• 2021/3/25
  • 『大制覇 重空母武蔵世界の海を征く』全3巻
     太平洋戦争を舞台にした架空戦記でして、本作では日米決戦の結果、米国が降伏した後の世界を描いています。既刊の『太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記』全3巻の続編的な内容になるわけですね。前作ではいわば日本海軍の活躍で勝利したわけですが、これを面白く思わない陸軍が暴走、ソ連と満州の国境で戦端を開いてしまいます。ところがソ連軍の背後を突ける、と思っていたのに、ヒトラーとスターリンは急遽和睦、欧州から引き揚げてきたソ連軍と全面対決せざるを得なくなります。わー大変! 一方でドイツ軍と敵対していた英国も大慌て。チャーチルが日本に助けを求めてきます。『太平洋の覇者〜』では敵だった国が味方に、味方だった国が敵に、この大転換が本シリーズの面白さですね〜。戦艦から大型空母へ生まれ変わった「武蔵」の闘い、再び! 是非ダウンロードして読んでみてください〜。

    『根の国の物語』全4巻
     平凡な女子高校生・叶秋鹿の前に、ある日突然現れた謎の青年。彼に導かれるまま訪れた異世界は、様々な部族が住んでおり、『天』と『地』に分かれて争っていた! そして秋鹿は両方の血筋を引いていて、この血を治める“王”となる運命だった!? ファンタジー、神話、環境問題、恋愛要素も入っている盛り沢山のお話。文庫版は女性向けの角川ビーンズ文庫から出ていたのですが、もちろん男性が読んでも十分に楽しめる内容となっています。というか、読んでいないのは実にもったない。これは名作ですよ〜。オススメです!

    『山田さん日記』
    「史上初! あなたの日常を物語と化す、画期的なロールプレイングゲーム。ゲームの終わりがないネバーエンディングのストーリー展開ゲームついに登場!!」そんな不思議な宣伝文が踊るテレビゲーム『山田さん日記』にまつわるお話。中学生の“ぼく”が体験する不思議な世界、現実と虚構がいかに紙一重なのかが描かれています。ジャンルとしては純文学になるのでしょうか。テレビゲームを題材にとった小説としては元祖的な作品なのかもしれませんねー。

    『王様の耳』
     無気力で就職活動に積極的になれない大学生が主人公の「王様の耳」、偽名を使ってしか恋愛できない若者の懊悩を描いた「大きくまわって、三回転半」の2篇を収録。どちらも社会人になる直前の大学生が主人公ですね。青春の真っ只中にいながらどうにもハジけることができず、今で言う陽キャの人間や振る舞いを醒めた目で見てしまい……かといって自分に何があるわけでもなく、このまま“オトナ”になることに悩む姿が描かれます。先ほどの『山田さん日記』と併せて、若い世代に是非とも読んでほしい名作です!

新刊案内

大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(1)

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NEW『大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(1)』

菅谷 充・著、青井邦夫・イラスト

ナチスは突如ソ連と休戦し不可侵条約を結び、英国が危機に立たされた!

 昭和十七年八月。海軍の活躍に焦った帝国陸軍は、満州でソ連軍基地を攻撃、戦闘状態に入った。ソ連がドイツ軍との戦闘に主力部隊を総て投入している隙に、極東、シベリアへ進攻しようという陸軍の独断専行だった。しかし頼みのドイツ軍が、電光石火の変わり身でソ連軍と休戦、不可侵条約を結んでしまった。苦境に陥ったのは帝国陸軍だけではなかった。ソ連という楯が無くなった英国もまた絶体絶命の状況に陥ってしまったのだ。チャーチルからの救援要請を受けて山本五十六は、重空母「武蔵」擁する連合機動艦隊の出撃を命じた! 『太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記』(全3巻)の続編ストーリー。

●菅谷 充(すがや・みつる)
1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996〜2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。

大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(2)

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NEW『大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(2)』

菅谷 充・著、青井邦夫・イラスト

ナチスの原爆製造を阻止するため、重空母「武蔵」はノルウェーの重水工場へ向かう!

 荒天の北海から決死のUボート基地三ヵ所同時攻撃を敢行した連合機動艦隊は、休む間もなくロンメル軍に苦戦する英国軍を救出するため、地中海へ出撃した。一方、ヒトラー率いるナチスドイツは密かに新型爆弾“原爆”の開発を進めており、その完成も間近となっていた。この情報を知ったチャーチルの緊急要請で、重空母「武蔵」はノルウェーの重水工場爆破のため再び北海へ。しかし、その前にドイツ軍の大攻撃隊が立ちはだかる!

●菅谷 充(すがや・みつる)
1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996〜2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。

大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(3)

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NEW『大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(3)』

菅谷 充・著、青井邦夫・イラスト

新鋭機「紫電改」が到着し、ドイツジェット戦闘機との死闘が始まる!

 昭和十八年春、ドイツ軍はV‐2号ロケットを完成させ、英国南部を連日恐怖に晒した。また連合軍によるドイツ本土爆撃も続き、双方ともに著しい航空機の消耗戦の様相を呈し始めていた。ここにドイツはジェット戦闘機を投入、さらにソ連艦隊と組んだ空母の出撃体制も整い、戦況は一気にドイツ軍に傾き始めた。一方、満州ではソ連軍の大攻勢に日本軍は壊滅の危機に陥っていた。満身創痍の連合機動艦隊だったが、日本から待ちに待った新型戦闘機“紫電改”が届き、反撃の準備が整った!

