『怪奇犯科帳』
志茂田景樹・著
怪異・猟奇・超常現象に類する犯罪を摘発する、勝手御免の特命与力と同心達
文政年間、江戸では常識外の怪奇事件、猟奇事件、原因不明の超常現象などによる殺人事件が頻々と起こるようになった。地蔵が深夜涙を流し、竜巻が女体を天に舞い上がらせ、獄門台の首は宙に浮き上がる……。従来の町奉行や火盗改めでは手に負えないそれら事件を担当するのが、新役所「風俗改め」である。市井に融け込むため身分を隠し、あらゆるところに潜入して謎を追う四人の活躍を描く。長篇時代伝奇小説。
●志茂田景樹(しもだ・かげき)
静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。
『外道・宮本武蔵(1)』
志茂田景樹・著
兵法者・武蔵、餓狼の群れを率いて関ヶ原に参戦! 徳川家康を敗走させる
慶長5年9月、美濃関ヶ原で東西決戦が始まった。徳川家康対石田三成の覇権争いである。西軍優勢のまま闘いは推移するが、小早川秀秋の東軍への寝返りによって、石田勢は劣勢に追い込まれる。だが、突如怒涛のごとく小早川勢へ急襲をかけた軍がいた。宮本武蔵率いる武装軍団である。形勢は逆転し、小早川隊は潰滅。徳川家康は関東へ引き上げる。手柄を立てた武蔵は石田三成に気に入られ、城持ちの大名に取り立てられるが……。
孤高の剣豪ではなく、軍団を率いて大名まで成り上がる宮本武蔵の活躍を描く。歴史スペクタクル第1弾。
●志茂田景樹(しもだ・かげき)
静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。
『外道・宮本武蔵(2)』
志茂田景樹・著
石田光成、宮本武蔵の前に立ちはだかったのは、独眼竜・伊達政宗、柳生一族!
江戸を制圧した石田三成は、徳川家康・秀忠父子を切腹させ、小田原城主に宮本武蔵を据えた。関東が豊臣氏の版図になってから、天下は一見静かに見える。だが、奥州の地で、渦巻く炎のような勢いでのし上がっている武将がいた。独眼竜の若き大名、伊達政宗である。また、徳川の残党は柳生一族の力を借り、幼君家光を沼津城より伊達領に脱出させ、新たな巻き返しを謀ろうとしていた。天下に再び戦乱の禍が巻き起ころうとしていた。
孤高の剣豪ではなく、軍団を率いて大名まで成り上がる宮本武蔵の活躍を描く。歴史スペクタクル第2弾。
●志茂田景樹(しもだ・かげき)
静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。
『外道・宮本武蔵(3)』
志茂田景樹・著
伊達水軍の猛攻を防ぎ切れ! 小田原城主となった武蔵と真田七勇士、徒手空拳の活躍
慶長18年5月。伊達政宗の軍事力をバックに、豊臣方に反旗を翻した下総佐倉城主・松平忠輝(家康六男)は、猪鼻城後詰めに一万二千の軍を送った。手薄になった佐倉城は、宮本軍に属する猿飛佐助、霧隠才蔵の働きで落城。武蔵は西上をはじめた政宗を討ちとるが、それは影武者だった。泰然自若と猪鼻城に拠る忠輝。後手に回った宮本武蔵・真田幸村連合軍は、猪鼻城の強固な出城、堅牢な砦を攻めきれず苦戦を強いられる。さらに江戸湾には伊達水軍が……。
孤高の剣豪ではなく、軍団を率いて大名まで成り上がる宮本武蔵の活躍を描く。歴史スペクタクル第3弾、完結篇。
●志茂田景樹(しもだ・かげき)
静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。
『セルス騒乱記(1) 覚醒(いざない)』
神代 創・著、鈴木理華・イラスト
緑の瞳の少女と謎の巨人の出逢いは、精霊に守られた世界に小さなひずみを生じさせた
ただひとり、少女シアはその緑色の瞳で精霊たちを見つめていた。記憶をなくした孤児であった彼女も今ではおだやかな日々を過ごしていた。しかし運命の歯車は突然動き始める。ある日森で出逢った、胸部にふしぎな文様が描かれた謎の巨漢。そして、空から落下してきた金属の箱のなかで眠っていた“彼”を捕らえるため、兵士の群れが村に現れた。焼きはらわれた村。シアのあげた救いをもとめる叫びは“彼”を凶暴な戦士へと変えた……。精霊、亜人、言術。謎に満ちた「世界」の成り立ちとは?
