• 2018/6/27
  • 『THE ANSWER』
     鈴木剛介先生のデビュー作、『THE ANSWER』が電子で復刊しました! はじめは自費出版で刊行されたんですが、反響があまりに大きくて、後年、角川書店さんから改めて商業出版されたという小説です。ジャンルは「哲学小説」とでもいうのでしょうか。宇宙とは、時間とは、無とは、自分とは、心とは、狂気とは、哲学とは、真理とは何か? 人はいかに生きるべきか、もしくは後悔しない人生を送るためにはどうすればよいか? なぜ、人を殺してはいけないのか? 哲学者の言葉を引用しつつ、すべてを解いてしまった(と思い込んでいる)一人の男の物語です。一般的な小説に比べるとやや難解な内容かもしれませんが、ふか〜い思索に耽ることうけあいの作品。この機会に是非!読んでみてください〜。

    『真理男』
     前述の『THE ANSWER』がやや難解な内容だったため、よりエンタテインメント要素を増やして、小説としての魅力が向上した作品。ですがやはりテーマは同じく、「理想的な社会システムとはどのようなものか?」「絶対に正しいこととは何か?」等々の解答=真理を求め続ける男が主人公です。

    『自殺同盟軍』
     生きるのに疲れた、死んで償いをしたい、ただ何となく人生を終わらせたい……さまざまな理由で集まった老若男女6人の自殺願望集団。彼らは“自殺同盟軍”を結成し、「どうやったら人に迷惑をかけずに死ねるか? せっかくだから自分の死を世に役立てたい」と議論を続けます。そして見つけた答えとは? タイトルだけを見ると非常に不道徳でけしからん!という内容かと思ってしまいますが、さてどうでしょうか。悩みのない人間、人生に絶望しない人なんて、いないのではないでしょうか。物語はどのように収束するのか、それは最後まで読んで確かめてください〜。

    『デブになってしまった男の話』
     これまでご紹介した3作品は“若者の苦悩”をテーマに書かれた作品でしたが、まぁ本作も苦悩といえば苦悩かも…。自他共に認めるイケメンの男が主人公。怪我で入院して、バクバクと甘い物を食べすぎてしまい、デブ人間へと変貌してしまいます。女性と会話するのが苦手になり、どんどん性格が卑屈になっていく…。しかしそこである女性に出会い、本当の“恋”に目覚めます。笑って泣ける、男のための恋愛小説です。

    『火の鳥0528』
     なーんと、鈴木剛介先生の新作! 電子オリジナルで登場です。しかもSF小説なんですね。これは驚き。癌もエイズも治る「火の鳥」という不老不死の特効薬が開発され、全世界がその薬のせいで大混乱に陥る、といういわばディストピア社会を描きます。人として不老不死は正しいのか否か、愛すべき人が病気になったら飲ませるべきか否か、そして人間が寿命で死ななくなった社会はどう変貌していくのか…。こう説明すると、これまでの鈴木剛介先生の“哲学小説”路線とほぼ変わらないことがわかりますね。ファンの方は安心してください。笑 おすすめですのでこの機会に是非!読んでみてください〜。

    『人はなぜ生きるのか、答えよ!』
     さて最後にご紹介するのは小説ではなく、哲学入門書。スピリチュアルの本でも、宗教の本でも、人生論の本でもありません。「哲学」の本です。タイトルにズバリ書いてあるとおり、「人はなぜ生きるのか」がテーマ。中高生でもわかるようにやさし〜く解説しています。本書では、特に「自殺」を考えている方も含め、人間が「生きる」ということ、「考える」ということについて、読みながら一緒に思いを巡らせていただけたら、と思います。人生の壁にぶち当たっている方、ぜひ読んでみてください。

新刊案内

THE ANSWER

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NEW『THE ANSWER』

鈴木剛介・著

世界中のすべての問いを解決できる答えはあるのか? 空前の哲学エンタテインメント小説

 宇宙とは、時間とは、無とは、自分とは、心とは、狂気とは、哲学とは、真理とは何か。人はいかに生きるべきか、もしくは後悔しない人生を送るためにはどうすればよいか。なぜ、人を殺してはいけないのか。そして、絶対に正しいこととは何か?……これは、そうした問いのすべてを解いてしまった(と思い込んでいる)一人の男の愛と涙と笑いの実存の物語である。
 2002年に自費出版で刊行された後、新聞記者、哲学者、主婦、高校生、分子生物学者などあらゆる読者層から反響が届き、商業出版で再発売された空前の哲学エンタテインメント小説。ついに電子化されて復刊!

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

真理男

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NEW『真理男』

鈴木剛介・著

なんとしても、俺が思いついた“真理”を世界に伝えなければ……だが、どうやって?

