• 2017/6/27
  •  陰山琢磨先生の近未来SFアクション小説、電子にて復刊です!
     主人公の桑名真尋は、独立国連軍の遊撃戦闘員。宇宙ステーションと地球を直接結ぶ「軌道エレベータ」の警備が主な任務。ある日、植民惑星から護送されてきた人造人間・クーリエの身柄を確保する秘密任務を与えられます。クーリエには人間を意のままに操ることができる特殊能力があるという噂で…。
     軌道エレベータ、カルト宗教団体、地下テロリスト組織、人造人間、脳内に出現する戦術AIなどなど、SFファンにとっては非常にそそられるキーワードがたくさん出てきます。陰山琢磨先生といえば第二次世界大戦の架空戦記の著書が多いのですが、本作でも派手なドンパチ、戦闘シーンが堪能できます。
     ちなみに電子版の表紙イラストを新規に描いていただいたのは、松(A・TYPEcorp.)さん。陰山先生も、今回の凜々しい真尋ちゃんを気に入っていらっしゃいます。手に持っているハンドガンには「基本的には二本のレールで挟み込まれたレールガン構造」「増力機構は目立たぬよう透明なフィルム状のインナーとなっており、1・5ミリハンドガンはコートの背後にある弾倉(タンク?)から、チューブを通してタングステン粉を補給」など細かな指示がありました。いやー、さすが軍事マニアの陰山先生、緻密なメカ設定ですね。
     キャラクターや舞台設定からして、『攻殻機動隊』あたりが好きな読者ならば、本作もきっと楽しめるのではないかと思います。この機会に是非!読んでみてください〜。

新刊案内

星々のクーリエ

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NEW『星々のクーリエ』

陰山琢磨・著

データから生成された少年クーリエをめぐり、現実とコンピュータ仮想空間で起きる逃走劇の結末は!?

 桑名真尋は東アジア系の顔だちの美人だが、実は軌道エレベータのある人工島を守る独立国連軍(IUNF)の遊撃戦闘員だ。その真尋が尊敬するバタライ中尉と“秘密任務”に参加することになった。植民惑星から護送されてきた人造人間・クーリエの身柄を確保するのだという。彼には卓越した知識と強力な感応能力を持ち、人間を意のままに操ることができる。指導者たちはクーリエに対して恐れを感じ始めていたのだ。だが、おおぎ様と呼ばれる宗教団体「仮想の基」の奇襲を受け、真尋たちはクーリエを奪い合う戦闘状態に突入してしまう。

●陰山琢磨(かげやま・たくま)
1963年兵庫県生まれ。3歳のおり自衛隊の基地祭で、通りすがりの61式戦車と見つめあってしまい、初恋に落ちる。高校生の時、学祭のアンケートに「自分に似ていると思う芸能人は?」と書いてあり「ジオン軍のモビルスーツ」と答えたら、女子に変な目で見られるようになった。その後、軍事マニア(専門はAFV)を経て、1997年に『大反撃一式砲戦車隊』(飛天出版)でデビュー。架空戦記、SF小説など著書多数。

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