのさなか、新たに秘宝を狙う人物の存在が浮かびあがってきた。狗夫人……華僑を陰で支配する九老師の一人だという。だが彼女は死んだはずではなかったのか……。
 ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第3弾。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

月鬼(4) 水の竜宝輪

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NEW『月鬼(4) 水の竜宝輪』

六道 慧・著

最終決戦の地は香港! 秘宝と月鬼の謎、そして哀しき宿命の結末は……

 その手を血に染めながら、〈風〉〈火〉〈地〉の力を手に入れてきた魔少年アモン。残る秘宝は“水の竜宝輪”のみ。アモンは“竜宝輪”の手がかりを得るため、香港へと向かった。香港には秘宝の秘密を知る九老師がいる。だが、アモンが訪れるより一足早く、九老師たちは何者かによって殺害されていた。そして、そこには不気味な「鬼」の影が……。複雑に絡まり合ったすべての謎が、ついに解き明かされる。
 ミステリアス伝奇ロマン「月鬼(ムーンデビル)」シリーズ、第4弾。完結編。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

ローリング・ロンドン

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NEW『ローリング・ロンドン』

友成純一・著

移住したイギリスの地で見聞きした驚きの異文化、出会ったマニアックな人々

 ホラー小説家で映画評論家の著者が2年間移り住んだロンドン。1989年から1991年まで、彼の地での出来事を、失敗談はもちろんのこと、生活のすべてを洗いざらい書きまくった滞在日記。部屋探しからバーゲン情報、コンサートのチケット取り、泥棒に入られた体験談、根強く残る階級社会、イギリス料理は美味しいか……。好奇心あふれる著者渾身のエッセイ集。電子版あとがきを追加収録。

●友成純一(ともなり・じゅんいち)
1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。

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