• 2018/1/19
  • 『ミツビシがモンテを目指す時』
     ファンの皆様、お待たせしました。カーレース小説の元祖ともいえる高斎正先生の「○○が○○を○○する時」の電子化がスタートしましたよ!(現在は「高齋」ではなく「高斎」という字を筆名に使用しているそうです)
     その第一弾は『ミツビシがモンテを目指す時』。かつて『ランサーがモンテを目指す時』というタイトルで刊行されていましたが、電子版ではタイトル変更、さらに大幅な加筆修正、電子版あとがきを加えての復刊となります。本格的なカーレース小説、最近あまり書店で見かけないので、「このジャンルって読んだことないな〜」という人もいるかもしれませんが、それは実にもったいない…。おもしろいですよ! 来週には「モンテカルロ・ラリー2018」が開幕しますし、クルマ好きならこの機会にぜひ本作を読んでみてください〜。
     なお、電子版では高斎先生のご希望により、本文横書きになっています。たとえばランサーEX2000GTという車名や、クルマの仕様、エンジンの回転数や速度、距離、あるいは時間など、算用数字がたくさん出てくるので、これが漢数字&縦書きだと読みづらいんですよね。墨画の技法を取り入れた、垂井ひろしさんによる描き下ろしの表紙イラストも、とても格好いいですね〜。ちなみに次の「○○が○○を○○する時」は『ホンダ…』を予定しているのですが、そちらも引き続き垂井さんに担当していただくようにお願いしています。

    『クラシックカーを捜せ』
     さてこちらは自動車に関するショートショート集。SFのお話が多いですが、スラップスティックあり、怖い話あり、そしてもちろん本格的なレース小説ありのバラエティに富んだ内容となっています。表紙は、単行本版の佐原輝夫さんのイラストを使用させていただきました。

    『クラシックカメラ12ヵ月』
     続いてはクラシックカメラにまつわる短編小説集。ほっこり人情話が12本収録されているのですが、それぞれストーリーの核となる部分に、昔ながらのフィルム式カメラが登場してきます。デジカメではなくあえて手間のかかるクラシックカメラを愛する人たちのお話です。

    『二人の夏』
     斎藤純先生の恋愛・青春ストーリー9本が収められた短編集です。斎藤先生のハードボイルド小説を読まれた人ならわかると思うのですが、本作に出てくる男女もまた格好いいんですよねぇ。外国の青春映画を観ているかのよう。オートバイに関する蘊蓄がさらっと織り込まれているあたりも実にいいです。

    『病魔の棲む街』
     現役医師である米山公啓先生ならでは作品。頭痛や眩暈、発熱といった身体の不調と殺人ミステリが組み合わされた、ホラー・サスペンスのお話が6本収録されています。なんかこう、病気とか細菌とかウイルスとか、身体の内部から殺されていくって、気味が悪くてすごく怖いですよね…。汗

新刊案内

ミツビシがモンテを目指す時

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NEW『ミツビシがモンテを目指す時』

高斎 正・著

日本生まれの新型ランサーが雪のモンテカルロ・ラリーで疾走する!

 三菱自動車は新型ランサー2000GTを開発、大量生産車でのモンテカルロ・ラリー総合優勝に挑戦した。マシーンの耐久性向上は三菱石油、通信手段の改良は三菱電機と、グループ総がかりの協力でハードウェアは完成、ワークスドライバーも雪道の天才・等々力誠を加えた一流の布陣。ヨーロッパ各都市から出発するコンセントレーション・ランを皮切りに、ランサーの走りは世界を制するか!?
 レース小説の名作『ランサーがモンテを目指す時』が改題、加筆修正されてついに電子で復刊! 電子版あとがきを収録。
 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ〜ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。

クラシックカーを捜せ

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NEW『クラシックカーを捜せ』

高斎 正・著

スリリングなカーレースから、SF、怪談、人情話まで……自動車ショートショート傑作選!

 大富豪のためにタイムマシンで20世紀に戻り、血眼でアルファ・ロメオ1750を捜し求める「クラシックカーを捜せ」、禁断の技術を使ってクルマの自動操縦装置を完成させた「自動操縦車」、レースドライバーのケガをなくすために“カプセル”を採用した「カプセルの花が開く時」、独裁者によって“遊びのための自動車”が駆逐された世界を描く「正義の都市交通」など、クルマにまつわるショートショート20作品を収録。
 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

*ダットサンを撃破せよ
*見知らぬ奴のクルマ
*天気
*同じマシーンでレースをすれば
*動機
*自動操縦車
*11台目の自動車
*眼隠し走法
*カプセルの花が開く時
*正義の都市交通
*小さいことは、いいことだ
*超渋滞時代
*サイクルカーの時代
*マイカー賦課金
*伝説の名車
*便乗者
*影の自動車
*意地
*クラシックカーを捜せ
*実験車

●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ〜ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。

クラシックカメラ12ヵ月

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NEW『クラシックカメラ12ヵ月』

高斎 正・著

手間をかけるほど愛おしい12台のカメラ、そして人々の出会いと別れ

 ローライフレックス、八年型パール、コンテッサ、レチナ……。12台の個性的な名品と名機を慈しむアマチュアカメラマンたち。古き良きものを愛し続けるすべての人に贈るハートフルな物語。季節に応じたクラシックカメラの活躍を描く。12本の短編小説と電子版あとがきを収録。
 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。

1月 初詣 (ローライフレックス)
2月 スキー (八年型パール)
3月 卒業謝恩会 (コンテッサ)
4月 入学式 (レチナ)
5月 お見合い写真 (フジカシックス)
6月 菖蒲 (ニコンS2)
7月 花火 (マミヤシックス)
8月 浴衣姿 (ベス単)
9月 敬老の日 (ライカVf)
10月 旅行 (ローライ35)
11月 叙勲 (スーパーイコンタ)
12月 インタビュー (ヴィテッサ)

●高斎 正(こうさい・ただし)
1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ〜ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。

二人の夏

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NEW『二人の夏』

斎藤 純・著

オートバイ、テニス、そして恋に満ちた青春のきらめきをさわやかな文体で描く

 鈴鹿八時間耐久レースを観るためSRで国道138号を走る石坂圭介。途中、MGBを操る女性と車のエンジントラブルをきっかけに知り合う。「チーム・ヒロサワ」の話で盛り上がる二人だったが、鈴鹿の暗い陰を引きずる彼女に何が…。(「二人の夏」より)
 ハードボイルド作家と思われがちな著者が、デビュー前から書きためていた恋愛小説を集めた短篇集。オートバイ、テニス、ジャズを題材に若者たちの心情をさわやかに描く。

*約束の時間
*風のように渡る
*夜明けのディスクジョッキー
*テニスコート
*彼女のウィンブルドン
*二人の夏
*マイルストーンズ
*ブルー・シティ
*雪絵の十二月

●斎藤純(さいとう・じゅん)
小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。

病魔の棲む街

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NEW『病魔の棲む街』

米山公啓・著

日常生活でよく起きる体調不良……しかしその“症状”は仕組まれたものだった!?

 都市に潜む病魔。未知なるミステリーファイル。「複視」「発熱」「頭痛」「動悸」「腹痛」「発疹」……6つの病気にまつわるキーワードから生まれた、その美しくも恐ろしい殺人トリックとストーリー。現役の医師でもある著者が放つ、異色のホラー・サスペンス短編集。

*複視
*発熱
*頭痛
*動悸
*腹痛
*発疹

●米山公啓(よねやま・きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、280冊以上を上梓。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。

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