 人間はなんで生きているんだろう? 宇宙って何だろう? 1足す1はなんで2になるんだろう? そういう問題をすべてひっくるめて解決しちゃうような究極の真理はあるのだろうか? 澤村勇介は、何でもごちゃごちゃと考え込んでしまう癖のある、釧路の高校生。ある日、軽音楽部の天才ギタリストJJと、美少女ミズキに出会い、さまざまな疑問に真剣に対峙する「思想結社X」を結成する。高校時代、三人は友情を育むが、それぞれが別々の道へ。数年後、再会を果たした三人。しかし、すでにあの当時のままではいられるはずもなく……。
 出会い、友情、別れ、裏切り、絶望、再生……世の中のあらゆる問題を解決できるシステム“究極の真理”を思いついた男の苦悩。爽やかな暴走と蹉跌と再生の物語。

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

自殺同盟軍

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NEW『自殺同盟軍』

鈴木剛介・著、笹井一個・イラスト

死にたいことに理由なんてない。ただ、死にたいだけだ。問題は、その死を、どう有効活用するかにある

 自殺かあ。死ぬかあ。いまひとつ気力が湧いてこなかったが、そろそろ本気で考えようと思った。が、いざ実際に、具体的な自殺の方法を考えようとすると、意外にそれが難しいことであるのが分かった。まず、一つ、人に迷惑を掛けるような自殺はしたくなかった。そして、一回で確実に死ねること。そう考えると、どうやって死ねばよいのかわからなかった。
 生きる意味を見いだせないナギハラケイスケは、友人に頼まれて、老人介護施設で働き始める。そこで出会った運命の女“ちなっつぁん”。彼女もまた死を望んでいた。そして、2人は「自殺を有効活用するための会」=『自殺同盟軍』を結成する。集まったのは、オジサン2人、鬱病の男子大学生、中学生の美少女。『自殺同盟軍』はこの6名で活動を開始した……。新世代の青春小説。

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

デブになってしまった男の話

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NEW『デブになってしまった男の話』

鈴木剛介・著

デブだ! 僕は、デブになってしまった! それも見事なまでのデブに!

 自他共に認めるイケメンの稲葉大介は、女遊びを繰り返す毎日だった。学生時代に経験した大失恋の反動もあったが、自意識過剰になっていた面もあった。ある夜、大介はクルマを飛ばしていて交通事故を起こしてしまう。入院中、ひっきりなしにジャンクフードを食べ続け……気がつけば体重101キロの“デブ”になっていた。
 大介は、自分のアイデンティティが、いかに容姿に依存していたかを思い知った。変化してしまった日々の生活に戸惑い、女性と会話するのが苦手になった。どんどん卑屈になっていく。もうこのまま、本当の恋愛なんて不可能なんじゃないか。だが、苦悩する大介の前に、一人の女性が現れて……。
 この物語は「悲劇」なのか、それとも「喜劇」なのか。イケメン男の懊悩を描いた胸キュン恋愛小説。

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

火の鳥0528

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NEW『火の鳥0528』

鈴木剛介・著

突如世界に登場した不老不死の薬……その存在が、人類のすべてを変えた

 新薬・通称《火の鳥》を服用すると、60歳前後で老化の進行がほぼストップし、ガンから認知症まで、あらゆる疾病が治癒する。この画期的な薬の出現以降、人々の価値観、人生観は徐々に変化しつつあった。生きるも死ぬも自由選択の時代に入り、かつて人生最大の悲劇だった「死」は、しだいに悪役の座を降りつつあった。また同時に、世界経済は混乱を来し、人口爆発と、それに伴う食糧危機を危惧する声が、国際社会で日増しに高まっていた。
 天才的な頭脳を持つジョン・グッドスピードは悩んでいた。愛する人が死に向かう時、《火の鳥》を飲ませて命を救えばよいのだろうか。果たしてその行為は正しいのだろうか。生きるとは何なのか。死ぬとは何なのか。そして人生の意味とは……。
 永遠の命を手に入れた人類と変容する社会を描く。電子オリジナルの長編SF小説。

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

人はなぜ生きるのか、答えよ!

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NEW『人はなぜ生きるのか、答えよ!』

鈴木剛介・著

「私」とは、「人間」とは、なぜ存在しているのか?

 まず、お断りしておかなければなりませんが、この本は、スピリチュアルの本でも、宗教の本でも、人生論の本でもありません。「哲学」の本です。
 例えば「ブタとは何か?」というような一見、バカみたいな「問い」も、突き詰めていけば、とてもディープな哲学的考察に踏み込んでいきます。「人はなぜ生きるのか」という問いなら、なおさら、なおさらです。
 そして、この本は、一般の「哲学解説書」によくあるような、「この人はこう考えました。あの人はこんなふうに考えました。あなたはどう考えますか。そういう自分なりの問いを立てるのが哲学です」という本でもありません。
 では、哲学に「答え」はあるのでしょうか。
 ある、と私は考えています。(「はじめに――答えはある!」より)

 なんとなく生きて、なんとなく死んで、私はそれで全然構わない、という人は、本書は必要はありません。でも、束の間の命を、精一杯使いたいという人は、「私はいかに生きるべきか」という問題と、若いうちに正面から向き合っておく必要があります。
 ムズカシイ、と思われがちな「哲学」を可能な限りわかりやすく説いた“超”入門書。

はじめに――答えはある!
第一章 人はなぜ生きるのか
第二章 世界の仕組み
第三章 真理とは何か
第四章 世界平和の作り方
第五章 人間と夢
おわりに――自殺を考えている方へ

●鈴木剛介(すずき・ごうすけ)
1969年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒。外資系広告代理店、築地魚河岸、特別養護老人ホーム介護員、カナダの乗馬クラブの馬糞掃除人などを経て、専業作家に。著書に、『THE ANSWER』『自殺同盟軍』『真理男』(角川書店)、『デブになってしまった男の話』(求龍堂)、『人はなぜ生きるのか、答えよ!』(河出書房新社)、『涙の天使にさよならを』(アドレナライズ)など。

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