• 2021/1/22
  • 『荊の冠』
     榊原史保美先生の長篇作品、『荊の冠』が電子で復刊しました! 新進画家の深見辰伍が主人公。洋画壇の権威や派閥に振り回されながらも、自らの信じる“愛”の証を求める耽美小説です。本作は1400枚を超える大作でして、かつて上下巻で勁文社からハードカバー単行本で刊行されたのち、大幅に加筆修正されて双葉社からノベルス版で再刊されました。今回の電子版では、その双葉ノベルス版を底本に、勁文社版に収録されていた「単行本あとがき」、深沢梨絵先生との「特別対談」、エッセイ「荊の冠に寄せて」を併録した豪華版、という仕様になっています。いわば、いいところ取りのお買い得バージョンですね!

    『雪うさぎ』
     茶道家元羽生流の跡取り息子・羽生雪彦と、彼を取り巻く上流階級の青年たちの同性愛を描いた青春耽美小説。榊原史保美先生の作品群の中でも、人気が高く、単行本の刊行後に、版元を変えて2回文庫化されています。初めて耽美小説に接する読者さんにオススメです。

    『蛇神 ジュナ』
     今は無くなってしまった青樹社からハードカバー単行本で刊行された、かなりレアものと言える長篇作品。本作からペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めたという経緯もあり、当時見逃して入手できず悔しい思いをしたファンも多いのではないでしょうか。京都・山科の山麓に祀られる不老不死の神“ジュナ”。人喰い鬼と恐れられ封印された神と、愛を渇望した魂が出会った至福の世界とは? 伝奇、民俗学、耽美、サスペンスの要素が詰まった名作。さらには巻末には「電子版あとがき」を追加収録しています。この機会に是非!読んでみてください〜。

    『風水探偵タケル』1〜3
     大正時代の東京を舞台にしたお話でして、主人公の高校生・速水タケルが風水師としての力を使い、“鬼”から学園の平和を守ります。飛び出す霊獣もひと癖ある奴ばかりで、悪友・東儀雪彦や怪力娘・日野真美子との絡みもほほえましいです。酒呑童子やヤマトタケル伝説など、伝承・民俗学を下敷きにした伝奇モノとしても楽しめる作品。とにかく読んでいて楽しいドタバタ冒険活劇です。この機会に是非!読んでみてください〜。

新刊案内

荊の冠

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NEW『荊の冠』

榊原史保美・著

至福と慈愛に満ちた“愛”の証を求めて……今、鎮魂と救済の物語がはじまる

 深見辰伍は、幼い頃の母の病と死の影響から、廃園の絵のみを描く新進画家だった。後ろ楯であった洋画壇の権威・尾上伴久が亡くなったことで、尾上派の後継者争いに巻き込まれる立場となった辰伍のために、美術ライター・三宅晋平は、彼を伴って越智展彬の邸を訪ねることにした。展彬は、政財界を牛耳る越智一族の一員であり、辰伍のライバルともいえる気鋭画家だが、なぜか辰伍支援を申し出ていた。やがてそれぞれの思惑を内包し、運命が動きはじめる……。
 1400枚を超える本格耽美小説の大作、ついに復刊! 加筆修正された双葉ノベルス版を底本に、勁文社版に収録されていた「単行本あとがき」、深沢梨絵氏との「特別対談」、エッセイ「荊の冠に寄せて」を併録した豪華版。

●榊原史保美(さかきばら・しほみ)
東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。

雪うさぎ

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NEW『雪うさぎ』

榊原史保美・著

死と快楽にあえぎ、純粋永遠の愛を雪山に封印する少年たち

 茶道家元羽生流の跡取り息子・羽生雪彦は類まれなる美少年だった。彼はすでに大学受験の時、家庭教師と妖しい世界に耽溺するほどの少年ではあったが、感情的な執着を知らぬ孤独な魂の持ち主でもあった。だが、夏の終わりの避暑地でのこと、少年・青矢(セイジ)との宿命的な邂逅から、彼をめぐる人々の歯車が微妙なきしみを見せ始めた……。
 華やかな上流社会を舞台に、家元跡目相続の骨肉の争いに巻き込まれた雪彦の出生の秘密とは? 夏から冬を駆けぬけた少年たちのきらめく青春を抒情豊かに描写する長篇耽美小説。