●菅谷 充(すがや・みつる)
1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996〜2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。

根の国の物語(1) 天と地の娘

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NEW『根の国の物語(1) 天と地の娘』

篠田真由美・著、羽原よしかづ・イラスト

天と地に別れて争う王族の両方の血を受け継ぐ娘よ、存亡の危機にある『根の国』を救え!

 平凡な女子高校生・叶秋鹿の前に、ある日突然現れた謎の青年。その日を境に、秋鹿の信じていた世界は変貌してゆく。「探したぞ。『天』と『地』の血筋を、ふたつながら身にそなえし子よ」すべての世界の始まりであるという『根の国』へと導かれた秋鹿は、ここが自分の故郷であること、また、自分が滅びの危機にあるこの国を救う存在であることを告げられるのだが……!?
 異世界『根の国』を舞台にした愛と冒険のファンタジー、第1弾。

●篠田真由美(しのだ・まゆみ)
1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。

根の国の物語(2) 芯の樹を求めて

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NEW『根の国の物語(2) 芯の樹を求めて』

篠田真由美・著、羽原よしかづ・イラスト

王たる資格を持つ者にしか姿を現さぬという伝説の樹を求め、秋鹿の苦難の旅が始まる!

 平凡な女子高校生の叶秋鹿。けれど突然、その日々は一変。世界の源『根の国』を滅びの危機から救うよう告げられた秋鹿は、王の前にのみ姿を現すという《芯の樹》を求めて、旅に出る。性格に難アリだが魅力的な青年・鷹彦との恋、かつての世界での後輩・榊原との出会いをへて、旅は続く。そうしている間にも『根の国』の荒廃は進み、敵の強大な力の前にとまどう秋鹿。彼女は王としての覚醒を果たせるのか……。
 異世界『根の国』を舞台にした愛と冒険のファンタジー、第2弾。

●篠田真由美(しのだ・まゆみ)
1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。

根の国の物語(3) 眩惑の魔都

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NEW『根の国の物語(3) 眩惑の魔都』

篠田真由美・著、羽原よしかづ・イラスト

魔都イツノミヤを転覆せよ……まずは娑婆世界に隠されている《気》の制御キーを探せ!

 世界の源『根の国』の王女と、その侵略者たる『天』の王子の間に生まれた少女・秋鹿。滅びゆく『根の国』を救う使命を負わされた彼女だが、あと一息というところで失敗し、その魂は彼女を慕う少年・榊原の中に宿ってしまった。最後のチャンスとして、かつて自分たちがいた世界……『娑婆世界』へと赴くことになった秋鹿たち。そこで出会った人物の正体とは? 闘いはいよいよ、終局へ向けて動き出す……。
 異世界『根の国』を舞台にした愛と冒険のファンタジー、第3弾。

●篠田真由美(しのだ・まゆみ)
1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。

根の国の物語(4) 再生の環

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NEW『根の国の物語(4) 再生の環』

篠田真由美・著、羽原よしかづ・イラスト

生と死の混沌渦巻く地の底……最後の対決に挑む秋鹿の中で何かが目覚めた!

 ついに『根の国』を侵略せんとする『天』の都・イツノミヤの破壊に迫った秋鹿たち。ところが、その彼女たちの前に、一度は敵の手に奪われた秋鹿本人の肉体が立ちはだかる。強大な破壊力を持つ『根の国』の《気》に呼応し、暴走する体を止めようとする秋鹿。そして、オオヒルメとの最終決戦がやって来る! それぞれが選んだ道とは……?
 異世界『根の国』を舞台にした愛と冒険のファンタジー、第4弾にして完結篇。

●篠田真由美(しのだ・まゆみ)
1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。

山田さん日記

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NEW『山田さん日記』

竹野雅人・著

詰まるところ、世界中のすべての出来事は、ゲームにすぎない

「史上初! あなたの日常を物語と化す、画期的なロールプレイングゲーム。ゲームの終わりがないネバーエンディングのストーリー展開ゲームついに登場!!」そんな不思議な宣伝文が踊るテレビゲーム『山田さん日記』を衝動買いした。たいして期待もせずに遊び始めた“ぼく”だったが、やがて現実とゲームの境界が曖昧になり、現実と虚構が混線して……。
 第5回海燕新人文学賞「正方形の食卓」を併録した中篇小説集。

*山田さん日記
*純愛映画
*正方形の食卓

●竹野雅人(たけの・まさと)
1966年生まれ。東京都出身。法政大学経営学部卒業。大学在学中の1986年に「正方形の食卓」で第5回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1994年、『私の自叙伝前篇』で第16回野間文芸新人賞受賞。

王様の耳

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NEW『王様の耳』

竹野雅人・著

他の人にはない、自分だけの不思議なチカラが欲しかった

 僕も、これから一体どうすればいいのだろう。そもそも自分のお話なんて、これっぽっちだって存在していなかったのではないか、とそれさえ疑問に思えてくる。この白紙の解答用紙を眺めていて、改めてそう思った。詰まらない凡庸なお話の双六は、「上がり」なんてものも存在していないのかも知れない。(「王様の耳」より)
 無気力で就職活動に積極的になれない大学生が主人公の表題作の他、偽名を使ってしか恋愛できない若者の懊悩を描いた「大きくまわって、三回転半」を併録。中篇小説集。

*大きくまわって、三回転半
*王様の耳

●竹野雅人(たけの・まさと)
1966年生まれ。東京都出身。法政大学経営学部卒業。大学在学中の1986年に「正方形の食卓」で第5回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1994年、『私の自叙伝前篇』で第16回野間文芸新人賞受賞。

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