• 2017/6/13
  •  東野司先生の4作品が「電子あとがき」を追加収録して復刊しました!
     短篇小説6本が収録された『赤い涙 マルチタスクVol.1』はこれぞSF!といった趣な硬派な内容。東野先生の代表作『ミルキーピア物語』シリーズに比べると、ぐっと落ち着いたハードボイルド、サイバーパンクな雰囲気のものもありますが、どっぷりSFの世界に浸ることが出来ます。表紙イラストは、ひろき真冬先生で、いやぁ格好いい。この雰囲気は他の絵描きさんには出せないですよね〜。
    『電脳セッション』『恋人はインタフェース』は「おバカSF小咄」とでもいうべきお笑い系ショートショートがわんさか詰めこまれた作品。コンピュータ・電脳ツールの擬人化、なんて生やさしいものじゃあない。擬人化されたキャラが家庭を持ったり離婚したり、芸能デビュー、怪談、スパイ大作戦などなど、読み手が想像もつかないムチャクチャな設定で大暴れ。それもすべてコンピュータ・ネット用語に引っかけたマニアックな展開なのです。そういえば、『ミルキーピア物語』の第1話はネットアイドルが家出してしまうストーリーでしたが、このショートショート集に通じる世界です。
     そして『踊るコンピュータ』はさらにぶっ飛んでおります。んんん、なんでしょう、この作品。ショートショートの幕間にコンピュータ大喜利は出てくるし、パソコン宗教解説、恋愛日記、TVショッピング……なんだかもう“踊る”しかないカオスな世界。なにせ、追加収録された「電子版あとがき」には、「本書『踊るコンピュータ』は奇書である。書いた本人がいうのだから、間違いない。」とはっきり書かれております。こ、こ、これは著者お墨付きの奇書だー。汗 でもパソコンが好きなら、コンピュータが好きならきっと楽しめると思いますよ。フロッピーディスクやMS-DOSの存在を「懐かしい!」と思えてしまう世代なら必読です!

新刊案内

赤い涙 マルチタスクVol.1

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NEW『赤い涙 マルチタスクVol.1』

東野司・著

堂谷の全身が震え上がった……「ロボット三原則」が破られている!

 バイオチップがネットワークをつくり、脳細胞を侵食していく……遺伝子合成クローンの赤ん坊に増設された生体ボードが熱暴走を始める……人工知能アンドロイドから、患者の残留意識パターンが消去できない……デジタル・コミュニケーションの方法は、マニュアルには書かれていないものだ。だから、ニューヴァージョンのOSとソフトウェアが必要になる。
 ニューロテクノロジイとハイパーメディアがあふれる未来社会を背景に、宇宙船から猫まで、あらゆるものをデジタライズし、コンピュータのテクニカルタームを駆使して描いた電脳SF短篇集。「電子版あとがき」を追加収録。
*バッドチューニング
*任務(ベスト・ミッション)
*キャットファイト
*こんにちは赤ちゃん
*門(ゲート)ひらくときに
*赤い涙

●東野 司(とうの・つかさ)
1957年、愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年『赤い涙』(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。主な著書に『ミルキーピア物語』シリーズ、『地球SOS』(早川書房)、『よろず電脳調査局ページ11』(徳間書店)、『電脳祈祷師』(学習研究社)、『展翅蝶』(エニックス)など。また、2013年子ども向け書き下ろしSFシリーズ「21世紀空想科学小説」企画立案。同シリーズ『何かが来た』(岩崎書店)。日本SF作家クラブ会員、日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。日本SF作家クラブ第17代会長。

電脳セッション

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NEW『電脳セッション』

東野司・著、いしかわじゅん・イラスト

パソコン&ソフトウェアを題材にした抱腹絶倒ショートショートSF

 いまや日常生活に欠かせない存在となったコンピュータ。人間とコンピュータが深く関わるとき、悲喜こもごもの物語が生まれる。バグだらけの人生を送る男、駆落ちを図る恋人同士のプログラムたち、事故で失った脳はマイクロチップで代替、飽きちゃった恋人は記憶をデリートしてポイ……。抱腹絶倒の笑える話から背筋の寒くなるようなコワイ話まで、バラエティ豊かな電脳SFひと口話、17篇。「電子版あとがき」を追加収録。

●東野 司(とうの・つかさ)
1957年、愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年『赤い涙』(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。主な著書に『ミルキーピア物語』シリーズ、『地球SOS』(早川書房)、『よろず電脳調査局ページ11』(徳間書店)、『電脳祈祷師』(学習研究社)、『展翅蝶』(エニックス)など。また、2013年子ども向け書き下ろしSFシリーズ「21世紀空想科学小説」企画立案。同シリーズ『何かが来た』(岩崎書店)。日本SF作家クラブ会員、日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。日本SF作家クラブ第17代会長。

恋人はインタフェース

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NEW『恋人はインタフェース』

東野司・著、いしかわじゅん・イラスト

涙あり、笑いあり、怪談ありのマルチメディアな“笑劇場”!

 ファイル・イタコ? ええ、わしですじゃ。口寄せはわしがやりますが……。削除されたファイルを復活してほしいと、はあ、簡単なことです。ファイルの霊を降ろせば簡単に……。まあ、玄関口もなんですけん、お入りなされや。(「デリート懺悔」より)
 おもしろい上に、軽いノリで、なおかつ、コンピュータ用語が理解ができる(?)。タイトルにコンピュータ用語を絡めたショート・ショート29篇。「電子版あとがき」を追加収録。

●東野 司(とうの・つかさ)
1957年、愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年『赤い涙』(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。主な著書に『ミルキーピア物語』シリーズ、『地球SOS』(早川書房)、『よろず電脳調査局ページ11』(徳間書店)、『電脳祈祷師』(学習研究社)、『展翅蝶』(エニックス)など。また、2013年子ども向け書き下ろしSFシリーズ「21世紀空想科学小説」企画立案。同シリーズ『何かが来た』(岩崎書店)。日本SF作家クラブ会員、日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。日本SF作家クラブ第17代会長。

踊るコンピュータ

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NEW『踊るコンピュータ』

東野司・著

コンピュータの深層心理をすべて解説(?)したオドロキの一冊!

「ネットで挨拶したのに、誰も相手にしてくれない」「ディスプレイに私でない顔が映る」「取らぬ狸のバックアップ」「マクロには目がない」……パソコン&ソフトウェアを題材にした爆笑SFショートショート集。マシンが可愛くてたまらない、そんなあなたの必読書! この本を読むとコンピュータの気持ちがわかる……かもしれない。「電子版あとがき」を追加収録。

●東野 司(とうの・つかさ)
1957年、愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年『赤い涙』(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。主な著書に『ミルキーピア物語』シリーズ、『地球SOS』(早川書房)、『よろず電脳調査局ページ11』(徳間書店)、『電脳祈祷師』(学習研究社)、『展翅蝶』(エニックス)など。また、2013年子ども向け書き下ろしSFシリーズ「21世紀空想科学小説」企画立案。同シリーズ『何かが来た』(岩崎書店)。日本SF作家クラブ会員、日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。日本SF作家クラブ第17代会長。

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