●榊原史保美(さかきばら・しほみ)
東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。

蛇神 ジュナ

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NEW『蛇神 ジュナ』

榊原史保美・著

まやかしの生、幻想の安逸の中で君は渇えていた……僕はいま、真実の自己を希求する

 ……綬那山の山頂近くに、大蛇ヶ池いう大きな池があって、その先に浄土ヶ島いう聖地があってなぁ。その森の奥深くに丹波一族が奉じてはるジュナ院いうお社があるんやて。そこには不老不死の“ジュナ”いう神さまがいはるて言い伝えられてる。そやけど、祭で“ジュナ”の託宣をいただくはずやった“蛇子”いう役目の里の若者が……ジュナ院に上がったきり、行方を断ってしもうたんや……。
 京都・山科の山麓に祀られる不老不死の神“ジュナ”。人喰い鬼と恐れられ封印された神と、愛を渇望した魂が出会った至福の世界とは? 本格耽美サスペンス。「電子版あとがき」を追加収録。

●榊原史保美(さかきばら・しほみ)
東京都出身。立教女学院を経て中央大学文学部哲学科卒。1982年『小説JUNE』創刊号の最優秀投稿作に選ばれ、「螢ケ池」でデビュー。1985年、初の単行本、『龍神沼綺譚』を上梓。以降、民俗学、宗教学の素養を生かし、形而上学的テーマを昇華させた作品『鬼神の血脈』『荊の冠』等、多数発表。美意識に貫かれた作風により、「耽美小説の草分け的存在」と称されることも多い。1995年発表の『蛇神 ジュナ』より、ペンネームを「榊原姿保美」から現在のものに改めている。趣味は、陶芸、写真、近代建築・ギャラリー巡り。

風水探偵タケル(1) 陰陽のかごめ歌

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NEW『風水探偵タケル(1) 陰陽のかごめ歌』

六道 慧・著、古張乃莉・イラスト

吾、穢れを解除するものなり! 大正浪漫ただよう冒険活劇登場!

 時は大正九年。特殊技能を活かした副業を終えたばかりの苦学生・速水タケルは、戻ってきた学生寮で不機嫌だった。「なんで尾行したんだ?」「君の力を見てみたかった。風水師なんだろう?」目の前では、同室者にして自称・親友の東儀雪彦が有無を言わせぬ口調で、話を進めている。「行方不明者を探して欲しい」……それが全ての始まりだった。
 複数の行方不明事件、それを結ぶ奇妙な共通点、そこに隠された謎とは? 不思議な『かごめ歌』が響く時、一人、また一人と犠牲者は増えていく! 帝都の闇を舞台に風水的活劇ミステリー、堂々の開幕。電子版あとがきを追加収録。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年。朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

風水探偵タケル(2) 水魔の都

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NEW『風水探偵タケル(2) 水魔の都』

六道 慧・著、古張乃莉・イラスト

すべてが“眠り”に墜ちてゆく……浪漫あふれる大正時代を舞台におくる風水的冒険活劇!

「『眠り姫』だ、タケル君」雪彦は重々しくそう告げた。大正九年、七月。苦学生風水師・速水タケルの元に、悪友・東儀雪彦の持ち込んできたのは、「人が眠ったまま目を覚まさない」という現象の調査だった。手懸かりはわずかに、被害者・高辻薫の残した“非時の香果”という言葉のみ。その意味を探るため、日本古来の文献の数々をあたるタケルたち。そして遂には、ある“キーワード”が導き出されていく……。
 歴史の闇に隠された真実と、「眠り」現象に組み込まれた事実が一致したとき、明らかになる真相とは!? 時を越えた謎に挑む、風水的活劇ミステリー。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年。朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

風水探偵タケル(3) 四三の外法

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NEW『風水探偵タケル(3) 四三の外法』

六道 慧・著、古張乃莉・イラスト

学園祭の準備で慌しい明朋学園で、片目の痛みを訴えた生徒がたて続けに行方不明になる事件が発生!

 苦学生風水師・速水タケルに届いた差出人不明のその手紙からは、やわらかな香りがした。「……恋文か!?」悪友・東義雪彦が叫んだ通り、それは正しく恋文だった。大正九年、十月。浅草の興行館の幽霊騒ぎと、学園祭を控えた明朋学園で“生徒が消える”現象……時を同じくして二つの事件が発生した。
 調査に乗り出したタケルに届いた、一通の恋文。それを切っ掛けに、事件を繋ぐ見えざる“想い”が次々と浮かび上がる! 全ての“因果”が明かされた時、指し示される真実とは!? 心の綾が織り成す事件に迫る風水的活劇ミステリー。

●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年。朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。

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