壮大なスケールで描かれるSFファンタジー小説『セルス騒乱記』、第1弾。
●神代創(かみしろ・そう)
1965年、滋賀県近江八幡市生まれ。関西大学卒業。1991年に『ヴェルナディックサーガ』でデビュー。オリジナルのSF/ファンタジー、アニメ・ゲームのノヴェライズを執筆の他、ゲームシナリオも少々。代表作に『はみだしバスターズ』シリーズ、『ウェイズ事件簿』シリーズなど。ノベライズには『新機動戦記ガンダムW』、『魔界戦記ディスガイア』などがある。
『セルス騒乱記(2) 彷徨(さまよい)』
神代 創・著、鈴木理華・イラスト
自分の生い立ちを求めて旅立つシアと仲間たちに、世界を揺るがす陰謀の罠が迫っていた
少女シア。彼女には精霊が見え、お願いをすることができた。幼い頃に森で拾われてから、平和のなかにあった生活。しかしそれはある日急変した。空から落ちてきた男……金属の箱の中で眠っていた異形の存在ディースの出現によって。突然の兵士の襲撃に、焼け落ちた村。すべてを操っているのは誰なのか。自分の出自を知ろうとするシアの前に、世界をも揺るがす策謀が立ちふさがる。亜人バズファーン、男装の王女レスティア。新たな仲間たちを加え、シアは次の旅に向かう。
壮大なスケールで描かれるSFファンタジー小説『セルス騒乱記』、第2弾。
●神代創(かみしろ・そう)
1965年、滋賀県近江八幡市生まれ。関西大学卒業。1991年に『ヴェルナディックサーガ』でデビュー。オリジナルのSF/ファンタジー、アニメ・ゲームのノヴェライズを執筆の他、ゲームシナリオも少々。代表作に『はみだしバスターズ』シリーズ、『ウェイズ事件簿』シリーズなど。ノベライズには『新機動戦記ガンダムW』、『魔界戦記ディスガイア』などがある。
『セルス騒乱記(3) 天変(うつろい)』
神代 創・著、鈴木理華・イラスト
精霊と交感する少女が見る“世界”の真実……すべての謎は《聖域》で解き明かされる
精霊と交感する少女シアと、空から落ちてきた巨漢ディースとの出会いは、彼女たちが住むティラーナの運命を大きく変えた。言術統制府の官長の座を狙うサドゥール。王女レスティアとの婚儀を強引に進める彼の本当の野望とは、この世界のすべてを手に入れることだった。精霊、亜人、言術、それらはすべて世界を成立させるための要素であり、その隠された姿はいまや露わにされようとしていた。真実を求めるシアは女情報屋リルに誘われ、天空への柱へと赴く……。
壮大なスケールで描かれるSFファンタジー小説『セルス騒乱記』、第3弾。完結篇。電子版あとがきを追加収録。
●神代創(かみしろ・そう)
1965年、滋賀県近江八幡市生まれ。関西大学卒業。1991年に『ヴェルナディックサーガ』でデビュー。オリジナルのSF/ファンタジー、アニメ・ゲームのノヴェライズを執筆の他、ゲームシナリオも少々。代表作に『はみだしバスターズ』シリーズ、『ウェイズ事件簿』シリーズなど。ノベライズには『新機動戦記ガンダムW』、『魔界戦記ディスガイア』などがある。