• 2020/11/27
  • 『蒼穹の海鷲』1〜2
     主人公は飛行少尉・月島昂という青年でして、彼が配属になったのは、のちに“鵺艦隊”と呼ばれることになる特殊な航空部隊でした。なーんと、当時としては規格外の、「戦闘機だけの部隊」です。率いるのは源田実中佐。小型空母・龍驤に仲間と共に乗せられ、その特殊性を活かした任務にあたります。架空戦記といえば、大和や武蔵といった戦艦が活躍する印象が強いのですが、本作では、零戦の三二型やグラマンワイルドキャットといった戦闘機のドッグファイトに焦点が絞られています。パイロットの心理戦、人間的要素が前面に出ている作品といえます。

    『蒼穹の覇者』1〜2
     実は本シリーズ、諸事情あって1巻と2巻が別々の出版社から刊行されていました。今回の電子化によって、ようやく続けて読むことが出来ます。本作の主人公・綾乃孝治たちが所属するのは、黒島亀人主席参謀直轄の飛行偵察隊。1巻目は百式司令部偵察機、2巻目では「彗星」という最新式の機体に乗り込み、単独で命がけの極秘任務にあたります。いくら最新式の機体とはいえ偵察機ですから、敵の戦闘機に出くわしてしまったらジ・エンド。護衛も付いていません。見つからないように、それでいて確実に敵地上空に潜入し、情報収集して逃げ帰らなければいけません。いやー、これがもう、大変なのです。笑 戦争に勝つには情報が重要だ、と熱心に説く黒島亀人(作中ではかなりの変人に描かれています。笑)に引っかき回され、太平洋のあっちこっちを駆けずり回る彼らに平穏は訪れるのか……? ややコミカルな要素も入ったエンタテインメント作品となっています。この機会に是非!読んでみてください〜。

新刊案内

蒼穹の海鷲(1)

amazon Kindle

NEW『蒼穹の海鷲(1)』

青山智樹・著

「第六航空戦隊ヲ結成セヨ!」……独立戦闘機艦隊出撃す!

 昭和軍人勅諭発布により新たな道を歩み始めた大日本帝国は今、対英米開戦の危機にあった。泥沼化する欧州戦線の戦火が、ついにアジアへ飛び火したのだ。強硬な態度の英米に対し日本政府が「開戦に利あらず」の外交交渉を続ける一方、有事に備えて帝国陸海軍首脳は、対英米作戦立案に明け暮れていた。昭和16年夏……源田実中佐のいる第一航空艦隊・空母加賀に新米少尉月島昂は、戦闘小隊長として着任した。彼はそこで初めてあの男と出会う。月島の片腕にしてライバルとなる戦闘機乗り、酒匂誠曹長。上官に不信を募らせる源田、そして月島と酒匂……それぞれの思惑をのせ、艦隊は開戦前夜の太平洋を南下する。その先に彼らを待つ運命とは!?

●青山智樹(あおやま・ともき)
1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。

蒼穹の海鷲(2)

amazon Kindle

NEW『蒼穹の海鷲(2)』

青山智樹・著

「連合艦隊新旗艦大和ヲ死守セヨ!」……独立戦闘機艦隊、比島血戦!

 昭和17年1月……日本陸軍の電撃的な南進に、比島の米守備隊も撤退を余儀なくされていた。コレヒドール要塞に立て籠もる守備隊に対し、米本国は大増援部隊の派遣を決定。戦艦八隻を擁する米太平洋艦隊がその護衛を務めることになった。もし、太平洋艦隊が比島に突入すれば、包囲する日本軍はひとたまりも無い。なんとしても太平洋艦隊を比島到達前に撃滅しなければならない……。山本五十六連合艦隊司令長官は、総力を挙げて太平洋艦隊の撃滅を誓うが、神出鬼没のハルゼー機動部隊に攻撃を受け、次々と艦艇を失ってしまう。残された無傷の戦力は今や、連合艦隊旗艦・大和、そして寺師と源田が率いる六航戦こと、あの“鵺艦隊”のみだった!

●青山智樹(あおやま・ともき)
1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。

蒼穹の覇者(1) 戦場の空駆ける百式司偵

amazon Kindle

NEW『蒼穹の覇者(1) 戦場の空駆ける百式司偵』

青山智樹・著

百式司偵“ブラックバード”突入せよ! 偵察機vs戦闘機の壮絶な空戦を描く

 連合艦隊主席参謀・黒島亀人。山本五十六の懐刀であり、真珠湾作戦の真の立案者でもある切れ者が、情報収集のため全海軍から選りすぐった猛者で、特殊偵察部隊を組織した。日の丸を塗りつぶした百式司偵“ブラックバード”で、開戦前のフィリピン米軍基地を隠密偵察に向かったが、ロッキードP38に遭遇。写真任務を忘れてのドッグファイトで機銃をぶっ放す!

●青山智樹(あおやま・ともき)
1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。

蒼穹の覇者(2) 彗星偵察隊出撃指令

amazon Kindle

NEW『蒼穹の覇者(2) 彗星偵察隊出撃指令』

青山智樹・著

連合艦隊主席参謀・黒島亀人の秘策成るか? 特別偵察機部隊に与えられた任務とは

 フィリピンに隠密偵察に出た百式司偵はロッキードP38とドッグファイトを展開、かろうじて勝利するが、着陸に失敗して乗機を失う。帰還命令を受けた3人の次の任地は、横須賀・追浜飛行場だった。彼らに与えられた指令は、カナリアのごとくまっ黄色に塗られた新型機……十三試艦上爆撃機・彗星のテスト飛行だった。その機を取り囲む人の輪の中心には、連合艦隊司令長官・山本五十六の姿があった。太平洋に飛び立つ彗星を待ち受ける運命は……。

●青山智樹(あおやま・ともき)
1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。

Copyright c ADRENALIZE All Rights reserved.